
クラウン・パッケージ Presents シーホース三河ホームゲーム
約1年ぶりのウィングアリーナ刈谷で迎えた長崎ヴェルカとのGame1は、最大27点のリードを築く好調の出だしとなったが、後半にターンオーバーが続き4Qにリードを奪われる。残り13秒に追いつきOTへもつれ込むも悪い流れを断ち切れず、悔しい逆転負けを喫した。
1Q 三河 25-19 長崎
3Pシュートを高確率で沈め先手を取る
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#54ガードナーが#0オーガストのダンクを演出して先手を取ると、#11久保田のアシストから#13須田が冷静に3Pシュートを射抜き5-2と先行する。
#17山口を起点にオフェンスを組み立てる長崎に対して、#13須田のエナジー全開のアタック、#19西田(優)の連続3Pシュートで対抗。残り4分には交代直後の#10レイマンがスティールからダンクを炸裂させ、流れを手繰り寄せる。
ディフェンスのギアを上げ長崎の連続ターンオーバーを誘うと、#54ガードナーが個人技から得点を積み重ね、20-13とリードを広げる。
長崎#4狩俣の3Pシュート、#7ブラントリーのバスケットカウントで1点差に詰め寄られるが、#16西田(公)のフリースロー、#7長野の個人技からの3Pシュートで巻き返し、25-19で最初の10分を終える。


2Q 三河 53–28 長崎 (三河 28–9 長崎)
レイマンが12得点の大爆発を見せ長崎を突き放す
スタートは、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#54ガードナー。
長崎#9森川の3Pシュートでワンポゼッション差に迫られるが、すかさず#10レイマンがアーリーオフェンスから3Pシュートを打ち抜く。さらには#7長野のボールプッシュから#10レイマンが強烈なダンクを叩き込み主導権を握る。
長崎のタイムアウト明け、#10レイマンが再び3Pシュートを決め33-22と二桁リードを築き上げると、#10レイマンの勢いは止まらず連続ダンクを繰り広げ一気に長崎を突き放す。
その後はシュートを決め切れない時間が続くが、#7長野がオフェンスを立て直し、#10レイマン、#0オーガストのボールムーブから#19西田(優)が3Pシュートを突き刺しオフィシャルタイムアウトに突入。
長崎のプレッシャーディフェンスで連続ターンオーバーを誘発されるが崩れることなく、#13須田の3Pシュート、#19西田(優)のジャンプシュートで持ち直し、53-28と大量リードでハーフタイムを迎える。


3Q 三河 65–57 長崎 (三河 12–29 長崎)
ターンオーバーが続き一桁差に迫られる
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
序盤からターンオーバーが続きオフェンスが停滞、長崎の連続得点で11点のランを許し、55-39と点差を詰められる。
開始3分半、#19西田(優)の3Pシュートでスコアを動かすと、#0オーガストもブロックショットで長崎のオフェンスを跳ね返しチームを鼓舞する。#19西田(優)も個人技で奮起するが、長崎の多彩なオフェンスに苦しみ流れを掴み切れない。
長崎の猛追を受ける中、#10レイマンが積極的にリングへアタックしてフリースローを獲得。#18角野もドライブで応戦すると、足を使ったディフェンスで長崎のオフェンスファウルを誘い出し、65-57で4Qに突入する。


4Q 三河 77–77 長崎 (三河 12–20 長崎)
一時は逆転されるが、西田(優)のフリースローで同点に
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野。
ターンオーバーから長崎のファストブレイクを許すが、#54ガードナーがインサイドで上手さを見せる。#10レイマンもセカンドチャンスから加点する中、長崎#17山口、#7ブラントリーに3Pシュートで反撃され長崎を引き離し切れない。
#19西田(優)が#54ガードナーとの2メンゲームから得点すれば、長崎も#13スミスのセカンドチャンスで対抗し両者激しい点の取り合いに。しかし、オフィシャルタイムアウト明けも長崎の猛撃は止まらず、長崎#7ブラントリーの3Pシュートで75-77と遂に逆転を許す。
劣勢を強いられる中、ホームの大青援を後押しに#10レイマン、#11久保田のダブルチームで残り14秒に長崎からターンオーバーを誘発する。2点ビハインドで迎えた三河のタイムアウト明け、セットプレーから#19西田(優)がフリースローを獲得。2本のフリースローを成功させ同点に追いつくと、長崎のラストオフェンスもノーファウルで守り切り、OTへ突入する。


OT1 三河 86–91 長崎 (三河 9–14 長崎)
要所で踏ん張り切れず、悔しい逆転負けを喫する
スタートは、#7長野、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#54ガードナー。
長崎#13スミス、#17山口の連続3Pシュートを許すが、#11久保田のアシストから#19西田(優)が3Pシュートをお返しして食らいつく。
しかし、長崎#4狩俣のジャンプシュート、#7ブラントリーのフリースローから点差を広げられ長崎を捉えられない。シュートを決め切れず徐々に点差が開く中、ファウルゲームを仕掛け逆転を試みる。
#7長野のアシストを受け、#10レイマンもバスケットカウント、3Pシュートと気迫のプレーで最後まで長崎を追随するが逆転には至らず、86-91で悔しい逆転負けを喫した。


試合後コメント
ライアン・リッチマン
前半に関しては素晴らしいパフォーマンスを出せたのですが、後半はターンオーバーが多くなり相手に流れを渡してしまい、相手のやりたいことをやらせてしまいました。
自分たちにとっては悪い負けだったと感じています。
ただ我々ができることはここから良くなるために改善すること・成長すること、これを続けていきたいと思います。
Bリーグの良いところは、同じ対戦相手と2日連続でもう一度対戦できることなので、今日の負けを成長に繋げられるような試合を明日したいと思います。
西田優大
前半こそ完璧と言ってもいいくらい自分たちのゲームができていましたが、後半に入って相手のプレッシャーを受けてしまいました。
あそこで10点に抑えられるのか、自分たちが30点取るのかで、大きく変わる試合だったと思うので、本当に良くない負けだったと思います。
-後半うまくいかなかった理由はどのようなところにあると考えていますか
チームルールのなかでディフェンスを遂行しきれなかったところや、細かい部分をちゃんとやりきれなかったところ、我慢しなければならないタイミングで我慢できず、オフェンスも緊張してしまうといったところが後半は出てしまったなと思います。
-明日の意気込みをお願いします
もちろんやり返す気持ちはありますし、良くない負けでしたが決して下を向くことなく、明日に向けてみんな沸々と気持ちを高めていて、それをしっかり出してプレーするだけだと思うので、いい準備とケアをして、明日に臨みたいと思います。
モーディ・マオール
まずはこのチームを誇りに思います。特に後半戦、良いバスケットができたと思います。
正直、前半に関しては本当にひどいバスケットボールだったと思います。しっかり後半改善することができたことが良かったと思います。
三河さんはタレントのある選手がたくさんいて、良いコーチのいるチームなので、自由にプレーをさせてしまうと彼らは良いバスケットをしてしまいます。
最後のオーバータイムに関しても、選手たちを誇りに思います。
我々は4Q勝ち切れると思ったのですが、最後ミスをしてしまいました。そこから持ち直してディフェンスをして、しっかりシュートを決められたことが勝利に繋がったと思います。
フォトギャラリー
株式会社クラウン・パッケージ Presentsシーホース三河ホームゲームは約1年ぶりのウィングアリーナ刈谷開催。ウィングアリーナ刈谷での開催を待ちわびた多くのファン・ブースターが来場し、クラウン・パッケージオリジナル応援ハリセンで試合を大いに盛り上げた。
また、今節のホームゲームのテーマ「レトロ祭」にちなんで、会場では「アイロンビーズ ワークショップ」を開催。平成に流行った「アイロンビーズ」でオリジナルキーホルダーを作って楽しむファン・ブースターの姿も見られた。