HOME > スケジュールレポート_コメント > ゲームレポート 12/20(土)三遠戦

今季最初の“三河ダービー”は、三遠のディフェンスのプレッシャーに苦しんで、最大21点のビハインドを背負うが、ベテラン・石井がディフェンスから立て直しを図り、後半オフェンスが爆発。西田(優)、石井がシーズンハイ、長野がダブルダブルなど今季最多得点となる109点を挙げて、15点差で逆転勝利を収めた。

1Q
三遠 35–19 三河
三遠のプレッシャーに苦しみ、16点のビハインド

スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

三遠の激しいディフェンスにミスを誘発されて先制点を許すも、前節欠場した#19西田(優)がマッチアップで優位に立ってゴール下をこじ開けて体調万全をアピール。

しかし三遠#2ヌワバに3Pシュート、バスケットカウント、3Pシュートと一挙9得点を稼がれ、開始2分で11-4と苦しい立ち上がりとなる。

その後も三遠のプレッシャーに苦しんでオフェンスにリズムが生まれず、開始3分に三遠#10吉井の3Pシュートで16-5と二桁リードを作られる。

タイムアウトで立て直し、#54ガードナーのパワーアタックで反撃するが、三遠にオフェンスリバウンドから得点を重ねられてしまう。#10レイマンの連続3Pシュートで息を吹き返すも、オフェンスの形を作りながらもシュートを決め切ることができず、得点を伸ばすことができない。

#30ホワイトがファストブレイクでフリースローを獲得してつないでいくが、持ち味のディフェンスで踏ん張りきれず、35失点。16点のビハインドで最初の10分を終える。

2Q
三遠 55–45 三河 (三遠 20–26 三河)
仕事人・石井がディフェンス&3Pシュートで試合の流れを一変させる

スタートは、#1ケネディ、#7長野、#18角野、#30ホワイト、#54ガードナー。

#54ガードナーと#1ケネディがダブルチームでボールを奪い、#1ケネディが得点する幸先の良いスタートを切る。三遠も#5大浦の3Pシュート、カットインの連続得点で簡単には主導権を渡さず、開始1分半に40-21とリードを19点に広げられる。

劣勢が続く中、狂った歯車を整えたのはベテランの#27石井だった。交代直後に三遠#2ヌワバに激しくプレッシャーをかけてターンオーバーを誘うと、続くオフェンスではショットクロックギリギリで放ったフェイダウェイがリングの上で2回バウンドしてネットに吸い込まれる。さらに#27石井は三遠#7ジャクソンのシュートをブロックショットで止めるなど献身的なプレーでチームのエナジーを高めていく。

三遠は#14湧川を中心に応戦。開始4分に#14湧川が#10吉井のゴール下をお膳立てして、この日最大の21点のリードを築かれる。

#19西田(優)のキックアウトから#27石井が3Pシュートを射抜いて反撃の口火を切ると、#10レイマンがファストブレイクから加点。粘り強いゾーンディフェンスで三遠の得点のペースを落とし、残り3分半にもファストブレイクから#27石井が3Pシュートを沈めて徐々に点差を縮めていく。

#19西田(優)の合わせ、#54ガードナーのバックダウン、#27石井のフリースローで追い上げると、残り55秒に#27石井がドライブからノールックでパスを送り、#19西田(優)がバスケットカウントをもぎ取って53-45と8点差に。終了間際に三遠#2ヌワバのフリースローで二桁点差に戻されるも、追い上げムードでハーフタイムに入った。

3Q
三遠 73–78 三河 (三遠 18–33 三河)
西田(優)のドライブ&確率100%の3Pシュートで計33得点を奪い、逆転に成功

スタートは、#10レイマン、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

前半の立ち上がりと同様に、#19西田(優)がミスマッチを活かしてドライブから先制。続いて#54ガードナーのブロックショットから#19西田(優)がファストブレイクで加点して2ポゼッション差に追い上げる。

三遠は#2ヌワバの連続得点で踏みとどまるが、#19西田(優)のキックアウトから#13須田がコーナー3Pシュートを射抜いて流れを渡さない。さらにダブルチームで三遠#2ヌワバにプレッシャーをかけてボールを奪い、そこから速攻に転じて#19西田(優)が得点。#54ガードナーを中心にインサイドを堅く守り、残り5分に#11久保田の3Pシュートでワンポゼッション差に迫る。

三遠はたまらずタイムアウトを取るが、残り4分半、#13須田の3Pシュートで試合を振り出しに戻す。

三遠#14湧川のフリースローで勝ち越しを許すが、#7長野とのホットラインで#54ガードナーが連続で3Pシュートを射抜いて試合をひっくり返すと、#7長野のドライブ、3Pシュートの連続得点で一気に7点差まで突き放す。以降は互いに得点を取り合い、73-78の5点リードで最終Qへ入る。

4Q
三遠 94–109 三河 (三遠 21–31 三河)
後半だけで64得点を積み上げ、今季最多の109得点で大逆転勝利

スタートは、#1ケネディ、#7長野、#10レイマン、#27石井、#30ホワイト。

4Qに入っても三河の勢いは止まらない。#10レイマンのスティールから#27石井がタフな体勢で3Pシュートを決め切ると、#10レイマン、#1ケネディと次々と3Pシュートを決めて、リードを二桁に拡大する。

三遠は早々にタイムアウトを使い切るが、#7長野がドライブ、#30ホワイトのダンクと高確率なオフェンスを披露。#7長野と#54ガードナーのピック&ロールから#19西田(優)がジャンプシュートを沈めて、15点差でオフィシャルタイムアウトに入る。

その後も攻守に緩みを見せず、残り2分半に#54ガードナーの3Pシュートで三桁得点を記録。三遠は#2ヌワバの3Pシュートなどで食い下がるが、#27石井のオフェンスリバウンドなどで得点を重ね、終了間際に#27石井のアシストで#1ケネディが3Pシュートを突き刺し、今季最多の109点をマーク。94-109と15点差で大逆転勝利を収めた。

試合後コメント

 
ヘッドコーチ

ライアン・リッチマン

1Qは我々のベストではない状態であったと思います。ただ、全体的にそこからしっかりと戻ってきたというのは、選手たちをすごく誇りに思っています。2Qにディフェンスを立ち返って、3Q、4Qとしっかり継続をして、さらに良くできた部分はすごく良かったと思っています。

加えて、石井選手のリズムだったり、そこをしっかりと支えてゲームを変えてくれた部分は、本当に素晴らしいプレーだったと感じています。

 
SG

石井講祐

出だしは少し、相手のディフェンスの激しさに押されてしまいリードを与えてしまったんですけど、2Qの途中で逆にこっちからディフェンスで仕掛けてリズムを作れ、後半、特に全員が集中してプレーすることができたので、立て直すことができ、良かったと思います。

自身のプレーの振り返りをお願いします。
試合に出たらやっぱりディフェンスからリズムを取ろうとは思っていました。そこのプレッシャーだったり、良い形でオープンなところを見つけてくれて、シュートを決めることができ、ある程度流れを持ってくることができたんじゃないかなと、手応えはあります。

2Qの石井選手のプレーで試合全体の展開が変わったと感じましたが、いかがでしょうか?
流れを変えようと思ってコートに入りました。結果としてそれができたので、良い結果だったと思います。

明日に向けて意気込みをお願いします。
明日はさらに激しく相手はやってくると思うので、より今日の後半みたいにこちらから仕掛けていきたいと思っています。

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