
マルサンアイ Presents シーホース三河ホームゲーム
宇都宮ブレックスとのGame2は、アウトサイドシュートの確率が上がらない中、我慢のバスケを続けるが、最終Qに一気に突き放される。東地区首位の宇都宮に勝負強さを見せつけられ、18点差で完敗。課題を突きつけられる連敗となった。
1Q 三河 16–22 宇都宮
序盤から追う展開が続くが、ガードナー、レイマンの得点で渡り合う
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
宇都宮に#34ジェレットのフリースロー、#6比江島のリバウンドで0-4と先行される。宇都宮のオールコートディフェンスに苦しむ中、#54ガードナーがインサイドをこじ開けてバスケットカウントをもぎ取るが、宇都宮に立て続けに3Pシュートを沈められてしまう。
すぐに#19西田(優)が3Pシュートで対抗するが、その後はシュートを決め切ることができず、宇都宮#6比江島のフリースローで6-13と点差を広げられる。
#10レイマン、#54ガードナーがアグレッシブにリングに向かってフリースローを獲得するも、ターンオーバーからファストブレイクで得点を与えて自ら流れを手放してしまう。
それでも#10レイマンのファストブレイク、#54ガードナーがバックダウンで4点差まで追い上げると、終盤には#10レイマンがダンク、さらに相手のオフェンスファウルを誘発するなど攻守でチームを勢いづける働きを見せ、追い上げムードで2Qを迎えた。


2Q 三河 30–37 宇都宮 (三河 14–15 宇都宮)
追い上げては離される我慢の時間が続く
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#7長野が宇都宮#6比江島への執拗なマンマークでボールを奪う幸先の良い入りを見せる。しかしアウトサイドシュートの精度が上がらず、宇都宮#18鵤に3Pシュートを射抜かれて16-25とリードを広げられる。
#10レイマンがリバウンドで加点。開始3分にディフェンスリバウンドからファストブレイクに転じて#54ガードナーが3Pシュートを決め切り5点差まで追い上げるが、宇都宮#34ジェレットの連続得点で再び9点差に。
以降も、追い上げると離される我慢の時間が続き、残り4分半に宇都宮#25ニュービルのフリースローで二桁リードを作られる。#54ガードナー、#19西田(優)のフリースローで追随するが、宇都宮の個人技を止めることができず再び二桁点差を築かれる。
残り2分半に#11久保田がスピードでディフェンスをかわしてバスケットカウントをもぎ取るが、連携ミスが続いてリズムを掴むことができない。
それでも崩れ切ることなく、全員でリバウンドに飛び込んで#19西田(優)がフリースローで得点につなげると、終了間際の宇都宮#25ニュービルのアイソレーションを#10レイマンがブロックで弾き返し、7点ビハインドでハーフタイムに入った。


3Q 三河 50–54 宇都宮 (三河 20–17 宇都宮)
オーガストが10得点。4点差に追い上げ、勝負の最終Qへ
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#13須田がファウルを受けながら3Pシュートを沈める“4点プレー“でワンポゼッション差に迫る。宇都宮はすかさず#6比江島、#34ジェレットの得点で応戦するが、#0オーガストがカットインからバスケットカウントを奪う。
一進一退のこう着状態が続く中、#7長野と#11久保田のダブルガード体制でオフェンスに変化を加え、#7長野、#0オーガストのフリースローで5点差に追い上げる。さらに#7長野と#0オーガストの2メンゲームでバスケットカウントを獲得。残り3分に#10レイマンのボーナスで2点差に肉薄するが、宇都宮も簡単にはリードを渡さない。
終盤までお互いに引き下がらない互角の戦いを繰り広げ、4点ビハインドで最終Qに突入した。


4Q 三河 61–79 宇都宮 (三河 11–25 宇都宮)
3Pシュートで一気に突き放され、悔しいホーム2連敗
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野。
宇都宮#18鵤の3Pシュートで出鼻をくじかれる。宇都宮の強度の高いディフェンスの前に得点を伸ばすことができず、#6比江島の連続得点、#34ジェレットの3Pシュートで、開始3分半に11点のビハインドを背負う。
#19西田(優)がピック&ロールでインサイドを切り崩し、9点ビハインドで迎えたオフィシャルタイムアウト明け、ターンオーバーから宇都宮#6比江島にフリースリー与えるも、“ブースターディフェンス“でフリースロー2本とも落とさせると、#19西田(優)がドライブ、スティールと攻守でチームを引っ張る。
しかし終盤、リバウンドで宇都宮に上回られ、オフェンスリバウンドから宇都宮#34ジェレットに立て続けに3Pシュートを決められて一気に15点差に突き放される。
#16西田(公)がアタックでフリースローを獲得するなど、最後までアリーナ一丸で勝利を目指すも、劣勢を覆すことができず、18点差で敗戦した。


試合後コメント
ライアン・リッチマン
ディフェンスに関しては昨日よりも良かった時間帯があったと思います。
ただ、オフェンスに関してはリズムを作ることができなかったことと、相手のディフェンスに対して、ボールをサイドチェンジすることを継続することができませんでした。
残りのシーズンの課題として、しっかり見つめ直したいと考えています。
西田 優大
40分間通して我慢が続く展開のなかで、我慢することはできましたが、そこから自分たちの時間にどう持っていくかというところで、リバウンドやターンオーバーなど、自分たちから掴むべきチャンスを逃してしまった試合だったと思います。
-僅差には詰め寄れるものの越えきれない展開が続きましたが、どのように感じましたか
そういったタイミングでのターンオーバーだったり、昨日と同様にリバウンドを取られて相手の点に繋がってしまったので、そこは技術ではなく、自分たちの努力レベルの問題なので、必ず改善できると思っています。
-3ポイントを決めきれなかった要因はどういったところにあると感じますか
我慢が続くなかでのオフェンスはとても難しいですし、この2日間特にサイドからサイドへのボールの動きが少なかったように思います。
ボールが動いて、ペイントアタックして外の味方を活かすような時間が自分たちの良い時間だと思うので、そういった意味でも我慢強くいろいろなことをやり続ける必要があります。
オフェンスでもディフェンスでも高い集中力が求められると感じました。
-攻守両方で中心となるプレーでした。個人のプレーに関してはいかがでしたか
DJ・ニュービル選手だけに限らず、次節もアンソニー・クレモンズ選手につくことになると思いますが、同じポジションの外国籍選手につくようなタフな状況になるのはわかっていることですし、それを見越してコンディションなどを準備してきています。
去年であれば3Q途中で足がつっていたような強度だとは思いますが、今年は全くそういったことはないですし、準備してきたものは確実に結果に出始めていると思います。
ただ、頑張るだけでは不十分で、それを結果に繋げないといけないというのは最近特に強く思っているので、結果にこだわって言い訳せずにやっていきたいと思います。
-ファン・ブースターの皆さんにメッセージをお願いします
チャンピオンシップがかかっているなかで、一試合一試合落とせない試合が続いています。
アウェーでもホームでも、たくさんのファン・ブースターの方が駆けつけて青援を送ってくれて、とても力になっています。
ホームで試合をできるようにワイルドカードを抜け出すというところが、今の自分たちの目標ですが、目の前の一つ一つの試合に全力で取り組んで向かっていくので、皆さんも共に戦って欲しいと思いますので、これからも青援よろしくお願いします。
ジーコ・コロネル
昨日の会見でもお伝えしましたが、三河さんはリーグの中でもトップクラスのオフェンス能力・タレント、組織立てられたチームだと考えていますので、自分たちにとってこの試合はとてもチャレンジでした。
そんなオフェンス力の高い三河さんに対して、ポイント・パー・ポゼッション(1ポゼッションあたりの得点)を0.8に抑えることができたことは、自分たちのディフェンス・選手のエフォートが素晴らしかった成果だと考えています。
フォトギャラリー
マルサンアイ Presents シーホース三河ホームゲームのテーマは「Paint it BLACK」。
来場者先着3000名にマルサンアイ株式会社の豆乳飲料をプレゼント。さらに先着4000名にブラック応援ボードが配布されたほか、「ブラックシュートチャレンジ」や「BLACKサインボールの投げ込み」など、節テーマの黒にちなんだ様々なイベントが開催された。
ファン・ブースターも「ドレスコードは『BLACK』!!」を合言葉に、思い思いのブラックコーディネートで来場し、アリーナを黒に染めていた。