#11熊谷航「チームを勝たせるために意見を主張できるようになった」
#11 熊谷航
「チームを勝たせるために意見を主張できるようになった」
―中止となった現在、素直な気持ちを聞かせてください
残念な気持ちでいっぱいです。中断期間もしっかりと準備していたので、できることならやりたかったです。でも仕方がないですね。
―昨シーズンと今シーズンを比べて。メンタル面は変わりましたか?
1年目は勢いだけでやっていました。今シーズンの前半は迷いながらプレーすることも少なくなかったです。チームメイトとコミュニケーションをとって、試合を重ねるについて不安がなくなり、徐々に自信がついてきました。最後のほうは迷いなくプレーができたと思います。
―ミスが少なく安定したプレーを見せてくれました。大学時代と比べて変わった部分は?
大学時代は自分が中心となってスコアを稼ぐ試合が多かったです。プロになると他にも得点を取れるプレイヤーがたくさんいるので、役割や考え方が変わりました。
(試合に入る上で)その日は誰が当たっているのか見極めることを意識しています。試合の前半は全員にボールが回るようにして、途中から当たっている人がシュートを打てるフォーメーションを使うようにする。とにかく頭を使うゲームがほとんどでした。試合を重ねるごとにたくさんのシチュエーションを経験できたので、成長を実感できたシーズンでしたね。
―「チームを勝たせるためなら嫌われても構わない」とインタビューで発言していました。実践できましたか?
まだまだでしたね。でもコミュニケーションは変化してきたと思います。例えば一人の選手が当たっている時間帯は、他の選手にあまりボールを回しません。「もう少しこうしてほしい」という相談があっても「今はこの選手が当たっているからこのプレーを選択している」と考えを主張するようになりました。少しずつ嫌われる行動ができるようになったんじゃないですか(笑)
—最後にファンへメッセージをお願いします
たくさんの青援ありがとうございました。こういう終わり方になってしまって残念な気持ちでいっぱいですし、もっと皆さんの前でプレーしたかったのが正直な気持ちです。皆さんの青援で何度も助けられましたし、素晴らしいブースターの前でプレーすることができて選手として幸せでした。本当にありがとうございました。