ユーエスエヌ Presents シーホース三河ホームゲーム
SR渋谷を迎えての今季初のナイトゲーム。前半は互角の点の取り合いを繰り広げるも、後半SR渋谷に一気に流れを奪われ、立て直すことができないまま、24点差で敗れた。
三河 21–19 SR渋谷
レイマン、西田が牽引。激しい主導権争いを繰り広げる
スターティング5は、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#19西田、#43イ。
#19西田、SR渋谷#9ベンドラメが互いに3Pシュートを決め合い、序盤から撃ち合いの様相に。#10レイマンのスティールから#19西田が決め、#43イのドライブで先行するが、開始3分にSR渋谷#8ホーキンソンの3Pシュートで試合をひっくり返される。
#0オーガストのダンクで逆転。さらに#0オーガストはSR渋谷のファストブレイクをブロックショットで叩き落としてチームに勢いを与える。 #10レイマンの3Pシュートとダンクの連続得点、#19西田のカットインで突き放し、残り4分に#0オーガストのドライブでリードを5点に広げる。しかしSR渋谷も3Pシュートで対抗し、1ポゼッション差の互角の入りとなる。
三河 36–41 SR渋谷 (三河 15–22 SR渋谷)
リードチェンジ9度の熾烈なシーソーゲームに
スタートは、#1中村、#10レイマン、#27石井、#43イ、#54ガードナー。
立ち上がりにSR渋谷#9ベンドラメのバスケットカウントで逆転を許す。#54ガードナーを起点に#27石井がタイミング良くカットインして対抗するが、SR渋谷#9ベンドラメに3Pシュートを決められ、早々にタイムアウトを取る。
#10レイマンがタイトなディフェンスでSR渋谷のミスを誘い、#27石井の3Pシュートで逆転。さらにリバウンドからの速いトランジションで#1中村が3Pシュートを射抜く。
SR渋谷#8ホーキンソンがバスケットカウントなどで連続7得点を挙げれば、#19西田がフリースロー、3Pシュートの連続得点で34-32とリードを奪い返し、日本代表の2人が激しく火花を散らす。
オフィシャルタイムアウト明け、SR渋谷#8ホーキンソンのフリースローで追いつかれるが、残り3分に#10レイマンのドライブで前に出る。しかしその後はシュートがリングに嫌われて得点が止まり、SR渋谷#5クレモンズ、#9ベンドラメに得点を重ねられて5点のビハインドで前半を終える。
三河 53–70 SR渋谷 (三河 17–29 SR渋谷)
オーガストが奮闘も、渋谷の流れを変えられず17点のビハインド
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#19西田、#43イ。
#43イが果敢にドライブで仕掛けてフリースローで先制。#0オーガストがインサイドを攻めて1点差に追い上げ、さらに続くオフェンスでもSR渋谷#8ホーキンソンとの1on1を制して、42-41と逆転に成功する。
その後は、タイムアウトで修正したSR渋谷に6-0のランで5点差をつけられる。#0オーガストがアタックでフリースローを獲得して踏みとどまるが、ミスから立て続けに失点して43-53とリードを二桁に広げられる。
#0オーガストの3Pシュートで反撃するが、すぐにSR渋谷#5クレモンズに3Pシュートを決め返され、ターンオーバーからSR渋谷#9ベンドラメにバスケットカウントを与えてしまう。
#54ガードナーのバスケットカウントで打開するも、流れがきそうな場面でミスが出て流れを取り切ることができない。終了間際にもSR渋谷#13田中に3Pシュートを決められ、17点のビハインドで最終Qを迎える。
三河 62–86 SR渋谷 (三河 9–16 SR渋谷)
最後までリズムを変えることができず、24点差で敗戦
スタートは、#1中村、#10レイマン、#27石井、#43イ、#54ガードナー。
SR渋谷#4ギブスのリバウンドで先行されるが、エース#19西田がアグレッシブにリングアタックして食らいつく。その後は得点のペースが上がらず、開始4分半にSR渋谷#16チェンバースのジャンプシュートで55-76と21点のリードを築かれる。
3Pシュートで追い上げを試みるが、ことごとくシュートがリングに嫌われて点差を詰めることができない。#10レイマンがワンマン速攻、3Pシュートの連続得点で意地を見せるも、劣勢を覆すには至らず、24点差で敗れた。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
-今日の試合を振り返って
非常に悔しい試合でした。自分たちが普段できていることが全くできず、インテンシティも低い、集中力にも欠けてディフェンスのプレッシャーも全然ない。こういった試合はもう二度とやってはいけない試合だと思います。
ただこの試合から学ぶべきことはあって、この経験からもう二度とこのような試合をしないためにも試合に対するアプローチなども一から学び直してしっかりとやっていかなければいけないと感じています。
やはり渋谷さんも2勝9敗と成績としては苦しんでいる状態で今日の試合を迎えたことになりますが、非常に素晴らしいコーチがいて、選手がいるチームですので、彼らがハードにプレーすればこのような結果になるということは明らかだと思います。細かいことはこれから映像を見て、こういった試合を二度としないために次に繋げていかなければいけないなと思います。
-このような試合になった要因を具体的に挙げるとすればどのようなところにあるのか。
選手が欠けていたことは要因の一つではあると思いますがそこを言い訳にしたくありません。タフさが欠けていた部分と自分たちが普段できていることができなかったことがあると思います。また、誰かが欠けているのであれば出場時間の短い選手がステップアップするチャンスだと思っていますので、そこを目指していかなければいかないと思います。
まずは、バイウィークに入るまでの残り2試合を勝つために集中していかなければいけませんし、試合を見返して自分たちのミスしていた部分をどのように修正していくかというところを考えて次のFE名古屋戦を迎えたいと思います。
-前半に主導権を握れるチャンスがあった中、後半はどのように迎えたのか。
ハーフタイムにいくつか修正点を伝えて、後半の開始2分はそれを遂行できていたのですがそこでSR渋谷さんがタイムアウトをとって、引き締め直したあたりから流れを持っていかれてしまったと思っています。
一人一人がどのように後半にやっていくのかという部分は先週の千葉J戦のGAME1ではしっかりとできていた部分もあった思っていますし、そういう状況でどのように挑み続けていくのかというところをこういった試合から学んでいく、日々「カイゼン」という言葉を使って選手たちに伝えていて、自分自身、そしてスタッフ全員が学んで、みんなが「カイゼン」に向かっていかなければいけないと思っています。
ジェイク・レイマン
-今日の試合を振り返って
やはり自分たちのバスケットができなかったと思っています。ミスがあれば相手に必ずそこにつけ込まれてしまうような展開が続き、やるべきことができなかったと思っています。
-起きてしまったミスについて
細かいところというよりは単純にハードさ、努力レベルが足りなかったと感じています。間違いなく今日の試合は渋谷さんの方がハードにプレーしていましたし、チーム全体に懸命さが足りていませんでした。
-今日そのようになってしまった理由はありますか?
なぜか、というのは個々人が考えて答えを見つけているような段階だと思います。やはり特に後半にそう言った部分が欠けていました。相手にミスを引き起こさせられて、そこに対して得点という形で返されてしまいました。
ディフェンスのレベルも足りなかったし、FGも55%と渋谷さんに決められてしまった。その確率を落とさせるのも自分たちのディフェンスだと思いますし、そのレベルに至らなかったのが実力だと思いました。
-次戦に向けて
明日オフなので体も心もしっかりと休めて、金曜日には今日の試合を見返すことになると思いますが、しっかり学んで次に繋げなければいけないと思います。ここで大事なのは絶対に下を向かないことと、バラバラになってしまわないこと。
今週末の試合は、いかに三河バスケットボールを取り戻せるかということが問われることになると思いますので、しっかりやり切る準備をしていきたいと思います。
ルカ・パヴィチェヴィッチ
まずは選手たちにおめでとうと言ってあげたいですね。とてもハードに、そしてスマートに頭を使って40分間プレーしてくれたと思っています。その結果勝利をもたらしてくれて、三河さんから挙げたこの1勝はとても重要な1勝だと思っています。
フォトギャラリー
今シーズン初めてのナイターとなった、ユーエスエヌ Presents シーホース三河ホームゲーム。今シーズンのナイターゲームは「ミカワ夜祭」をテーマに開催する。
刈谷を代表する天下の奇祭「刈谷万燈」や「サメ釣り」の屋台などが登場し、キッチンカーエリアには提灯が点灯。ウィングアリーナ刈谷最多入場者数となる3203人の観客はお祭りらしくにぎやかなアリーナを楽しんだ。