長崎ヴェルカとのBリーグ初顔合わせは、1Qから攻守にハードにプレーして主導権を握る。一時は逆転を許すも、慌てることなく、26得点のオーガストを中心に5人が二桁得点を挙げるチームオフェンスを遂行。15点差で快勝し、プレシーズンゲームの借りをきっちりと返し、連勝を4に伸ばした。
長崎 20–31 三河
オーガスト、久保田を中心に確率良く得点、最高の立ち上がり
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。
#0オーガストが3Pシュート、アタックの連続得点で幸先良く先手を取る。長崎#4狩俣 に3Pシュートを決められるも、すかさず#19西田が3Pシュートで返上。長崎のオールコートディフェンスにも冷静にパスを回して、#43イ、#11久保田が効率良く得点を重ねていく。
リバウンドでも上回り、#0オーガストがセカンドチャンスから加点。ファストブレイクから#19西田とのホットラインで#0オーガストがダンクを叩き込む。さらに#11久保田の3Pシュート、ドライブの連続得点で、残り4分に11-22とダブルスコアを作る。
長崎は#33パーキンズの連続3Pシュートで対抗。#14高比良にスティールから走られるもハリーバックした#27石井が奪い返して失点を防ぐと、#0オーガストのターンアラウンド、#54ガードナーのカットインで突き放し、終了間際に#10レイマンが3Pシュートを沈めて、11点のリードで1Qを終える。
長崎 42–48 三河 (長崎 22–17 三河)
長崎に逆転を許すも、すぐにリードを奪い返す
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
長崎#1松本 のフリースロー、#18馬場の3Pシュートで6点差に追い上げられるが、我慢の展開の中#54ガードナーがリング下に走り込んでフリースローを獲得。#19西田がポストアップから#0オーガストのゴール下をお膳立てして盛り返す。
長崎#33パーキンズの3Pシュート、#7ブラントリーの連続得点で詰め寄られ、開始4分に#1松本のフリースローで36-35を逆転許すと、その後は一進一退の点の取り合いに突入。長崎に先行されても、#54ガードナー、#0オーガストがすぐにリードを奪い返して流れを渡さない。
#10レイマンがフリースロー、ファストブレイクで連続6得点を挙げて42-47と点差を広げ、#19西田もドライブでボーナススローを獲得して、6点リードで試合を折り返す。
長崎 55–71 三河 (長崎 13–23 三河)
ガードナー 6得点5リバウンド3アシストの活躍で、16点のリードを築く
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。
長崎#33パーキンズのゴール下で先制点を奪われるが、#54ガードナーがゴール下でやり返す。
粘り強いディフェンスで持ち堪え、#54ガードナーを起点に#11久保田、#0オーガストがカットインで得点。開始3分半にファストブレイクから#43イがレイアップを決めて46-56と再び二桁リードを作る。
流れが来たと見るや、#19西田の3Pシュート、#54ガードナーのゴール下で一気に攻め立て、残り4分半に#0オーガストのカットインで47-63と抜け出す。
長崎は#18馬場のバスケットカウントなどで応戦するが、#0オーガスト、#10レイマン、#54ガードナーの得点でリードを保ち、16点のリードで最終Qを迎えた。
長崎 82–97 三河 (長崎 27–26 三河)
長崎の猛追を受けるも、リードを保って15点差で快勝
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井。
集中したディフェンスで長崎のオフェンスを停滞させ、#27石井のドライブ、#18角野のカットインでリードを拡大。開始2分、#27石井が長崎の隙をついてリング下に走り込んでレイアップを沈め、22点のリードを得る。
長崎#1松本にファストブレイクから得点されるが、#10レイマンがファストブレイクで取り返して主導権を渡さない。
長崎にオールコートでプレッシャーを掛けられて反撃を許すが、#43イのファストブレイクや、#7長野のアタックに#19西田が合わせて点差を詰めさせない。
終盤、ホームの大声援を受けた長崎に連続で3Pシュートを浴びるが、得点差を生かしてしっかり時計を進めながら#10レイマン、#11久保田が着実に3Pシュートを沈めていく。残り37秒にも#21橋本が今季初得点となる3Pシュートを決め切り、最終スコア82-97で快勝した。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
-今日の試合を振り返って
長崎さんは素晴らしいコーチと選手が揃っているチームであることを知っていたので、このような形で勝つことができて嬉しく思っています。
自分達のアイデンティティとしてはハードに、そしてチームとして一体感を持ってプレーする、そしてスマートにプレーすることを心がけている中で、それを遂行することができたと思います。
アウェーで勝つためには、こういったインテンシティが必要であることを常々伝えていますので、そういった強度をコートの上で表現してくれた選手たちを誇りに思っています。
これから映像を見返して、今日のプレーを整理整頓しながら明日に向かいたいと思います。
-長崎のスピードに対しての対策は?
スピードが早い部分に関しては、自分たちに似ている部分があると感じています。
自分たちと似たチームに対して、どういう対策をするかは日頃の練習の中に取り入れていて、そういったものが結果として出たと思います。
また、スリーポイントが打てる場面で打てなかったところもありましたし、その中で確率は高く維持することはできました。その分、ペイントエリア内でスコアを56点と決めきれて、そういったいろんな方法で勝つ道を作り上げてきたので、そういった中の一つが出せたことが結果に繋がったっと思います。
石井講祐
-試合を振り返って
相手も連勝中の長崎さんということで、勝っている相手に向かって僕らのやってきたことをどれだけ試せるか、というような試合だったと思います。
-復帰戦でしたがどうですか?
特に復帰戦だから、ということはなく準備してきたディフェンスや、やるべきことに集中してプレーできたかな、と思います。
-終盤に追い上げられた場面について
これからシーズンが進むにつれて相手が捨て身で向かってくる時も、自分たちはミスをせずにバスケットを遂行できると、もっと隙のないチームというか、もう一つレベルが上に行くことができると思うので、何点差があっても相手にもうやりたくないと思わせることができるような、叩きのめせるようなチームになっていかなければいけないと思います。
-試合中にベンチからもジェスチャーを交えて声掛けをする場面もありました
ゆっくり走っちゃうと相手のディフェンスに構えられてしまうので、いるべき場所にスプリントして入ったり、スペーシングの位置を調整することはみんなでやっているので、僕の見える範囲では伝えるようにしています。
-明日に向けて
相手も必死にやってくると思うので、僕らもそれ以上に出だしからやって、連勝してホームに帰りたいと思います。