HOME > スケジュールレポート_コメント > ゲームレポート 12/5(金)滋賀戦

サウナイーグル・イーグルボウル Presents シーホース三河ホームゲーム

バイウィーク明けの初戦vs滋賀レイクス戦は、多彩なオフェンスから効率よく得点を重ねて16点のリードで前半を終える。3Qに逆転を許すが、角野がアグレッシブなオフェンスでリズムを変えて再逆転。16点差勝利で、バイウィーク明けを白星で飾った。

1Q
三河 27–24 滋賀
両者ともにエナジー全開、激しい点の取り合いに

スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#10レイマンの3Pシュートでスタートしたバイウィーク明けの一戦は、いきなり#19西田(優)と滋賀#14西田(陽)の兄弟マッチアップが実現して会場が沸く。中外とテンポ良くボールを動かし、#19西田(優)のキックアウトから#13須田が、続いて#11久保田のペイントアタックから#10レイマンが、立て続けに3Pシュートを射抜くと、開始3分半に#54ガードナーの力強いアタックで圧倒して11-5とリードする。

その後は、滋賀#7游の3Pシュート、#0オーガストのアリウープなどで応戦され、開始4分半に#20ウィンブッシュの3Pシュートで4点のビハインドとなるが、#54ガードナーが#0オーガストをパワーで押し込み、#19西田(優)が代表戦でも見せた緩急自在のドライブで15-15と試合を振り出しに戻す。

滋賀#0オーガストの3Pシュートで勝ち越されるも、#54ガードナーが#0オーガストとの1on1を制してバスケットカウントをもぎ取ると、#7長野の3Pシュートで21-18と逆転。インサイドを支配した#54ガードナーがアタックから連続得点を挙げるが、滋賀も高確率にシュートを決めて離されない。残り25秒に#18角野がドライブからタフショットを沈め、27-24とわずかにリードして1Qを終える。

2Q
三河 52–36 滋賀 (三河 25–12 滋賀)
多彩なオフェンスから93.3%の高確率で2Pシュートを沈め、16点リードで後半へ

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#30ホワイト、#32シェーファー。

立ち上がりは滋賀#4クリーナーのポストアップで攻め立てられるが、#18角野、#10レイマンの連続3Pシュートで対抗すると、開始2分半に#30ホワイトが狙いすましたスティールからダンクを叩き込んで会場の熱量を一気に上げる。

滋賀はタイムアウトを取るが、#7長野と#30ホワイトのアリウープが開通。さらに#7長野は#0オーガストからオフェンスファウルを引き出す。#11久保田がダブルクラッチからレイバックを決め切り、速いトランジションから#1ケネディがフリースローを獲得。残り5分には#11久保田のタッチダウンパスに#1ケネディが合わせて、42-32と二桁リードを作る。

オフィシャルタイムアウト後も三河ペースは変わらず。#54ガードナーのドライブに合わせて#11久保田がリング下に飛び込み、#54ガードナーがディフェンスに囲まれながらもゴール下を押し込む。さらに#13須田がドライブからフェイダウェイを決め切るなど的を絞らせないオフェンスを展開していく。

滋賀にボーナススローを与えるが、すぐに#11久保田がフリースローで取り返し。ミスから滋賀にファストブレイクを出されるも、#54ガードナー、#19西田(優)が素早く戻って得点を許さない。#13須田が放った3Pシュートがブザーと同時にリングを通過し、リードを16点に拡大して、ハーフタイムに入った。

3Q
三河 64–66 滋賀 (三河 12–30 滋賀)
滋賀のディフェンスに苦戦して逆転を許すが、角野が悪い流れを断ち切る

スタートは、#10レイマン、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

滋賀#0オーガストに#19西田(優)を守らせるなど滋賀のハードなディフェンスに苦戦。滋賀#0オーガストの連続得点、#4クリーナーの3Pシュートで52-45と追い上げられる。

#11久保田と#54ガードナーの2メンゲームで滋賀の勢いを断ち切り、#13須田のミドルシュートで再びリードを二桁に広げるも、滋賀#0オーガストに3Pシュート、ドライブと連続得点を許して6点差まで迫られる。さらに開始4分、ターンオーバーから失点して56-52と4点差に。

タイムアウトで修正を図るも、滋賀#17常田、#4クリーナーの連続3Pシュートで56-58と逆転を許す。

#54ガードナーが3Pシュートでリードを奪い返すが、滋賀#20ウィンブッシュの3Pシュートで主導権を譲らない。

#19西田(優)のドライブで同点に追いつくも、その後も滋賀の3Pシュートを止められず、追いかける展開が続く。

リズムを変えたのは#18角野。思い切りの良いドライブでフリースローを獲得すると、#30ホワイトのダンクをお膳立て。64-66の2点ビハインドと流れを引き戻して最終Qを迎えた。

4Q
三河 98–82 滋賀 (三河 34–16 滋賀)
角野の10得点2アシストの活躍で再逆転。16点差で勝利

スタートは、#1ケネディ、#7長野、#10レイマン、#18角野、#30ホワイト。

開始早々、#7長野のパスから#30ホワイトがゴール下を決めて同点に。開始1分、流れるようなパスワークから#18角野が3Pシュートを決め切って再逆転に成功する。

#10レイマンがこの日4本目の3Pシュートを沈め、#18角野がインサイドをこじ開けて突き放しにかかるも、滋賀も簡単には引き下がらない。

それでも#7長野と#30ホワイトのコンビプレー、#1ケネディの3Pシュート、#18角野のドライブで畳み掛け、81-73でオフィシャルタイムアウトに入る。

残り4分、#18角野の3Pシュートでリードを二桁に拡大。滋賀の高い位置からのプレッシャーディフェンスに苦しみながらも、#10レイマンのフリースロー、#54ガードナーの3Pシュートで得点を重ねると、残り1分半に#18角野がドライブから#19西田(優)が3Pシュートをアシストして15点差に。その後も集中したディフェンスで滋賀の5秒バイオレーションを誘発し、#19西田(優)が巧みなステップインから得点して17点のリードを築く。

残り1分、西田三兄弟が同時にコートに立つ。滋賀#14西田にスティールから走られてフリースローで得点されるも、#10レイマンが連続得点をマーク。98-82でバイウィーク初戦を白星で飾った。

試合後コメント

 
ヘッドコーチ

ライアン・リッチマン

本日の滋賀さん、若いチームではありますけれども大変素晴らしいチームでとてもハードにプレーをしてくるチームだと感じました。3Qのところで我々のディフェンスに加えてオフェンスも苦戦した部分がありました。

特にオフェンスの部分では遅すぎてしまったこと、またターンオーバーが多かったという部分、それはもちろん相手のプレーの素晴らしさによって起こったことではありますが、それが多かったと感じています。

ただその中で、すごく成長したなという部分も感じております。前の秋田さんとの試合であれば大きなリードがありながらも最終的にはそこで頑張れずに負けてしまったという結果がありました。ただ我々は今回、中盤3Qで苦戦した部分はありましたけれどもその中で最後しっかりと勝ちきることができたという部分はすごく大きな成長だと思っていますし、まだまだカイゼンすることができていると感じています。

ただ、さらにその次のステップとしては自分たちがその苦しい状態にならないようになっていくというのが課題だと思っていますので、そこをしっかりとやっていけるように頑張っていきたいなと思っています。

 
SG/SF

角野亮伍

3Qがちょっとスローダウンしてしまったところがありましたけれども、そこを全員で、セカンドユニット含めてまた自分たちのフローに持っていって、4Qああいう形でリードを守り切るというゲームができました。

前の秋田戦では、同じような展開で点差を詰められて負けたという経験もあったので、そういうのも含めて成長を感じられる試合だったという風に思っています。

得点を積み重ねた自身のプレーについて振り返りをお願いします。
今シーズンはずっと言ってますが、中も外もバランスが良いというか、自分の中で感覚が良いです。今日は3Pもゴール下のポイントも含めてバランス良く取れました。こういうゲームを何試合も増やしていって、一つの目標に掲げているクロージングで使ってもらえる選手という風に、どんどん成長していけたらなと思っています。

 
ヘッドコーチ

前田健滋朗

Bリーグの試合が3週間無かった中から、今日たくさんの方に来ていただいて本当に滋賀のブースターの皆さんも含め素晴らしい雰囲気の中でゲームができたことを3週間ぶりだからこそ嬉しく思っています。

ゲームに関しては、三河さんは非常にオフェンス力、ハーフコートのバスケットというのがリーグでもトップクラスのチームで、そこをなかなかストップさせることができずに40分間ゲームが進んだと思っています。

前半で16点差、後半で最終的にゲームが終わって16点差。何もなくこの16点差で終わったというよりも自分たちが手応えを掴んだところもあった後半だったと思っています。

ただその一方で4Qはそこからさらに18点差をつけられているので明日は何を自分たちがするのか。何をソリッドに守るのか、どういう風にオフェンスをするのかというのをしっかりと整理して明日に挑みたいと思っています。

選手たちも非常に悔しさを持っていますし、自分も本当に悔しさと負けたことのフラストレーションがありますが、そこをしっかりと整理し、強い気持ちを持って明日戦いたいと思います。

フォトギャラリー

サウナイーグル・イーグルボウルPresents シーホース三河ホームゲームの節テーマは「ブルークリスマス ~青の共鳴~」。

クリスマス衣装を身につけた元澤選手、久保田選手の等身大パネルがお出迎えし、SuperGirlsが真っ白なクリスマス衣装でパフォーマンスを行って試合に華を添えた。観客席にはクリスマス衣装に身を包んだファン・ブースターの姿も。

試合前には、滋賀に所属する西田陽成選手と、三河の西田優大選手、公陽選手とBリーグ史上初めて三兄弟が同一試合にロスター入りしたことを記念してフォトセッションが行われた。サプライズでご両親も登場。家族全員がキュウリカラーのシューズで揃え、仲の良さが垣間見えた。

また、スターティングファイブ紹介時には、昨シーズンまで三河に在籍したオーガスト選手の凱旋を歓迎する映像が流れ、三河のファン・ブースターからも温かい拍手が送られていた。

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