開局30周年 KATCH Presents シーホース三河ホームゲーム
5連勝を目指して臨んだ富山グラウジーズ戦のGAME2。昨日とは打って変わって3Pシュートが決まらず苦しい立ち上がりとなるが、後半はチームのハードなディフェンスから流れを取り戻すことに成功した。4Qでは20-8と大きく突き放し、72-53で勝利。連勝を5に伸ばした。
三河 19–15 富山
シュート精度に苦しむも、4点リードしてスタート
スターティング5は、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ。
#10レイマンの3Pシュートで幸先よく先制に成功すると、ターンオーバーからのファストブレイクで#0オーガストが得点を挙げて加点する。開始6分までは富山も追いすがり、きっ抗した展開となるが、#19西田と#10レイマンの得点で16-9と突き放し、富山に最初のタイムアウトを取らせた。
その後は#18角野の3Pシュートの得点のみにとどまり、富山の#23ガドソンを中心とした攻撃に遭う。シュート精度に課題を残す中、19-15とリードして1Qを終えた。
三河 32–33 富山 (三河 13–18 富山)
1Qに続いてシュート成功率低く、流れを掴めない一進一退の攻防が続く
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
開始直後に富山#0小野に3Pシュートを決められ1点差とされるも、#27石井の3Pシュートでお返し。ディフェンスリバウンドを取った#18角野がそのままペイントまで持ち込み、レイアップを決めてリードを広げる。24-20となったあとはお互いに得点が生まれない時間が続いた。
オフィシャルタイムアウト後、#11久保田のスティールから#43イのレイアップで26-22とするが、富山#30ミラーのジャンプシュート、富山#3野崎にフリースローを2本決められ、同点とされる。#10レイマンのレイアップで再びリードを奪うが、富山#23ガドソンに3Pシュートを沈められて逆転されるなど、クロスゲームとなる。
残り13秒で#0オーガストのダンクで32-30とするが、相手のラストポゼッションに富山#25ブバの3Pシュートが決まり、32-33で前半終了となった。
三河 52–45 富山 (三河 20–12 富山)
ハードなディフェンスから流れを引き戻し、逆転に成功
スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ。
#10レイマンのフリースローは2本とも失敗となるが、その後のシュートブロックで帳消しに。さらに#10レイマンの3Pシュートが決まり逆転に成功する。その直後にも、プレー再開のわずかなスキを見逃さなかった#43イがスティールし、そのまま得点。直後に富山はタイムアウトを取った。
タイムアウト後は#0オーガストのアシストから#19西田のレイアップ、ファストブレイクから#43イ、#11久保田の振り向きざまのジャンプシュートでリードを広げる。さらに残り3分半の時点で富山のチームファウルが5つ目に到達し、ボーナススローが与えられ、#19西田が1本を冷静に沈めた。
その後も#27石井の3Pシュートや、#7長野が相手のオフェンスファウルを誘うなど、前半につかめなかった流れを引き戻すことに成功。最後は#54ガードナーがリバウンドを押し込み、52-45と7点リードで3Qを終えた。
三河 72–53 富山 (三河 20–8 富山)
ディフェンス面で真価を見せ、富山の反撃を8点に抑えて逃げ切る
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
開始15秒、#10レイマンのスティールから豪快なダンクが決まり先制。その後、インサイドとアウトサイドを巧みに使うパスワークから、#27石井の3Pシュートが決まりリードを12点に広げる。
ハードなディフェンスを徹底しリバウンドを落ち着いて取ると、ファストブレイクから再び#10レイマンのダンクで相手を寄せ付けない。
残り5分、#18角野のレイアップで差を16点としてオフィシャルタイムアウトを迎える。以降も#54ガードナーのバスケットカウントなどで差を広げ続け、さらに極めつきは#10レイマンの4Qで3回目のダンクで72-50とすると、勝利を決定づけた。
4Qでは最後の3Pシュート以外でフィールドゴールを許さず。ロースコアの展開となったが、ディフェンスの強度を発揮し72-53で勝利。連勝を5に伸ばした。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
昨日とは打って変わって、なかなかシュートが入らなくて自分たちの流れを掴むことができない苦しい試合でした。その中で相手を止めて、そこから走ってスコアして勝つという術を見つけられた、価値のあった試合だと思います。
-競った試合の中、第4Qの始まりでいいディフェンスで2本、相手を抑えられたことがプラスに働いたのでしょうか?
コートに立っている選手5人全員が、連動性をもって三河のアイデンティティを体現してくれたと思います。ペイントを守るということや、シューターに簡単にシュートを打たせないといったことです。それは4Qの始まりだけではなく、ハーフタイムに少し調整を指示しましたが、後半にでてくれた選手たちが自分たちのトーンをセットしてくれた結果だと思います。
#18 角野亮伍
前半ちょっとスローにスタートしてしまったんですけど、後半ディフェンスをしっかりやって、シュートが入らない日は必ずあるので、その分守ってやろうっていうのがしっかり遂行できたので、それが勝った要因だと思います。
-ディフェンスへの意識について
気持ち的には常にオフェンスで点数取りたいっていうのはあるんですけど、レベルが上がってくるに連れて得点の取り方と、取るタイミングっていうのが必ずあるので、それを掴むためにもディフェンスをしっかりやって、チームの歯車となりプレータイムを獲得して、自分の好きなオフェンスをやるっていう時間帯を増やすことが必要になるっていうのを去年を通して感じました。
特にリッチマンヘッドコーチはそこを見てくれるので、そこを思い切りやろうっていう気持ちが去年よりあるのかなって思います。
今シーズン、怪我に悩まされている部分が多くて、思うように自分の中でリズムを掴めていないところがあったんですけど、ヘッドコーチが我慢して使ってくれるので、その中でもっともっと持ち味を出していければいいなと感じています。
-三遠戦に向けて
毎試合毎試合、ファンの皆さんにホームもアウェーも足を運んでいただいているので、引き続き、特に上位チームとの試合となると、ホームコートのアドバンテージっていうのはかなり大きいものになってくると思うので、僕らも一生懸命やりますので、ファンの皆さんもガチで応援していただけたらなと思います。よろしくお願いします。
高岡大輔
前半に関しては自分たちとしては我慢強く戦えたと思います。ディフェンス面では昨日からの修正がかなりでき、オフェンスでもいい形は作れていましたがシュートが決まらず我慢の展開でした。それでもリードして終えることができて良かったと思います。
ただ後半については、我慢のところ、ターンオーバーが1つ起きるだけで崩れてしまったり、三河さんのディフェンス強度がちょっと上がったからといって、自分たちのオフェンスをクリエイトできなかったりという展開が続いてしまい、自分たちのバスケットが全くできなかったと思います。
すぐ次の試合がありますので、エクスキューション力を高めて次の試合に臨みたいと思います。
フォトギャラリー
試合開始前に、2人組ロックバンド「K:ream」が、ホームゲームで使用されている、シーホース三河をイメージして書き下ろされた楽曲「Echoes-共鳴-」など2曲を生パフォーマンス。また、試合終了後には全選手が抽選で選ばれたブースターに素敵なクリスマスプレゼントを手渡しするなど、昨日に引き続きクリスマスムード漂う雰囲気に。集まった3,196人のファン・ブースターは今年最後の週末ホームゲームを楽しんでいた。