
コンタクトのハートアップ Presents シーホース三河ホームゲーム
レギュラーシーズン最終戦、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの“愛知ダービー“。名古屋Dのオールコートディフェンスに苦戦し、一時は14点のビハインドを背負う。終盤自分たちのアイデンティティを取り戻して追い上げるも、80-85で敗戦。目標としていた40勝にはわずかに届かなかった。
1Q 三河 21–25 名古屋D
名古屋Dのプレッシャーディフェンスに苦戦
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#54ガードナーがB1個人通算500試合出場を達成。
三河は#54ガードナー、名古屋Dは#32メイが互いに3Pシュートを決め合う立ち上がり。ファストブレイクから失点して名古屋Dに先行されるが、#13須田のアタックで追いつくと、#11久保田が#19西田(優)のカットイン、#0オーガストのダンクをお膳立てして逆転。さらに#0オーガストが立て続けにダンクを叩き込んでチームを勢いづける。
名古屋Dのオールコートプレスに苦戦して残り3分に1点差に追い上げられるが、相手のプレッシャーをかいくぐって#0オーガストのダンクを決めると、#0オーガストのスティールから#10レイマンが決めて19-14と突き放す。
しかしその後は名古屋Dのアグレッシブなディフェンスにオフェンスのリズムを崩され、名古屋Dにボーナススローで得点を重ねられて逆転を許す。さらにターンオーバーから失点して19-22とリードを広げられると、終了間際に名古屋D#3加藤に3Pシュートを決められて4点ビハインドで最初の10分を終える。


2Q 三河 41–47 名古屋D (三河 20–22 名古屋D)
一時は14点のビハインドを背負うも、6点差に追い上げて後半へ
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
名古屋D#32メイの3Pシュートでリードを7点に広げられる。#54ガードナーと#10レイマンのハイロープレー、#7長野のドライブなどで食らいつくも、その度に名古屋Dに得点され、開始3分に#12中東の3Pシュートで29-37と離される。
その後は両チームともに強度の高いディフェンスを遂行し、約2分間得点が動かないまま試合が進む。名古屋D#18中務に3Pシュートを決められ、11点のビハインドでオフィシャルタイムアウトに入った。
オフィシャルタイムアウト明け、名古屋D#60坂本の3Pシュートでリードを14点に拡大されるが、#19西田(優)の3Pシュートで対抗。#11久保田のアタックで1桁ビハインドに戻し、#10レイマンの3Pシュート、#0オーガストのフリースローで弾みをつけると、終了間際に#7長野のキックアウトから#19西田(優)が3Pシュートを射抜いて、6点差に追い上げて試合を折り返した。


3Q 三河 58–58 名古屋D (三河 17–11 名古屋D)
残り1分に角野の3Pシュートで追いつき、同点で勝負の最終Qへ
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
後半も両者が3Pシュートを決め合うスタートに。#19西田(優)が3Pシュート時にファウルを受け、フリースローを3本そろえて47-50と3点差に追い上げる。さらに#19西田(優)がファストブレイクでフリースローを獲得して2点差に。開始4分半に#0オーガストのリバウンドで50-50の同点に追いつく。
名古屋D#32メイのフリースロー、#3加藤の3Pシュートに決められて再び追う展開となるが、粘り強いディフェンスで立て続けにターンオーバーを誘発し、#10レイマンの3Pシュート、#7長野のフリースローで追随すると、残り1分にファストブレイクから#18角野が3Pシュートを沈めて58-58と試合を振り出しに戻す。


4Q 三河 80–85 名古屋D (三河 22–27 名古屋D)
熾烈な点の取り合いが続くが80-85で敗戦。ダービーは痛み分け
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。
#7長野のドライブで前に出るが、名古屋Dも#32メイの3Pシュートで譲らない。#7長野が再びドライブで加点。#10レイマンの3Pシュート、#0オーガストのバスケットカウントで先行するが、名古屋Dも#30今村、#12中東の連続3Pシュートで追随し、開始4分半に#12中東の合わせで再逆転を許す。
#19西田(優)の3Pシュートでリードを奪い返すが、再び名古屋D#12中東の合わせで得点を許し、71-71の同点でオフィシャルタイムアウトへ。
オフィシャルタイムアウト明けも熾烈な点の取り合いが続く。オフェンスリバウンドで粘ってサードチャンスで#11久保田が3Pシュートを射抜くが、すぐさま名古屋Dも#12中東の3Pシュートで返上。#54ガードナーのリバウンドで勝ち越すも、名古屋Dに立て続けに3Pシュートを決められて、残り2分に76-80と4点のビハインドを背負う。
残り49秒、#7長野が前から激しいプレッシャーをかけてボールを奪い、#10レイマンがゴール下につなげて2点差に迫る。その直後にもハードなディフェンスでボールを奪って#19西田(優)がリングにアタックするが決め切ることができない。名古屋D#43エサトンの連続得点でリードを広げられ、80-85で試合終了。レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾ることができなかった。


試合後コメント
ライアン・リッチマン
今日は自分たちがCSに向けて準備をするとてもいい機会になったと思います。
ターンオーバーからの得点やオフェンスリバウンド、フリースローを打たせてしまった数など、名古屋Dさんがいいプレーをしたという前提ですが、自滅してしまった部分があると思います。
これらを改善してCSに臨みたいと思います。
CSに向けてファンに一言お願いします。
CSが始まった瞬間からレギュラーシーズンの成績は関係なくなり、全てが"ゼロゼロ"から始まります。 ここから6勝したチームが優勝します
自分たちのベストバージョンをここから出すこと、自分たちのアイデンティティをプレーとして表現すること、相手の強みを消すということ。これらの準備をしていきたいと考えています。
西田優大
前半こそは昨日から苦戦していたプレスブレイクのところでだいぶ気を取られてしまって、自分たちらしいペースで試合をすることができませんでしたが、よく我慢してカムバックしたと思います。
後半を乗り切れるような流れを掴めそうなタイミングでリバウンドを取られてしまったり、ターンオーバーを出してしまったりしました。そこをもうひと超えできるようになればCSで宇都宮さん相手でも戦っていける、勝てると思います。
名古屋Dさんは終盤戦、リーグ1位くらいの勝率で来ていたので、その相手にCSに入る前にこれだけ良い経験をさせてもらえたと思って、必ず来週に繋げたいと思います。
レギュラーシーズンを振り返って何を感じていますか?
24チーム中、8チームしかこれから試合をできません。名古屋Dさんのかつてのチームメイトや、そういった方々にも「CS頑張れよ」と言葉をかけてもらいましたし、だからこそもっともっとやらなきゃいけないと感じさせられました。
今日は負けてしまいましたが、今から切り替えてCSに向けて準備をしていかなきゃいけないと思っています。本当に切り替えて、頑張るだけだと思います。
CSへの意気込みをお願いします。
僕自身4年目になって、チームを勝たせたいという気持ちがすごく強いです。
ここからは個の力では絶対に打開できないし、チーム一丸となって戦わなくては自分たちの目標としているところには行けないと思います。細かいところをしっかりと突き詰めて、しっかりと強固になって、一本の槍になってどんどんどんどん突き進んでいく、そういう戦いができればと思っています。
ショーン・デニス
今日は名古屋Dらしいオフェンスができたと思います。
昨日、選手と話をしたのは昨日の2Qみたいなゆっくりディフェンスを出ないようにしようとしたことです。
三河さんはセットしたオフェンス・ディフェンスが素晴らしいチームです。我々としてはそれをやらせないようにアーリーアクションするなどして、三河さんの18のターンオーバーにつなげることができたと思います。
昨日、三河さんにやられたポゼッションポイント(セカンドチャンス・ターンオーバー)のところを、今日は我々が49点取れたことが良かったと思います。
今シーズン、CSに出場することはできませんでしたがチームを誇りに思っています。58%の勝利と最後の11試合で10勝ともう少しでCSへ出場できるというところまで持っていくことができました。
フォトギャラリー
レギュラーシーズン最終戦、コンタクトのハートアップ Presents シーホース三河ホームゲームのテーマは「サンクスフェス」。
アリーナグルメは「春のまんぷくめし~超えていけ。~」をテーマに美味しくてボリューム満点のグルメがずらりと集合。グルメを購入して選手のサイン入りグッズなどが当たる「ガラポン大抽選会」も開催され、たくさんのファン・ブースターが運試しに挑戦していた。
試合後にはサンクスセレモニーが行われ、寺部康弘 取締役社長、リッチマンHCと全選手からレギュラーシーズンを共に戦ったファン・ブースターへの感謝とCSへの意気込みが伝えられた。