名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの”愛知ダービー”2戦目、序盤は互角に渡り合うが、2Qから名古屋Dの高確率な3Pシュートに苦しみリードを許す展開に。後半も名古屋Dの猛攻を止められず敗戦、今季初の”愛知ダービー”は1勝1敗の痛み分けに終わった。
名古屋D 19–18 三河
攻守にわたり西田(公)が存在感を示す
スターティング5は、#0オーガスト、#7長野、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
名古屋D#32メイの連続得点で先制されるが、#19西田(優)のキックアウトから#13須田が冷静に3Pシュートを射抜く。インサイドを強調する名古屋Dに対して、#19西田(優)の3Pシュートで対抗し8-6と2点差に迫る。
ハードなディフェンスから名古屋Dのターンオーバーを誘発し、#0オーガストがワンマン速攻でダンクを叩き込むと、開始4分には#19西田(優)がドライブから#0オーガストの得点をお膳立てし、8-10と逆転に成功する。
しかし、名古屋D#14佐藤、#32メイのオフェンスを止められず、再びリードを許す。#27石井のアシストから#10レイマンのダンクが炸裂するが、直後に名古屋D#14佐藤の3Pシュートを許し流れに乗り切れない。
名古屋Dのドライブに対して、#16西田(公)が体を張ったディフェンスで立て続けにオフェンスファウルを誘い、名古屋Dのオフェンスを停滞させる。
残り55秒には、#16西田(公)が3Pシュートを決め切り、19-18と1点差に詰め寄り1Qを終える。
名古屋D 46–33 三河 (名古屋D 27–15 三河)
名古屋Dの高確率な3Pシュートを止められずリードを拡大される
スタートは、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
名古屋D#43エサトン、#2齋藤の得点で5-0のランを許す中、#10レイマンがディフェンスの間を掻い潜ってB1個人通算1,000得点となるリバースレイアップを返上する。
しかし、名古屋Dに3Pシュートを中心に加点され、30-22とリードを拡大される。
開始3分、#19西田(優)のドライブに#10レイマンが合わせると、#18角野も3Pシュートを射抜き徐々に点差を縮める。
オフィシャルタイムアウト明け、#19西田(優)のアグレッシブなドライブ、#13須田の3Pシュートでワンポゼッション差に迫るが、名古屋D#32メイ、#3加藤に連続で3Pシュートを決められ再び突き放される。
三河はタイムアウトで修正を図るが、シュートを決めきれず得点が停滞、名古屋D#32メイの連続得点を許し46-33とリードを拡大されハーフタイムを迎える。
名古屋D 75–57 三河 (名古屋D 29–24 三河)
要所でのターンオーバーが響き流れを掴みきれない
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#19西田(優)、#13須田が個人技で打開するが、名古屋D#2齋藤に連続で3Pシュートを決められ名古屋Dを捉えられない。
#19西田(優)がB1個人通算2,000得点となるフリースローを沈めると、#13須田がファウルをもらいながら3Pシュートを沈め”4点プレー”が成功、55-44と点差を縮める。
開始4分半、#10レイマンが鮮やかなユーロステップでバスケットカウントをもぎ取りチームを鼓舞する。直後に名古屋D#14佐藤の3Pシュートを許すが、#54ガードナーが3Pシュートをお返し。
激しい点の取り合いが続く中、ターンオーバーから名古屋D#14佐藤に3Pシュートを射抜かれ三河はたまらずタイムアウトを要求する。
残り1分半、アーリーオフェンスから#10レイマンのダンクが炸裂。しかし終盤、チームファウルがかさみ名古屋Dのフリースローから点差が開き、75-57と18点ビハインドで4Qに突入する。
名古屋D 105–82 三河 (名古屋D 30–25 三河)
3Pシュートを中心に反撃を図るが、名古屋Dのオフェンスを止められず敗戦
スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#27石井。
#27石井のフリースロー、#0オーガストのペイントアタックで先制するが、名古屋D#45チータムの個人技を止められず苦しい展開に。
#10レイマンのキックアウトから#18角野が立て続けに3Pシュートを沈める中、名古屋D#12中東、#2齋藤にアウトサイドから得点され、84-66と再びリードを広げられる。
三河のタイムアウト明け、#13須田が3Pシュートを沈めると、#54ガードナーもタフな3Pシュートを決め切り、アウトサイドを中心に追い上げを図る。
しかし、三河が決めれば名古屋Dに決め返され、点差を詰められない時間帯が続く。#9平がカッティングからB1初得点を挙げるなど、最後まで全員でファイトするが逆転には及ばず、愛知ダービー2戦目は悔しい敗戦となった。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
今日はタフなゲームになりました。名古屋Dさんは彼らがするべきことをやり切っていました。自分たちはターンオーバーも出してしまいましたし、ペイントエリアでも82%という高い確率で得点を決められてしまいました。レイアップやダンクなどを多く決められてしまったということだと思います。
自分たちはディフェンスのチームとしてのアイデンティティを持っている中で今日のようなゲームをしてしまいました。自分たちの良さを出すことができなかったと思っています。
ここからしっかりと学び、次に繋げようと思います。
西田優大
相手に外からもインサイドからもたくさん決められてしまいました。僕達のアイデンティティのひとつはディフェンスだとHCが言っている中で100点以上得点されてしまうのは良くなかったと思います。
後半はターンオーバーも増えてしまい、そこから走られてしまいました。ゾーンアタックをうまく行うことができず、そこのリズムが悪いとさらに走られてしまったりなど、自分たちは改善できることがまだまだたくさんあると感じたゲームでした。
-昨日と今日で名古屋Dさんのオフェンスに違いはありましたか?
すごくアグレッシブにアタックをしていましたし、シュートも打ち続けてきました。あれだけシュートを打ち続けられるということは僕らも気持ちよくやらせてしまった部分があると思います。シュート力がもともとあるチームなので、持ち味をしっかりと出させてしまったという印象です。
平寿哉
-点差がついてからの出場でしたが、どのような気持ちでコートに立ちましたか?
皆さん最後まで諦めず、タイムアウトの中でも逆転する可能性を探していました。メンバーチェンジする直前まで先輩たちが全力でプレーしていたので、しっかりとその気持ちを汲み取って、100%全力でコートに向かおうという気持ちでした。
-ご自身でボールを運ばれての初得点でしたが、気持ちはいかがですか?
#32 シェーファーアヴィ幸樹選手がすごく良いパスをくれたので自分の得点に繋がりましたが、PGとしては良いオフェンスをセットすることができなかったので、あまり良くなかったと思っています。
自分が点を決めることができたのは良いのですが、チーム的に見るとそこまで良いわけではないので、もっと成長してしっかりプレーを組み立てられるように頑張りたいと思います。
-ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。声をかけてくれたり、手やタオルを振ってくれたりして、すごく応援している皆さんの気持ちが伝わってきます。自分もその気持ちに応えられるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願いいたします。