
BODY MAINTE Presents シーホース三河ホームゲーム
今季最後のホームゲームは名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの“愛知ダービー“。序盤から3Pシュートを高確率に沈め、一時は最大19点のリードを築く。名古屋Dの猛追を受け4Qに逆転を許すが、すかさず久保田が逆転打となる3Pシュートを成功させ勝利、CSの前に価値ある1勝をものにした。
1Q 三河 21–21 名古屋D
要所で角野、石井が3Pシュートを決め互角の展開となる
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
両チームのファン・ブースターの大声援の中、名古屋D#32メイのジャンプシュートで先手を取られるが、#19西田(優)がセカンドチャンスで応戦。#54ガードナーもブロックショットとパワーアタックで加勢し攻守にわたり躍動、4-2と先行する。
名古屋Dにリバウンドで優位に立たれる中、ディフェンスで持ち堪えリードを渡さない。#32メイのダンクで反撃する名古屋Dに対して、#11久保田が果敢なリングアタックを見せると、#0オーガストもリバウンドで競り勝ち、10-4とリードを広げる。
名古屋Dのタイムアウト明け、名古屋Dが得点すれば、すかさず#18角野が3Pシュートを決め返し、両者激しい点の取り合いが続く。名古屋D#18中務、#8張本の連続3Pシュートで一時は逆転されるが、残り7秒にデザインプレーから怪我明けの#27石井が3Pシュートを決め切り、試合を振り出しに戻して最初の10分を終える。


2Q 三河 48–36 名古屋D (三河 27–15 名古屋D)
5本の3Pシュートを沈め二桁リードを築く
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
#27石井のキックアウトから#7長野が3Pシュートを沈めると、#10レイマンも3Pシュートを射抜き、29-21と一気に名古屋Dを突き放す。
しかし、#18中務の3Pシュートで名古屋Dに勢いに乗られ、#30今村、#43エサトンの連続得点からワンポゼッション差に詰め寄られる。残り4分、#19西田(優)のフリースローで踏みとどまると、#11久保田が3Pシュートで続き悪い流れを断ち切る。
タイムアウトで修正を図る名古屋Dに対して、#19西田(優)がB1個人通算300回目となる3Pシュートを決め41-31と二桁リードを築く。さらにはディフェンスのギアを上げ名古屋Dのターンオーバーを誘発すると、#10レイマンが3Pシュートを突き刺し名古屋Dに反撃の隙を与えない。
ラストプレーでは#11久保田が#10レイマンの得点をお膳立てし、48-36とリードを拡大しハーフタイムを迎える。


3Q 三河 68–57 名古屋D (三河 20–21 名古屋D)
名古屋Dのプレッシャーディフェンスに苦しむが、長野の3Pシュートで二桁リードを死守
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#11久保田のフリースロー、#54ガードナーのセカンドチャンスで着実に得点を積み重ねる。ディフェンスの強度も落とさず、名古屋Dにタフショットを打たせると、#54ガードナーと#0オーガストの連携で名古屋Dのゾーンディフェンスを打開して流れを手繰り寄せる。
#11久保田もファストブレイク、3Pシュートから加点して59-42とリードを拡大。しかし、#30今村の3Pシュートで追い上げムードとなった名古屋Dのプレッシャーディフェンスの前にターンオーバーが続き、徐々に点差を詰められる。
約3分間スコアが停滞する中、#54ガードナーが#10レイマンのダンクを演出してスコアを動かす。名古屋D#2齋藤、#12中東に立て続けに3Pシュートを決められ一桁差に迫られるが、ラストショットで#7長野が3Pシュートを成功させ、68-57と二桁差に押し戻して4Qに突入する。


4Q 三河 87–84 名古屋D (三河 19–27 名古屋D)
名古屋Dの猛追を振り切り価値ある1勝を手にする
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
#7長野が名古屋Dのプレッシャーディフェンスをかいくぐりシュートまで持っていくと、#18角野も華麗なステップインを披露してチームを勢い付ける。名古屋Dは#32メイの3Pシュートで対抗するが、すかさず#10レイマンが3Pシュートをお返しする。
しかし、その後はオフェンスが噛み合わず約3分間、無得点の時間が続く。#12中東を中心とした名古屋Dの猛追を受け、残り4分半についに逆転を許す。
両者の意地が激しくぶつかり合い、三河が決めれば名古屋Dが決め返し、激しいリードチェンジが繰り広げられる展開に。残り1分半、#2齋藤の3Pシュートで名古屋Dに前に出られるが、直後に#11久保田が3Pシュートを決め返し85-84と再逆転に成功。
名古屋Dにファウルゲームを仕掛けられる中、#54ガードナーが大ブーイングをもろともせずフリースローを決め切り87-84で勝利、CSを前に価値ある1勝を手にした。


試合後コメント
ライアン・リッチマン
自分たちにとってはいい経験ができた試合でした。
接戦から学べることがチームとしてもヘッドコーチとしてもあるので、勝ち切ることができたことはとても良かったです。
自分たちがより良くなっていかなければならない点はターンオーバーとリバウンドだと思うので、明日しっかりと修正したいと思います。
久保田義章
タフなゲームになったと思いますが、チーム全員で最後まで戦って、しっかり勝ちきれたということが成長に繋がってるのでよかったと思います。
明日以降、PGとしてどのようにチームを引っ張っていきたいと考えていますか
まずは、自分の強みは得点を取れるPGというところで、そこをしっかり出してチームに貢献したいと思ってます。
また、僕が積極的にリングにアタックすることで、ディフェンスが収縮されてシューターやビッグマンが入ってきて、そこにしっかりアシストを合わせるというところも強みになってくるので、そこを明日とCSでしっかり出していきたいと思います。
明日の試合への意気込みをお願いします
明日は今日よりもタフになると思いますし、絶対に名古屋Dさんも簡単には勝ちを譲ってはくれないと思いますので、最初からタフに戦い続けて、40分間自分たちのバスケを展開できるようにやっていきたいと思います。
ショーン・デニス
CSに出場できないことが決まって、感情的な一週間でした。
今日は出だしがふわっとして一歩遅れた感じで、三河さんのほうがいい出だしだったと思います。
ディフェンスの集中が最初の3Qはそこそこでしたし、三河さんはターンオーバーからの得点、セカンドチャンスからの得点を合わせて33点も取りました。
4Qはうまくやってくれる組み合わせのグループだったことが良かったと思いますし、そこから盛り返して嬉しかったです。そういう形でこの10試合やってきたのでいい結果が残せたことは良かったと思います。
ディフェンスで相手のターンオーバーを誘って、オフェンスにつなげることができて良かったです。
我々は正しくプレーをしていたと思いますが、三河さんもいい試合をしていました。その差がCSに行けない理由でもあると思います。
エクスキューション自体はすごく良かったですし、いいオープンショットもありましたが、そのシュートが入らなかったのでリードは取れなかったです。
フォトギャラリー
今季最後となるBODY MAINTE Presents シーホース三河ホームゲームのテーマは「サンクスフェス」。多くのファン・ブースターがプレゼントされた「ボディメンテ」で喉を潤し、“大青援“で選手を後押しした。
また、会場では「共に頂点へ」寄せ書きフラッグを設置。CSを前にチームへ熱いメッセージを書き込むファン・ブースターの姿も見られ、ファン・ブースター・選手の一体感がさらに高まった。