【ゲームレポート】12/1(水)天皇杯4次ラウンド vs.信州
ゲームレポート
第97回天皇杯の4次ラウンド 信州ブレイブウォリアーズ戦は、立ち上がりからシュートタッチに苦しみ、最大17点のビハインドを背負う苦しい展開に。後半はガードナーを起点に角野、西田が3Pシュートを沈めて1点差まで迫ったが、逆転するには至らず、69-78で敗退した。
1Q 三河 11–23 信州
信州のディフェンスにリズムがつかめず、12点のビハインド
スターティング5は、#5コリンズワース、#7長野、#15根來、#18角野、#54ガードナー。
両チームともに重い立ち上がりとなるが、#11熊谷の3Pシュートで流れをつかんだ信州に7-0と先行される。開始3分半に#18角野のジャンプシュートで初得点を挙げるも、信州の堅守の前に攻撃にリズムが生まれない。
#54ガードナーがパワーアタックでフリースローをもぎ取り、#32シェーファーのゴール下をアシスト。#19西田がパスカットから速攻に転じてフリースローで追撃するが、信州#15前田、#24ホーキンソンの得点を止められず、残り1分半、信州#7井上の3Pシュートでリードを12点に広げられる。
#18 角野亮伍
#54 ダバンテ・ガードナー
2Q 三河 26–37 信州(三河 15–14 信州)
1点差に迫るも突き放され、11点差で折り返す
スタートは、#4細谷、#5コリンズワース、#19西田、#14ユトフ、#32シェーファー。
#4細谷がフローター、3Pシュートの連続得点で16-23と追い上げる。#4細谷はオールコートで信州のPGにプレッシャーをかけるなどディフェンスの強度を高め、開始からの約5分間信州を沈黙させる。
シュートタッチに苦しむ中、#5コリンズワースがリバウンドで奮闘。オフェンスリバウンドから#32シェーファーが3Pシュートを沈めると、開始4分半にはフロアに倒れ込みながらリバウンドをもぎ取り、それを#19西田がバスケットカウントにつなげて22-23と1点差に迫る。
しかし信州#55マクヘンリーに中外から得点されて逆転できず、#54ガードナーがパワーで押し込み、#7長野がフローターで食い下がるも、信州の勢いを止められず11点差で折り返す。
#4 細谷将司
#5 カイル・コリンズワース
3Q 三河 50–53 信州(三河 24–16 信州)
最大17点ビハインドも、3点差に迫って4Qへ
スタートは、#5コリンズワース、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
信州#24ホーキンソンに連続で11得点を荒稼ぎされて17点のビハインドを背負う。#54ガードナーがディフェンスを収縮させて、そこからテンポ良くボールを展開し、#19西田、#18角野が連続3Pシュートを射抜いて食らいつくと、さらに#19西田が果敢にリングにアタックして11点差まで追い上げる。
一気に流れを傾けると、#54ガードナーのバスケットカウント、#18角野の3Pシュート、#5コリンズワースのダンクで畳み掛け、3点差にとらえて最終Qを迎える。
#19 西田優大
#5 カイル・コリンズワース
4Q 三河 69–78 信州(三河 19–25 信州)
何度も1ポゼッション差まで詰め寄るも、逆転できず惜敗
スタートは、#5コリンズワース、#7長野、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
#18角野のフリースローで再び1点差に肉薄するも、信州は#5ヤンのミドルシュート、#11熊谷の3Pシュートでリードを譲らない。
#19西田の3Pシュート、#14ユトフのダンクで再びワンポゼッション差に迫るも、信州#11熊谷に立て続けにドライブで加点されて逆転することができない。
追い上げては突き放される展開が続く中、信州#24ホーキンソンのバスケットカウント、#15前田の3Pシュートで、残り1分半に9点差をつけられる苦しい状況に。最後まで3Pシュートで反撃を試みるが決め切ることができず、69-78で敗退した。
#14 ジェロード・ユトフ
#19 西田優大
試合後コメント
シーホース三河
鈴木貴美一 ヘッドコーチ
最後はファウルゲームで結果的に点数は上がりましたがオフェンスで点数がとれなかったです。外からのシュートだったり、いい感じでシュートは打てているのに入らない。という状況が続きました。
信州さんは、前田選手やホーキンソン選手がいつも以上によかったというのがいい形で勝てた要因だと思います。 もう少しディフェンスをがんばることができれば、なんとかなったゲームだったと思うのですが、大事なところで緩んでしまったりヘルプできなかったというところがあったと思います。
「点数がとれないのであれば、ディフェンスをがんばる」というところを、もう一度しっかり練習してリーグ戦に臨みたいと思います。
信州ブレイブウォリアーズ
勝久マイケル ヘッドコーチ
バイウィーク明けということでディティール部分での遂行力は"錆"が見えたというか「久しぶりの試合」という感じが多かったです。
その中でも選手たちが強い気持ちをもってファイトし続けて、勝てたことはよかったと思います。
ビッグプレーやハートを見せた選手たちを誇りに思っていますが、我々の目指す「オフェンスで何があっても自分たちのコントロールできるところを徹底してディフェンスから入る」というところの遂行力だったり、自分たちのバスケ・メンタリティは、次節で成長を見せることができるようにしていかなければならないと思っています。