HOME > スケジュールレポート_コメント > ゲームレポート 12/16(土)富山戦

富山グラウジーズ戦をホームに迎えたGAME1。ここまでリーグ2位の3Pシュート成功率を誇る三河は、前半だけで3Pシュートを10本決めて、終始リードした展開に持ち込む。後半、苦しい時間帯もあったが、出場選手全員が得点を記録するなどチーム力を発揮し、90-77で勝利。連勝を4に伸ばした。

1Q
三河 26–21 富山
西田が13得点、レイマンが8得点と躍動する

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

序盤から守備の強度が高く、富山のターンオーバーを誘発。#11久保田のレイアップシュート、#19西田の3Pシュートなどで6-0のランに成功。ここで富山がたまらずタイムアウト。タイムアウト後は、外国籍選手を軸にした富山の攻撃に苦しめられる。昨シーズンまで三河で活躍し、今節から新加入した富山#30ミラーの連続得点でリードを失い、クロスゲームとなる。

残り3分、代わって入った#10レイマンが3Pシュートを決める。さらに再び#10レイマン、そして#19西田と、3連続で3Pシュートを成功させてリードを奪い返し、26–21で1Qを終えた。

2Q
三河 50–39 富山(三河 24–18 富山)
ボールムーブからズレを作り、前半だけで10本の3Pシュートを成功

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。

開始から#27石井、#18角野と連続で3Pシュートを決めて32-21と富山を突き放す。富山はここで早くも前半2つ目のタイムアウト。

開始2分半、#18角野が2本目の3Pシュートを決める。チーム全体でフリーを作る動きができて、高確率でシュートが決まっていく。このまま突き放したいところだが、富山#25ブバと富山#30ミラーのオフェンスを止められない。44-30と14得点のリードでオフィシャルタイムアウトに入った。

その後はスコアリングに苦しむ時間もあったが、#11久保田と#43イも3Pシュートを決めて、前半だけで10本の3Pシュートを成功。また、ターンオーバーも2つに抑えるなど堅実なゲーム運びを見せ、50-39と二桁リードを維持して後半へ。

3Q
三河 72–57 富山(三河 22–18 富山)
シュートタッチに苦労しつつも、粘り強いプレーで流れを渡さない

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。

後半になっても富山#30ミラーの得点を止めることができず、リードを一桁に戻される。しかし、#43イのアタック、#54ガードナーのバックダウンからファウルを誘発するなど、簡単に流れを渡さない。残り4分、#10レイマンが個人技から10得点目を決めて62-50に。ここで富山がタイムアウト。

残り3分半、#54ガードナーがノールックのビハインドパスで#19西田の得点をアシスト。残り2分半には、フロントコートからプレッシャーをかけ、#10レイマンがスティールから豪快なダンクを決める。終了間際には#0オーガストがオフェンスリバウンドから得点し、72-57とリードを広げて3Qを終えた。

4Q
三河 90–77 富山(三河 18–20 富山)
チームディフェンスが機能し、最後までリードを守り切る

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。

4Qに入っても前から積極的にプレッシャーをかけていく。アーリーオフェンスから#7長野が3Pシュートを決め、さらに開始1分半にも2本目の3Pシュートを成功。コートに立つ全員がシュートを狙うことで、富山に的を絞らせない。

しかし、富山#23ガトソン、富山#30ミラーの連続3Pシュート、さらに富山#11宇都のドライブで、富山に8-0のランを許してしまい、点差は一桁に。チームファウルも溜まってしまい、一気に富山が勢いづく。

ここで流れを引き戻したのが、この日B1通算400試合出場となった#54ガードナー。ペイントエリアへ鋭いパスを出して#43イの得点を演出。80-69でオフィシャルタイムアウトに入った。

オフィシャルタイム後、再びリードを一桁に戻されてしまうが、#10レイマンがこの日3本目となる値千金の3Pシュートを決める。終盤には、富山#30ミラーに対して#43イがフェイスガードでマークするボックスワンで守り、富山の得点を止めることに成功する。

徐々にテンポを落とし、時間を使いながらオフェンスを組み立ててリードをキープ。重苦しい時間帯もあったが、出場選手全員が得点を記録するなどチーム力を発揮し、90-77で勝利。連勝を4に伸ばした。

試合後コメント

 
ヘッドコーチ

ライアン・リッチマン

本当にチームとして素晴らしい勝利だと思います。富山さんもミラー選手が加わったことで、前回対戦にも増して良いチームになっていたので、映像を観て分析して、明日に向けて対策しなければならないと感じています。富山さんも調整してくるので、明日の準備をしたいと思います。

また何よりも、追い上げられて厳しい中、勝ち切ってくれた選手たちのことを誇りに思います。改めて、このリーグはどこのチームであっても、勝つことが難しいということを実感しています。富山さんは勝ち数としては苦しんではいますが、良い選手・コーチ陣のいるチームで、勝つことは簡単ではありませんでしたし、明日も良い試合になると思いますので、しっかり準備したいです。

-#10レイマン選手がホームで初めてのヒーローでしたが、今日の活躍についてはいかがでしょうか?
非常にアグレッシブにプレーしてくれたと思います。シュートだけでなく、ディフェンス・リバウンドでも活躍してくれましたし、ターンオーバーも0という数字でした。ハンドラーとしてボールを触る機会の多いポジションで、ターンオーバーをしないということは、良い判断ができているという証だと思います。

何より、家族が来場している試合で良いプレーができたことは良かったと思いますし、夏に新しい子どもが生まれ、家族を母国においてプレーすることは簡単なことではなかったと思いますが、そういった事も含めて、改めて彼のことを誇りに思います。

 
SF/PF

#10 ジェイク・レイマン

今日は自分たちにとって良い試合になったと思います。試合中に課題がいくつか出てきて、そこに対してバトルができた。富山さんがシュートが入り始めて、自分たちのディフェンスが崩れ始めた時に、しっかりと立て直して、固いディフェンスをすることができた結果、勝ちに結びついたと思います。

-富山に傾いた流れを終盤、再び引き戻した要因
4Q終盤、固いディンフェンスをすることができて、重要なディフェンスストップをいくつか取ることができました。自分たちのポイントガード陣がすごく良い仕事をしてくれて、しっかりコールプレーをして、セットして、オフェンスができたことが結果に繋がったと思います。

-ご家族の来日について
家族が先週来日して、自分としてもすごく嬉しくて、大きなエナジーを与えてくれているのは間違いないです。自分自身も家族の存在のおかげで笑顔になることも多いですし、自分の家族も日本がすごく大好きです。

-明日の試合に向けて
富山さんは非常に危険なチームだと思っています。彼らはとてもハードにファイトをしてくるチームです。しっかりと良い入りをして、新たな試合に臨むことができれば、明日も自分たちにとって良い試合になると思います。明日も来場してくださるファンの方たちのためにも、しっかりと戦いたいです。

 
ヘッドコーチ

高岡大輔

今日のゲームはクインシー・ミラー選手がチームに加わって初めてだったのですが、自分たちのゲームプランが表現できている時間とできていない時間がはっきりしていたと思います。明日はもっと遂行力高く、ディフェンスのポイントを精度高くやれば、もう少し勝てるゲームになるのでは無いかと考えています。

ただ、ミラー選手が加わって間もない中、今後連携を取れるともっと良いチームになるのではないかと、負けてはいますが楽しみだなと思っています。日本人選手たちもステップアップして、もっとスコアも取れると思うので、今後の勝ちに繋がってくると思います。

明日チャンスがありますので、リベンジしたいと思います。

フォトギャラリー

試合開始前にB.LEAGUEによる祭典「B.FES 2023」としてココリコ・田中直樹さんが来場。また、ロビーにクリスマスツリーが設置され、チアリーダー「Super Girls」はクリスマスをイメージした衣装で登場。さらにサンタクロース姿のクラウンによるお菓子配りなど、アリーナ全体が少し早いクリスマスムードに。ファンやブースターはいつもと異なる雰囲気のアリーナを楽しんでいた。

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