
レイマン、西田(優)の復帰戦となった東地区首位・宇都宮ブレックスとのGame1。激しい点の取り合いの中、ディフェンスから仕掛け一時は主導権を握るが、宇都宮の高確率な3Pシュートを止められず悔しい敗戦となった。
1Q 三河 17–23 宇都宮
宇都宮の高確率な3Pシュートに苦しみ先行される
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#11久保田の3Pシュートで先制するが、宇都宮#6比江島にドライブ、3Pシュートで加点され3-5と先行される。
#54ガードナーのスティールで宇都宮のオフェンスを停滞させると、#54ガードナーがパワーアタックで対抗。しかし、宇都宮の堅牢なディフェンスの前に約2分半の間、無得点に止まり宇都宮#9遠藤、#6比江島の3Pシュートで点差を拡大される。
開始4分半、#0オーガストのカッティングでスコアを動かすと、#19西田(優)も個人技で応戦して1点差に迫る。
宇都宮の3Pシュートを止められず流れを掴めない中、#0オーガストと#10レイマンのハイロープレーで加点すると、残り3分には#7長野のキックアウトから#10レイマンが3Pシュートを沈め徐々にリズムを取り戻す。
タイムアウトで修正を図った宇都宮にファストブレイクとインサイドアタックから得点され、17-23とリードを広げられ1Qを終える。


2Q 三河 40–44 宇都宮 (三河 23–21 宇都宮)
セカンドユニットで巻き返しを図るが宇都宮を捉え切れず、我慢の展開が続く
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
ディフェンスの強度を上げ#18角野と#54ガードナーのダブルチームで宇都宮のミスを誘発すると、#10レイマンがゴール下で3人のディフェンスをかわし得点を重ねる。
開始3分半、反撃の狼煙となる#18角野の3Pシュートが炸裂。#7長野が54ガードナーのスクリーンを巧みに使い3Pシュートを射抜くと、#0オーガストもタフなジャンプシュートを沈め、31-32と1点差に詰め寄りオフィシャルタイムアウトを迎える。
#25ニュービルを起点にする宇都宮に対して、#0オーガストのダンクとドライブで対抗するが、アップテンポなオフェンスから宇都宮#13渡邉に3Pシュートを決められあと一歩が届かない。
我慢の展開が続く中、残り27秒に集中したディフェンスから24秒バイオレーションを引き出すと、#10レイマンがゴール下の合わせからフリースローをもぎ取り、40-44でハーフタイムに突入する。


3Q 三河 65–63 宇都宮 (三河 25–19 宇都宮)
ディフェンスから主導権を握り逆転に成功
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#54ガードナーがバスケットカウントでチームを勢い付けると、開始1分には#19西田(優)が#0オーガストのダンクを演出し逆転に成功。流れが来たと見るや、宇都宮のターンオーバーから#54ガードナーがアーリーオフェンスを展開、そのままレイアップを決め47-44とリードを広げる。
宇都宮のタイムアウト明けも、ディフェンスの強度を落とさず、#0オーガストの狙い澄ましたスティールから速攻に転じて#54ガードナーがバスケットカウントをもぎ取り宇都宮に主導権を譲らない。
開始4分には#13須田がチームを鼓舞するフロアダイブを見せボールを奪取、#10レイマンが豪快なダンクを叩き込み会場が大熱狂に包まれる。
宇都宮#12高島、#18鵤の連続3Pシュートで一時はリードを奪われる中、残り23秒に#18角野が3Pシュートを突き刺すと、#7長野がロングブザービーターを決め65-63と再逆転して4Qを迎える。


4Q 三河 81–87 宇都宮 (三河 16–24 宇都宮)
要所で宇都宮に3Pシュートを沈められ敗戦
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野。
両者守り合いとなり無得点の時間帯が続く中、#0オーガストがスティールからバスケットカウントを獲得して均衡を破るが、宇都宮#6比江島、#9遠藤に立て続けに3Pシュートを返上され、70-75とリードを奪い返される。
オフィシャルタイムアウト明け、#19西田(優)のカッティングに#54ガードナーの鋭いパスが通ると、残り2分半には#13須田がショットクロックのない中でB1個人通算600回目の3Pシュートを決め意地を見せる。
しかし、三河が決めれば宇都宮に決め返され、捉えられない。ファウルゲームを仕掛け、ブースターディフェンスで3本連続フリースローを落とさせるなど、選手・ファン・ブースターが一体となり最後まで戦うも逆転には至らず、最終スコア81-87で白星を飾ることはできなかった。


試合後コメント
ライアン・リッチマン
両チームにとっていい試合になったと思います。
自分たちから見るといくつかの修正点があるので、その点を修正したいと思います。
また、自分たちとしては、高いレベルのチームと対戦することで学べること・伸ばせる点を見ることができました。
しっかり明日に繋げたいと思います。
ジェイク・レイマン
すごくハードな戦いになったと思います。自分たちには勝てるチャンスがありましたが、4Qで必要なことを遂行しきることができませんでした。
宇都宮さんにオフェンスリバウンドを多く取られてしまったり、自分たちがターンオーバーを出しすぎてしまったりしたところなどは、明日に向けて修正可能なものだと思っています。
-どのようなマインドセットで本日の復帰戦に臨みましたか?
自分自身、本日の試合を非常に楽しみにしていました。約1ヶ月間試合から離れてしまっていたので、今回コートに戻ってくることができたことを本当に嬉しく思っています。
自分のリズムというものも間違いなく感じることができました。すべてにおいて少しズレてしまっているところもあるとは思いましたが、それは1ヶ月離れていたというところで想定内の範囲でした。
とはいえ、こういう風にチームメイトと一緒に再びプレーできることはすごく嬉しかったです。
-明日もタフな試合が予想されますが、意気込みをお願いします。
もちろん明日もタフなゲームになると思っています。宇都宮さんはリーグでトップのチームです。今日の自分たちは、自分たちが出来うる良いバスケットをやりきることができなかったので、しっかりとすべてのポゼッションに価値を置きながら明日に向けてまた戦っていきたいと思っています。明日の試合は、自分たちが勝てると強く思っています。
ジーコ・コロネル
三河というこのスマート・インテリジェント・クリエイティブな得点能力の高い素晴らしいチームを2年間通して作り上げたリッチマンヘッドコーチは素晴らしいと思います。
その結果、自分たちにとってもタフな試合になりました。
試合では苦しめられている時間帯もありましたが、そんな中選手たちが集中力を切らさず、打開しようと戦い続けたことが素晴らしいと思います。
今日の試合を見ても分かるように、明日はさらにタフな試合になるので、明日に向けていい準備をしたいと思います。
フォトギャラリー
シーホース三河ホームゲームのテーマは「Paint it BLACK」。
「Paint it BLACK」にちなんで、多くのファン・ブースターが黒いアイテムや黒のドレスコードを身にまとって来場。先着4,000名さまにはブラック応援ボードが配布され、ホームゲームを黒色に染め上げた。また、会場ではアリーナグルメフェス「丼フェス」も開催され、ボリュームたっぷりの牛タン丼や具沢山の天丼など、豊富な丼メニューが大集結。丼を食べてエネルギーチャージしたファン・ブースターが大青援で選手を後押しした。