HOME > スケジュールレポート_コメント > ゲームレポート 5/11(日)宇都宮戦

負けられない1戦となった宇都宮とのGame2、序盤はガードナーを中心にオフェンスを組み立て互角に渡り合うが、後半に高確率な宇都宮の3Pシュートに苦戦し最大24点ビハインドを背負う。ディフェンスのギアを上げ猛追するが逆転には至らず、2年連続のQF敗戦となり、シーホース三河の2024-25シーズンは幕を閉じた。

1Q
1Q 宇都宮 28–22 三河
ガードナーが気迫溢れるオフェンスでチームを鼓舞

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#13須田のスクリーンから#54ガードナーが3Pシュートを射抜いて先制するが、宇都宮の3Pシュートに苦しみ15-5と二桁リードを許し出鼻を挫かれる。

セカンドユニットを投入して修正を試みると、#7長野のボールプッシュから#19西田(優)がファストブレイクを成功させる。宇都宮のタイムアウト明けには、オールコートディフェンスからボールを奪取、そのまま#32シェーファーが得点につなげ徐々に流れを引き寄せる。

#25ニュービルの3Pシュートを中心とする宇都宮に対して、#54ガードナーのインサイドアタックで対抗。残り2分半には#54ガードナーがディープ3Pシュートを沈めると、#18角野もリバウンド争いからフリースローを獲得してワンポゼッション差に迫る。

#32シェーファーが献身的なディフェンスで宇都宮のタフショットを誘発するが、残り31秒に宇都宮#9遠藤に3Pシュートを決められ、28-22で1Qを終える。

2Q
2Q 宇都宮 47–39 三河 (宇都宮 19–17 三河)
一進一退の攻防が続く中、ディフェンスから反撃ムードを作り出す

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。

宇都宮#6比江島、#42フォトゥの連続得点で32-22と二桁差に押し返される。宇都宮に流れが傾きかけるが、#0オーガストのフリースローで食い下がると、#54ガードナー、#7長野のパスワークを#18角野が3Pシュートで締め括り悪い流れを断ち切る。

ファウルが重なりフリースローから徐々に点差を広げられる中、#27石井のリバウンドから#19西田(優)が速攻を決め宇都宮を追いかける。開始5分には#13須田が3Pシュートを射抜いて、38-31と一桁差に詰め寄る。

オフィシャルタイムアウト明け、#11久保田と#54ガードナーの2メンゲームで加点すれば、宇都宮も#42フォトゥで反撃するなど、両者激しい点の取り合いに。

拮抗した展開が続く中、ディフェンスのギアを上げ約2分間宇都宮の得点を抑えると、#19西田(優)の華麗なユーロステップ、#10レイマンのセカンドチャンスで得点を積み上げ47-39でハーフタイムを迎える。

3Q
3Q 宇都宮 69–49 三河 (宇都宮 22–10 三河)
宇都宮の高確率な3Pシュートに苦しみ突き放される

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

宇都宮#33エドワーズに3Pシュートを決められ50-39とリードを拡大される中、#19西田(優)が果敢なペイントアタックでファウルを誘う。その後も積極的にシュートチャンスを作り出すが、アウトサイドシュートに当たりが来ず、苦しい時間帯が続く。

宇都宮の高確率な3Pシュートに苦戦するも、#0オーガストの強気なドライブからもぎ取ったフリースローで宇都宮を追随する。しかし、宇都宮#12高島の3Pシュートで58-43と突き放され、たまらずタイムアウトを要求。

#7長野の鋭いパスが#54ガードナーの得点をお膳立てすると、#10レイマンもフリースローから得点を重ね、少しずつオフェンスのリズムを取り戻す。

残り1分、#7長野が個人技からジャンプシュートを決め切るが、宇都宮のフリースローから失点が続き、69-49と20点ビハインドを背負い4Qに突入する。

4Q
4Q 宇都宮 89–75 三河 (宇都宮 20–26 三河)
選手・ファン・ブースターが一体となり宇都宮を猛追するが逆転には至らず

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。

#7長野のアリウープパスが#0オーガストの豪快なダンクを演出してチームを鼓舞。#18角野も3Pシュートで加勢して反撃ムードを作り出す。

さらにはディフェンスの強度を高め宇都宮のターンオーバーを誘発すると、#0オーガストとのピック&ロールから#19西田(優)が冷静にジャンプシュートを沈め、オフィシャルタイムアウトを迎える。

残り3分半、#13須田がタイトなディフェンスを受けながら3Pシュートを突き刺すと、#19西田(優)もアーリーオフェンスからディフェンスをこじ開け、82-65と点差を縮める。

宇都宮のタイムアウト明けには現地の“大青援“を後押しにオールコートディフェンスを仕掛け、#10レイマンのスティールから#19西田(優)が得点し追い上げムードを加速させる。

しかし、その後は#42フォトゥや#6比江島などに加点され、宇都宮の冷静な試合運びの前に点差を縮められない。

プレッシャーディフェンスを継続し、#27石井、#16西田(公)が3Pシュートを浴びせ最後まで戦う姿勢を見せるが、試合をひっくり返せず。

QF敗戦となり、シーホース三河の2024-25シーズンは幕を閉じた。

試合後コメント

 
ヘッドコーチ

ライアン・リッチマン

宇都宮さんが両日とも素晴らしい試合をしたと思っています。プレイヤー、そしてコーチ陣がそれに値する素晴らしいゲームを繰り広げていました。

今シーズンの宇都宮さんはケビン・ブラスウェルHCが亡くなられるという大変な困難を乗り越えていきながらやっていますし、彼らの姿を見て、HCも喜んでいるのではないかと思っています。

試合の中で自分たちに流れが来たタイミングもあったので、もしかしたらいけるというところが見えた部分もあったんですけれど、そこを自分たちのものにすることができずに、宇都宮さんが素晴らしい試合をして両日とも勝った。ということだと思います。

 
SG/SF

西田優大

昨日の試合を経て、バウンスバックを狙った1戦でしたが、宇都宮さんのカルチャー、組織の強さがが1枚も2枚も上手だったと思います。自分たちはねじ伏せられてしまったなという印象です。

試合の途中も須田侑太郎選手と「やめないよ」という風な話をしていたんですが、やはりそれでも宇都宮さんが上手だったので、これはちゃんと受け止めなくてはいけない現実だと思っています。

試合が終わった後の涙はどのような感情が込み上げてきてのものでしょうか?
このチームを勝たせたいという思いもありましたし、このどアウェーの中で声を枯らして青援を送ってくれるファン・ブースターさんへの思いなど、いろいろなものが込み上げた涙だったのかなと思っています。

昨年と同じ結果となった中で、来シーズンに向けてどういったことが自身やチームにとって必要だと感じますか?
方向性は間違っていないと思っています。

ただ、宇都宮さんはこうやってしっかりとしたカルチャーがあり、組織も強いです。

自分たちは今それを作り上げている段階だと思います。その中で2シーズン連続でCSに出させてもらっています。

あとはもっと積み上げるだけだと思っています。継続することが大事と最後のMTGでライアン・リッチマンHCも言っていましたし、あとはもうやり続けるだけだと思っています。

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