長崎ヴェルカとのGame2は、長崎に先行されるも粘り強く追随。終始一桁点差の熾烈な攻防が続いたが、あと一本を決め切ることができず、81–76で惜敗した。
長崎 25–25 三河
ガードナー 10得点で牽引。終了間際の石井の3Pシュートで同点に追いつく
スターティング5は、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ。
長崎#4狩俣の3Pシュートで先制されるが、#19西田が3Pシュートで取り返す。長崎#7ブラントリーに連続で8得点を挙げられるが、#0オーガストが立て続けにタイミング良くゴール下にダイブして応戦する。
長崎#18馬場のドライブ、#5 ボンズの下とインサイドから得点されて15-7とリードされるが、#10レイマンの3Pシュートで追随。長崎は#7ブラントリーの3Pシュートで返上するが、#54ガードナーがディープ3Pシュートで食らいつく。
追いかける展開が続くが、#54ガードナーがパワーで押し込み、タフなフェイダウェイをねじ込んで追い上げると、#7長野も速いトランジションでボーナススローを獲得。さらに長野はオフェンスファウルをもぎ取る粘り強いディフェンスで長崎の得点を止めて、#27石井の3Pシュートで25-25と同点にしたところで、1Q終了のブザーがなった。
長崎 44–40 三河 (長崎 19–15 三河)
タフな守り合いに、4点ビハインドで後半へ
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#11久保田、#27石井、#54ガードナー。
両チームともにディフェンスの強度が高く、タフな守り合いの展開に。長崎#11荒谷、#5ボンズの得点で先行されるが、#0オーガストのポストアップから#19西田がコーナー3Pシュートを決めて渡り合う。
その後はシュートを決められない重苦しい時間が続き、長崎#18馬場、#5 ボンズのファストブレイクで34-28とリードを広げられる。
オフィシャルタイムアウト明け、#19西田のドライブ、#10レイマンのフリースローで2点差に詰め寄る。長崎#4狩俣、#33 パーキンズの連続3Pシュートで40-32と突き放されるが、#54ガードナーの連続得点、#0オーガストの3Pシュートで4点差に追い上げてハーフタイムに入った。
長崎 69–63 三河 (長崎 25–23 三河)
レイマン、西田を中心に追随、6点差で最終Qへ
スタートは、#0オーガスト、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ。
後半も長崎#4狩俣と#19西田がともに3Pシュートを決め合うスタートとなる。
さらに長崎#18馬場、#4狩俣に立て続けに3Pシュートを決められるが、#19西田のドライブで踏みとどまる。
その後も長崎が突き放し、三河が追い上げる展開が続く。#10レイマンの3Pシュート、フリースローでつなぐ。残り4分には#7長野がリングに一直線に向かってフリースローを獲得、さらにファストブレイクから#10レイマンが加点して4点差とするが、長崎#9森川に3Pシュートを決められて、なかなか流れを掴み切ることができない。
残り1分に長崎#33パーキンズの3Pシュートで69-61と突き放されるが、#54ガードナーがフリースローで2ポゼッション差に戻して最終Qを迎えた。
長崎 81–76 三河 (長崎 12–13 三河)
序盤に逆転に成功するも、終盤再逆転を許し、5点差で惜敗
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#18角野、#43イ、#54ガードナー。
#54ガードナーが1on1で連続得点を挙げ、開始2分に#0オーガストがファストブレイクからダンクを叩き込んで、69-69とようやく長崎の背中をとらえる。
その勢いのまま、開始2分半に#0オーガストがリバウンドを押し込んで、69-71と一気に逆転に成功。さらに#10レイマンの3Pシュートでリードを4点に広げるが、その後はシュートがリングに嫌われ、得点を伸ばすことができない。
長崎#18馬場のフリースローで1点差に迫られ、残り2分に長崎#33パーキンズのフリースローで再逆転を許す。
以降もワンポゼッション差の熾烈な攻防が続き、残り49秒に#27石井のファストブレイクで1点差に迫るも、長崎#33パーキンズに突き放されて逆転することができない。最後はファウルゲームに持ち込むも、あと1本を決め切ることができず、81-76で惜敗した。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
-今日の試合を振り返って
良い試合だったとは思います。ただ昨日も話したように、良い選手、良いコーチのいる長崎さんというチームに対しては、昨日よりも良いプレーが必要でした。 その自分たちのスタイルが勝つだけの必要な時間にやり切ることができなかったということがこの結果になってしまったと感じています。
-勝つためにやるべきこと、とは具体的には?
まずは前半、ターンオーバーと長崎さんのトランジションを止められなかったというところがあります。
スタッツを見てもポイントフロムターンオーバーのところが長崎さんが16点と、ここを止めきれなかったところが大きいと思いますし、自分たちもトランジションから得点するチャンスはあったんですが、リングにアタックしきれずに結果ターンオーバーになってしまったところがあり、流れを持ってくることができませんでした。
こういう展開になると流れを掴むことは難しいですし、よりスマートにプレーする姿勢が求められると思います。
長崎さんに限らず、このリーグは非常にレベルの高いリーグだと思っていますし、どのチームと戦ってもスマートさは必要だと思っています。自分たちのミスを抑えられることができなかったことが勝てなかった要因だと思っています。
-4Qに再逆転を許してしまった要因をどのように考えていますか?
4点リードまでいったところは良かったのですが、それ以降はしっかり映像を見て分析したいと考えています。ただ、間違いなく言えることはアウェーで長崎さんという良いチームに対して勝ち切るためには4点では心許ないということです。
さらに7点、9点と伸ばしていかなければいけない。そのためには自分たちの課題であるファールをしないでディフェンスを遂行するということができなかったですね。
特に第4Qで、#18馬場選手、#33パーキンズ選手にFTを許してしまった場面では自分たちを苦しめてしましました。流れが良かった点については、映像を見てしっかりと言葉にしたいので、軽率にいうことはできなくて、申し訳ありませんが、このような回答になってしまします。
西田優大
-試合を振り返って
昨日の試合を経て長崎さんがハイエナジーでくることはわかっていましたし、それを上回るように、という意識はあったんですが、相手の3ポイントも当たっていたりということがある中で、ガツンと点差を離されるのではなくて、ついて行くことができたことはプラスだと思っています。
ハーフタイムで「クロスゲームになるよ」と、柏木さんからも言葉があって、我慢比べになるなと思っていたのですが、そこのところで最後、ターンオーバーや終りかたの部分で足りなかったかなというところでした。
-オフェンス面での自身のシュート確率が良かった点について
チームとしてオフェンスがうまくいっていることがあります。ボールムーブがすごく良いので、そういったところで、ノーマークで打てている分、確率が上がっていると思いますし、着実に決めていければ他の選手にボールが散っていくと思うので、その点で、チームがお互いにうまくやっていけるんだと思います。
-日本代表で一緒だった長崎 #18馬場選手とのマッチアップも注目されていました。
ファンの皆さんが楽しんでくれたのなら良かったと思います。
ただ、やり合っている、というか、やられたイメージが強かったです。ファウルも取られて、力強いフィニッシュもあり、同じドライブを武器にしている選手としては見習わなければいけないと思います。
-アリーナの雰囲気について
昨日も今日も満員で、長崎のバスケ熱をすごく感じました。ただ、それに負けないくらいのシーホースのファンの皆さんも足を運んでくれたこともあって、とても良い雰囲気で戦うことができました。
-来週の千葉Jに向けて
アウェー3連戦が終わってまたアウェーでの試合となります。相手がどう、ということではなく、自分たちのことにフォーカスして僕らがやりたいバスケを一週間準備していきたいと思いますので、現地に足を運んでいただいたり、バスケットLIVEから青援をよろしくお願いします!