
バイウィーク前ラストゲームは、堅い守備からのアップテンポなバスケで主導権を握り、2Qに39得点のビッグクォーターを作る。バリエーション豊かなオフェンスで圧倒し、ロスター全員得点でBリーグ開幕以降、チーム最多得点数に並ぶ110得点を挙げ、37点差で快勝した。
滋賀 18–22 三河
堅いディフェンスからアップテンポなバスケを展開
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
立ち上がりから攻守ともにアップテンポなバスケを作り出し、#19西田(優)がファストブレイクで先制点を挙げる。約4分半にわたり滋賀にフィールドゴールを決めさせず、#11久保田がドライブで加点。#54ガードナーが粘り強くオフェンスリバウンドを確保すると、#0オーガストが勢いよく飛び込んでダンクを叩き込む。さらに#54ガードナーのポストアップから再び#0オーガストのダンクが炸裂、1-8とペースを握る。
滋賀#12モータムの連続得点で反撃されるが、#10レイマンのディープ3Pシュートが美しい放物線を描いてリングに吸い込まれる。
滋賀に連続で3Pシュートを決め返されるが、#7長野と#0オーガストのアリウープ、#7長野のフリースロー、#18角野の3Pシュートと的を絞らせないオフェンスで流れを渡さない。終了間際に滋賀#12モータムに3Pシュートを決められ、18-22の4点リードで1Qを終えた。


滋賀 42–61 三河 (滋賀 24–39 三河)
オフェンスが爆発、39得点のビッグクォーターを築く
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
滋賀#54デュクリーの得点で2点差に迫られるが、#7長野とのコンビプレーで#54ガードナーがゴール下を決め、#10レイマンがスティールからのワンマン速攻でダンクをお見舞い、チームに勢いを与える。
滋賀は#17常田の3Pシュートで食い下がるが、#54ガードナーがインサイドで強さを発揮、さらに立て続けに3Pシュートを沈めて突き放す。
27-36で迎えたオフィシャルタイムアウト明け、#0オーガストのリバウンドでリードを二桁に広げると、#11久保田のキックアウトから#13須田が3Pシュートを沈めて畳み掛ける。その後も#11久保田、#10レイマンが3Pシュートで得点を重ね、守備でも24秒バイオレーションを誘発するなど滋賀に勢いを与えない。
タイムアウト明けには#19西田(優)と#0オーガストの2メンゲームから外にさばいて#10レイマンが3Pシュートでフィニッシュ。リッチマンHCからもガッツポーズが飛び出す。
ここからさらにオフェンスを加速させると、#0オーガストがファストブレイクからバスケットカウントで加点。残り48秒に#19西田(優)のボーナススローで36-57とリードを20点台に拡大する。以降は、互いにボーナススローなどで得点を取り合い、19点リードで試合を折り返す。


滋賀 53–86 三河 (滋賀 11–25 三河)
ファストブレイクと3Pシュートで効率良く得点し、点差を30点の大台に
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#54ガードナーの鋭いパスに#19西田(優)がゴール下で合わせて先制。ファストブレイクから#11久保田が得点して着々とリードを広げる。さらにチームで#13須田の3Pシュートをお膳立てしてフリースローを獲得。ファストブレイクから#0オーガストのワンハンドダンク、#19西田(優)のユーロステップ、#10レイマンの3Pシュートと効率良く得点を生み出し、残り4分で46-77とリードを30点の大台に乗せる。
大量リードを築きながらも、滋賀のファストブレイクを#19西田(優)が粘り強く守るなど集中したプレーを継続。終了間際に#10レイマンが3Pシュートを沈めて、33点リードで最終Qへ。


滋賀 73–110 三河 (滋賀 20–24 三河)
ロスター全員得点。チーム最多得点数の110得点で大勝
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
#32シェーファーが攻守ともにインサイドで身体を張り、オフェンスリバウンドでフリースローを獲得して先制。守備でも滋賀#12モータムのトラベリングを誘発する。さらに開始3分には流れるようなボールムーブから#32シェーファーのカットインで加点、その直後にも#32シェーファーはタイミングよくカットインして#7長野のパスを引き出し、得点を挙げる。
タイムアウトで立て直した滋賀は#22市岡のバスケットカウント、#16野本のフリースローで対抗するが、#16西田(公)のアタック、#27石井の連続3Pシュートで、3分を残して67-101と得点を三桁に乗せる。残り5秒には#元澤が3Pシュートを沈めて、ロスター全員が得点。37点差の大勝でバイウィークを迎える。


試合後コメント
ライアン・リッチマン
全体的にシュートの確率が高いゲームができたと思います。28のアシストがあり、その中で7つのターンオーバーという形で本当にいいゲームができたと思います。ディフェンスに関しては後半非常にいいディフェンスができました。
3Qは11点に滋賀さんを抑えることができ、スタートの5人がディフェンスをアグレッシブに行ってくれたことが結果に繋がったと思います。
-滋賀さんは昨日よりさらにエナジーを持って試合に臨んできたと思いますがその点についてはいかがでしたか?
Bリーグにおいてどのチームにも勝利することは非常に難しいと思っています。 全ての選手、スタッフが高い集中力を持ってプロフェッショナルな姿勢で臨んだことは彼らの頑張りだったと思います。
その中で滋賀さんは若く、アグレッシブにプレーしてくるチームです。我々と順位を争っているSR渋谷さんにアウェーで勝利を挙げることができるチームですので、この試合を軽視することなく高い集中力を持ってプレーすることを大事にしました。選手もスタッフもそれを体現してくれました。メンタル的な集中力も持って行えたゲームだと思います。
ジェイク・レイマン
今日のゲームは素晴らしい勝利だったと思います。たくさんの選手が今日の勝利に対して貢献しました。 オフェンス、ディフェンスともに戦い続けることができ、やるべき仕事をこの試合でできたと思います。
-個人のプレーはいかがでしたか?
自分としてもやるべきことを通常通りにできたと思います。チームメイトが自分のオープンな瞬間を見つけてくれて、自分としてはアグレッシブにプレーし続けられたことがよかったと思います。
-バイウィーク、そして明けてからの試合の意気込みをお願いします。
自分たちとしてはしっかりと準備をすることが大事だと思います。まだベストなバスケができていないことを全員が理解していると思います。ただ、それが近いところに来ていることも感じていますので、しっかりとフォーカスを続けたいと思います。前半戦でできていなかったことに焦点を当て、しっかりと練習に励んでいきたいと思います。