HOME > スケジュールレポート_コメント > ゲームレポート 10/4(土)群馬戦

愛知トヨタ Presents シーホース三河ホームゲーム

2025-26シーズンの開幕戦は刈谷市体育館に群馬クレインサンダーズを迎えた。7-0のランで好スタートを切るも、その後はターンオーバーが多くオフェンスのリズムを作りきれないまま58-75で敗戦。Bリーグ10年目にして初のホーム開幕戦を勝利で飾ることができなかった。

1Q
三河 18-19 群馬
7-0とスタートダッシュに成功。中盤以降は一進一退の攻防に突入

スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

序盤はシュートタッチに苦しむも、オフェンスリバウンドで粘り、#13須田がリバウンドを押し込んで先制点を挙げる。ハードなディフェンスからファストブレイクを繰り出して#13須田が得点。さらに#11久保田が3Pシュートを決めて、7-0のランを作りスタートダッシュに成功する。

群馬は#0藤井の3Pシュート、#8ブラックシアー・ジュニアのフリースローで対抗するが、#11久保田がインサイドを切り裂いて#54ガードナーのゴール下をアシスト、自らも2本目の3Pシュートを決めて12-7と先行する。

群馬#8ブラックシアー・ジュニアのリバウンド、#29細川の3Pシュートで12-12の同点に追いつかれるが、タイムアウトで相手の流れを切ると、#54ガードナーのパワーアタックで勝ち越し。以降は取っては取り返されの攻防が続き、残り49秒に群馬#32ティーマンのファストブレイクで逆転される。

すぐに#30ホワイトの力強いアタックでリードを奪い返すが、終了間際に群馬#9辻にミドルシュートを決められ、18-19で最初の10分を終える。

2Q
三河 28–36 群馬 (三河 10–17 群馬)
オフェンスが停滞、8点ビハインドで後半へ

スタートは、#1ケネディ、#7長野、#18角野、#27石井、#30ホワイト。

開始早々#7長野のスティールから#30ホワイトのダンクで逆転する。両チームともにオフェンスにリズムが生まれない重い展開の中、#19西田(優)がゴール下の#30ホワイトを上手くスクリーンに使ってドライブでインサイドをこじ開けるが、その後は約3分間オフェンスが沈黙。群馬に3Pシュートなどで得点を重ねられ、残り3分半に24-32と8点のビハインドを背負う。

#54ガードナー、#10レイマンのボーナススローでつなぐも、群馬#4ジョーンズ、#1フリッピンに立て続けにインサイドを切り裂かれ、26-36と二桁ビハインドを作られる。

残り20秒、タイムアウトを取ってラストオフェンスを作り、#54ガードナーのパスに合わせてカットインした#10レイマンがダンクを叩き込んで、28-36の8点ビハインドでハーフタイムに入った。

3Q
三河 49–51 群馬 (三河 21–15 群馬)
ガードナーが9得点と奮闘。ゾーンディフェンスも奏功し2点差に詰め寄る

スタートは、#10レイマン、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

ハーフタイムにリバウンドの意識をもう一度高めると、#19西田(優)のユーロステップのリバウンドを#13須田がはじき、それを拾った#19西田(優)がフリースローを獲得して先制点を挙げる。オフェンスのテンポもカイゼンし、#54ガードナーのディフェンスリバウンドから#11久保田が一気に加速してインサイドをこじ開ける。

群馬は#4ジョーンズの3Pシュートで対抗するが、#54ガードナーがポストアップ、オフェンスリバウンド、3Pシュートと連続で7得点を挙げて39-40と1点差に詰め寄る。

群馬#6中村、#4ジョーンズの連続3Pシュートで突き放されるが、粘り強いディフェンスを続け、4連続で群馬のターンオーバーを誘い、#30ホワイトのダンクと3Pシュートの連続得点で2点差に。残り1分、#54ガードナーのユーロステップで49-49と試合を振り出しに戻す。

しかし残り27秒に群馬#8ブラックシアー・ジュニアにアタックを許し、2点を追って最終Qへ。

4Q
三河 58–75 群馬 (三河 9–24 群馬)
最後までオフェンスのリズムを掴めず、開幕戦は黒星

スタートは、#1ケネディ、#7長野、#18角野、#30ホワイト、#54ガードナー。

立ち上がり、群馬#29細川の3Pシュートで出鼻をくじかれると、オフェンスでターンオーバーが続き、傾きかけていた流れを手放してしまう。#7長野のディープ3Pシュートで踏みとどまるも、その後もシュート精度が上がらず我慢の時間が続く。

#30ホワイトのカットイン、#19西田(優)のジャンプシュートでつなぐが、群馬にセカンドチャンスから得点を重ねられ、8点のビハインドでオフィシャルタイムアウトを迎える。

オフィシャルタイムアウト明けも得点を伸ばせず、残り4分に群馬#15エドゥのリバウンドで56-66の二桁ビハインドに。#19西田(優)が相手のファウルを引き出してフリースローで加点するが、最後までスコアリングに苦しみ、58-75で敗戦。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。

試合後コメント

 
ヘッドコーチ

ライアン・リッチマン

前半部分に関してはスロースタートで、加えてターンオーバーの数も多かったと思っています。

ただ、その中でも第3Qが終わった時点で良いプレーももちろんたくさんあったと感じています。 その時点までのことを考えると良かったと思っています。

また、相手に対してオープンショットを簡単に打たせるシチュエーションはそこまで多く与えていなかったと思うのですが、その中でオフェンスリバウンドを相手に取られてしまった部分に関しては、明日のゲームに向けて改善していく必要があるなと考えています。

我々としては、今日の試合を良い学びとして、この悔しさや経験を成長の糧にしていきたいと考えています。

明日もゲームがありますのでしっかりとバウンスバックができるように、チームとしてより良い状態で挑めるように頑張っていきたいと思います。

 
PF/C

アーロン・ホワイト

ホームで初の試合を終えた今の気持ちを教えてください。
まずホームで初めて試合をできることがとても楽しみでした。

もちろんAICHI CENTRAL CUPでファンの皆さまの前でプレーしましたが、ホーム開幕戦でファンの皆さまの前でプレーできることに興奮していました。

加えて多くのファンの皆さまが応援してくださってすごく嬉しい気分にもなりました。ただ、やはり今日の試合に勝てなかった部分で悔しいところはありますが、たくさんのファンの皆さまの前でプレーできたことはとても楽しく、また興奮していました。

個人のプレーはいかがでしたか?
AICHI CENTRAL CUPの時よりも今はチームにフィットしているように感じます。自分の準備もできているのでチームを勝たせるプレーができるように頑張っていきたいと思います。

明日に向けての意気込みをお願いします。
まずは明日の試合を勝つためにしっかりと集中して、準備していきたいと思います。これから長いリーグ戦がありますが、全体というより目の前の1つひとつの試合を常に集中してやっていきたいと考えています。自分としては、チームが勝つため、チームがより成功していくために自分ができることをしっかりとやっていきたいと思います。

 
PG

久保田義章

初戦を終えた気持ちはいかがですか?
始まったという実感が湧いたのと、1試合目うまくいくところといかないところとが見えたと思います。

うまくいったところはさらに伸ばして、いかなかったところは全員で修正してお互いが理解を深めて、1人ひとりがキャリアで最も良いシーズンになれるようにやっていきたいと思います。

ゲームコントロールについてはいかがですか?
ゲームに出ている5人全員がボールを持って、全員がペイントアタックしてシュートするということを練習でやってきました。

今日はシーズン最初の試合で全員気合いが入っていましたし、自分でやってやろう、自分でリズムを掴もうという気持ちが前のめりになりすぎていました。

セルフィッシュになったり、無理矢理行ってターンオーバーが多くなってしまうところが見えました。

バスケは流れのスポーツなので、その時々の状況によって様々な展開があると思います。

そこを瞬時に判断して今どこでやるべきなのか、早いペースなのか遅いペースなのか。 もっとPGとしてやっていくべきだなということは、今日の試合を通じて思いました。

明日への意気込みをお願いします。
今日は相手がどうこうということではなく自分たちが勝ちたいという気持ちが足りなかっただけなので、ただそれだけだと思います。

明日はしっかりと気持ちの部分でも負けないようにすること、絶対に努力することをやめないということの2つだけだと思います

 
ヘッドコーチ

カイル・ミリング

オープニングゲームというのは難しいゲームになってくると思うのですが、どちらのチームにとってもそうであったと思います。

どちらも最初の試合ということで緊張している部分や興奮している部分はあったと思います。

その中でも自分たちの強みであるディフェンスのところやリバウンドでしっかりとエクスキューションできたことが今回の勝利に繋がったと思っています。

フォトギャラリー

愛知トヨタ Presents シーホース三河ホームゲームのテーマは「開幕祭 ~BUMP!~」。 アリーナ入口には「【#覚悟を掲げろ】もう「いいチーム」では終わらせない。」と題した、各選手の「Bリーグ制覇のための覚悟」が展示され、長いシーズンを共に戦うファン・ブースターの士気を高めた。

場外キッチンカーエリアでは、「BUMP UP グルメフェス」を開催。シーホース名物の「タツヲ焼き」と群馬クレインサンダーズのホームゲームで活動している「レモネードスタンドプロジェクト」とのコラボ商品も販売され、雨が降る中、両チームのファン・ブースターが長い列を作っていた。

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