今季初となる名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの”愛知”ダービー。名古屋Dの強度の高いディフェンスの前に一時はリードを許すが、フリースローから徐々に流れを取り戻し再逆転に成功。4Qに多彩なオフェンスから名古屋Dを突き放し”愛知”ダービー1戦目を制した。
名古屋D 21–16 三河
名古屋Dのゾーンディフェンスの前に得点が伸び悩む
スターティング5は、#0オーガスト、#7長野、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
名古屋Dのゾーンディフェンスの前に得点できない時間が続き、5-0のランを許す。開始3分、#54ガードナーがインサイドで初得点を挙げると、#13須田も3Pシュートを決め点差を縮める。
しかし、その後はオフェンスが停滞、名古屋Dにインサイドを中心に加点され、13-5とリードを広げられる。
残り3分、#27石井が3Pシュートを射抜くと、#54ガードナーもリバウンドを押し込み喰らいつく。残り1分半には#16西田(公)が鋭いドライブから加点するも、直後に名古屋D#32メイの得点を許し一進一退の攻防が続く。
三河のタイムアウト明け、#0オーガストが華麗なステップインを披露。名古屋Dがオールコートディフェンスでプレッシャーをかけるが、#27石井の冷静なアシストから#0オーガストがダンクを叩き込み、5点ビハインドで1Qを終える。
名古屋D 35–41 三河 (名古屋D 14–25 三河)
タイトなディフェンスからアーリーオフェンスを展開しリードを奪う
スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#27石井。
#27石井のスティールで名古屋Dからボールを奪うと、#18角野のドライブに#16西田(公)が合わせ先制する。
開始2分、名古屋D#43エサトンにダンクを許すが、すかさず#27石井が3Pシュートを返上、さらには#10レイマンも速攻から得点を挙げ23-25と勝ち越す。
その後も強度の高いディフェンスからアーリーオフェンスを展開、#19西田(優)、#0オーガストが立て続けにファストブレイクで得点しリードを拡大する。
オフィシャルタイムアウト明け、#19西田(優)を起点にオフェンスを作り上げ#13須田が3Pシュートを沈めると、#19西田(優)がピックアンドロールから上手さを見せ、25-35と二桁リードを築き上げる。
名古屋D#3加藤に3Pシュートを決められるが、華麗なボールムーブから#13須田が3Pシュートをお返し、反撃の隙を与えない。残り15秒には#27石井のアシストから#19西田(優)が得点し、35-41とリードを奪いハーフタイムを迎える。
名古屋D 59–63 三河 (名古屋D 24–22 三河)
一時は名古屋Dの逆転を許すが、冷静にフリースローを沈め再逆転に成功
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#7長野のキックアウトから#54ガードナーが3Pシュートを射抜き先制する。名古屋D#43エサトンにドライブを許すが、すかさず#19西田(優)が3Pシュートを返上し37-47と二桁リードに押し戻す。
しかし、名古屋D#2齋藤、#45チータムの連続得点で48-49と1点差に詰め寄られる。三河はタイムアウトで修正を図るが、名古屋Dの猛攻を止められず、57-51と逆転を許す。
残り3分半、#16西田(公)、#27石井のダブルチームで名古屋Dのミスを誘発すると、#16西田(公)がフリースローを獲得し点差を縮める。さらには、#16西田(公)のキックアウトから#27石井が3Pシュート時のファウルをもぎ取り57-57と同点に追いつく。 残り2分半、#54ガードナーの鋭いパスが#10レイマンのダンクをお膳立てし、57-59と再逆転に成功。#32シェーファーも冷静にフリースローを決め切り、徐々にリードを広げ4Qに突入する。
名古屋D 74–92 三河 (名古屋D 15–29 三河)
多彩なオフェンスから一気にリードを拡大
スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#27石井。
#10レイマンが個人技からバスケットカウントを獲得し先制する。#16西田(公)が#0オーガストとの2メンゲームから加点すると、#18角野が3Pシュートを冷静に沈め61-71とリードを再び二桁に拡大する。
名古屋Dのタイムアウト明け、名古屋D#45チータムにダンクを許すが、すかさず#10レイマンがリバースレイアップを返上。
さらには名古屋Dの速攻に対して、#18角野がハリーバックし名古屋Dの得点を許さない。残り4分には、#13須田がタフな3Pシュートを決め切り、名古屋Dを突き放す。
オフィシャルタイムアウト明けも、#19西田(優)が果敢なアタックからバスケットカウントをもぎ取るなどオフェンスの手を緩めない。
名古屋Dのプレッシャーディフェンスに対しても冷静に対処し、最終スコア74-92で快勝した。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
今日は双方のチームにとって非常に重要な試合だと思っていました。名古屋Dさんは前節の結果を踏まえ、必ず修正してきて良いプレーをするチームです。それを自分たちは理解していたのでしっかりと戦うことができました。
相手はしっかりとプレッシャーをかけてきましたが、自分たちが序盤リードし、その後逆転された後も選手ひとりひとりが落ち着いてプレーをすることができました。
特に良かったのは4Qのターンオーバーがゼロということです。最後までしっかりと自分たちの試合を行うことができた点が非常に良かったと感じています。
須田侑太郎
非常に良いゲームだったと思っています。3Qの途中で相手に流れがいき崩れそうになりましたが、選手の中でしっかりとタイミングを合わせて声がけをし、チーム全員で3Qを乗り越えて、逆に4点のリードを持って終われたというのが全てだと思っています。
名古屋Dさんもリバウンドが強いですがそこの数も上回っていますしターンオーバーも少なく、上手いことゲームを運べたと思います。
-キャプテンとしてのやるべきことや、やりたいことなど
3Qの流れが悪くなった時や、連続失点からのターンオーバー、ベンチテクニカルファウルなどそういったチームが崩れそうになった時にこそ、切らさないように崩れないように声をかけたりしてチームをひとつにするということをやろうと思っています。
三河にはそういう習慣があまり無かったかなとも思っていて、自分が入ったことによって試合中のハドルやベンチでの声がけも増えたと思います。
試合前後や練習中などでも、そういう全体的な雰囲気や流れを見ながら、的確なことを適切なタイミングで伝えるということは意識してやっています。
最近はチームも勝てていて調子が良いですが、これが悪くなった時にこそ真価が問われると思います。今はそんなに言うことも無いかと思いますが、その流れを担う必要がある時に必要な言動をしようというイメージでやっています。