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#1川村卓也「リーダーシップを発揮する。その自覚はキャリアハイだったと思う」

#1 川村卓也

「リーダーシップを発揮する。その自覚はキャリアハイだったと思う」

―中止となった現在、素直な気持ちを聞かせてください
非常に残念です。ファンやブースターの皆さんに囲まれてプレーできることがどれほど光栄なことなのか、中止という事態をむかえて改めて感じています。

―入団時に「与えられた役割をこなしたい」と話していたと思います。今シーズンのチームと自身のプレーを振り返って
僕も含めて半数近くが新加入選手なので、鈴木HCはチームを作っていくプロセスでたくさん苦労したと思います。最初はなかなか勝ち切れない時期がありましたが、中盤に連勝を重ねることができ、徐々にチームとして成長できたシーズンでした。

僕個人を自己採点するなら30点ぐらい。チームに加わった時、与えられた役割はシックスマンと思って活動してきました。でも序盤の20試合くらいはシックスマンとして出場してもアジャストできなかった。チームメイトの怪我があってスターターとして出場させてもらうようになり、少しずつ本来のパフォーマンスを発揮できるようになりました。プレータイムとスタッツを少しずつ積み重ねることができたのが30点の部分。足りない70点はチームを勝たせるプレーができなかったことです。

―自己採点は低いですが、鈴木HCは「リーダーシップを発揮してくれて期待以上だった」と高く評価していました
(リーダーシップについては)このチームで活動するにあたって強く意識していたことです。もうすぐ34歳になりますが、今までいろいろな先輩からバスケットボールを通じて多くのことを教えてもらいました。若い頃にはできなかった自己主張、違ったかたちの自己主張。ベテランと言われる年齢になって、自分のためではなくチームのためにどれだけやれるか。自分の経験を還元したいと思ってこのチームでスタートを切りました。これまでのキャリアを振り返っても経験がないくらい、練習中から声を出し、苦しい時はチームを鼓舞してきたつもりです。そこを評価してもらえるなら、自分が取り組んできたことは間違っていなかったのかな。素直に嬉しいですね。

―金丸選手やガードナー選手など、得点力のある選手とプレーして変わった点はありますか?
自分が第2、第3のオプションになることが大きな変化でした。これまではオフェンスのファーストオプションとしてプレーすることがほとんどでしたが、三河にはマル(金丸)やテイ(ガードナー)のように自分よりも得点能力に優れている選手がいます。彼らのオフェンスをサポートしつつ、フロアバランスや時間帯によっては自分が得点を狙いにいく。助手ではないですが、周りが機能しなくなった時に自分の力を発揮してチームに貢献しようと。こうした心境になったのは初めてですし、僕にとっても大きな変化でしたね。

—最後にファンへメッセージをお願いします
 無観客試合を経験することで、ファンやブースターの皆さんがどれほど刺激を与えてくれていたのか痛感しました。皆さんの姿や青援、それが川村卓也という選手のパワーになっています。これからも一人のバスケットボールプレイヤーとして、Bリーグの発展、チームの勝利に貢献し、皆さんとバスケットボールの喜びや楽しさを共有していけたらと思います。

アイシンブループ