愛知トヨタ Presents シーホース三河ホームゲーム
ゲームレポート
川崎ブレイブサンダースとのホーム開幕節Game2は、ファウルトラブルで劣勢を強いられ、一時は20点のビハインドを背負う。それでもガードナー、レイマンを中心に最後の最後まで諦めずに猛追したが届かず、82-93で敗戦。4459人の観客に勝利を届けることができなかった。
三河 14–19 川崎
二桁ビハインドを背負うも、長野が攻守でチームに勢いをもたらす
スターティング5は、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。
川崎#20ウィンブッシュに先制されるが、#54ガードナーの連続得点で応戦して互角の立ち上がりに。しかしその後は川崎#20ウィンブッシュを止められずに6-11と先行される。#54ガードナーが力強いプレーでオフェンスを牽引するが、シュートを決め切ることができず、川崎に立て続けに3Pシュートを決められて8-17とリードを広げられる。
残り2分半に川崎#20ウィンブッシュのフリースローで8-18と二桁リードをつくられるが、#7長野が3Pシュートで盛り返すと、#7長野は守備でもエナジー溢れるディフェンスで川崎のオフェンスファウルとターンオーバーを誘発してチームに勢いを与え、終了間際に#3柏木のスティールから#10レイマンがファストブレイクで加点して、5点差まで追い上げる。
三河 40–46 川崎 (三河 26–27 川崎)
最大15点のビハインドも、6点差まで追い上げて後半へつなぐ
スタートは、#0オーガスト、#3柏木、#7長野、#10レイマン、#18角野。
#10レイマンのアタックで先制するが、川崎は#7篠山、#22ファジーカスが得点して簡単には主導権を渡さない。#0オーガストの連続得点、#11久保田の3Pシュートで2点差に迫ると、川崎のオールコートディフェンスをかいくぐって#10レイマンがダンクをお見舞いし、開始4分に#19西田のブロックショットから#43イがフリースローで加点して27-27の同点に追いつく。しかし川崎に連続で3Pシュートを浴びて再び追う展開となる。
川崎にボーナススローで得点を重ねられて一時はリードを15点に広げられるが、#54ガードナーのパワーアタック、#18角野の3Pシュートで反撃ムードを作り出すと、得意の走る展開に持ち込み、#11久保田#43イがファストブレイクから得点して4点差に迫る。終了間際に川崎#22ファジーカスに得点されて6点ビハインドで試合を折り返した。
三河 55–69 川崎 (三河 15–23 川崎)
悪い流れを変えられず、14点差で最終Qへ
スタートは、#10レイマン、#11久保田、#19西田、#43イ、#54ガードナー。
川崎#22ファジーカスの3Pシュート、#20ウィンブッシュのゴール下で先手を取られる。#10レイマンと#54ガードナーの得点で渡り合うが、川崎#0藤井に連続得点を挙げられて点差を縮めることができない。
残り4分に#18角野が3Pシュートを決めて悪い流れを断ち切ったかに見えたが、川崎#20ウィンブッシュに3Pシュートを決め返され、セカンドチャンスから#22ファジーカスに得点されてリードを15点に拡大されてしまう。#10レイマンの3Pシュートで食い下がり、14点のビハインドで最終Qを迎えた。
その後も両者譲らず。三河が先行しては川崎が追いつく展開が続き、65-65の同点で最終Qへ。
三河 82–93 川崎 (三河 27–24 川崎)
猛追を仕掛けるも届かず、ホーム開幕2連敗を喫す
スタートは、#0オーガスト、#1中村、#11久保田、#18角野、#10レイマン。
反撃に転じたいところだったが、川崎#12野﨑にスティールからワンマン速攻を浴びて出鼻をくじかれる。#10レイマン、#54ガードナーのインサイドでつなぎ、#18角野、#1中村、#19西田が外から積極的に3Pシュートを狙うも当たりがこない。川崎に高確率で得点されて、残り4分61-78と17点のビハインドを背負う。タイムアウトを取るも、川崎の流れを変えられず、開始4分に川崎#37飯田の3Pシュートで点差を20点に拡大される。
それでも#10レイマンの3Pシュートで反撃の狼煙を上げると、#0オーガストがスティールからのワンマン速攻、#7長野のボールプッシュから#54ガードナーが得点と立て続けにファストブレイクで追撃。アリーナも大青援で選手の背中を押す。
粘り強いディフェンスで川崎の攻撃を停滞させ、#54ガードナー、#11久保田の連続3Pシュート、さらに#54ガードナーのゴール下で8点差まで追い上げる。その後も#19西田、#0オーガスト、#7長野のアタックで最後の最後まで攻め立てるが、逆転することができず、82–93で敗戦した。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
タフな試合だったと思います。
入りは決して悪くはなかったのですが、自分たちで苦しめてしまったところが最後までありました。それでも、最後まで諦めず戦ってくれたことは非常に誇りに思います。
ただ、インテンシティ(強度さ)、ハードさというものを最初から最後まで40分間やり続けなければ試合には勝てないということを改めてみることができました。
ターンオーバー・必要のないファウル・相手のオフェンスリバウンド(取られてしまったというよりも自分たちで取らせてしまった)という自分たちで自分たちの首を締めてしまったところがあるので、こういった自分たちで改善できる点は、練習で改善して次を迎えたいと思います。
ー昨日から今日までに成長できたポイントを教えてください。
ボールハンドラーに対するディフェンスのやり方だったり、ピック アンド ロールに対するディフェンスなどの修正を試みたのですが、うまくいかなかったというか、ファウルというところで自分たちの首を締めてしまったと思います。
川崎さんのフリースロー回数が41回という数字は多すぎると感じています。自分たちのチームルール・規律をしっかりとやりきらないといけないということがこういった数字に現れていると思います。
今週しっかり練習して修正して北海道戦を迎えたいと思います。
久保田 義章
-今日の試合を振り返って
今日は出だしから最後まで自分たちのバスケが遂行できなく、悪い中で我慢ができなくてそれが課題になった試合になったと思います。
-HCはファウルが多いことでスピードアップできなかったと指摘していました
そうですね、激しいディフェンスをする中でそれに対して審判のファウルの度合いに対してアジャストできなくて、いらないファウルがかさんで前半で23本くらいフリースロー(始投数)をやられていたのでもっとスマートで激しくディフェンスをするということを、来週に向けて練習で取り込んでいきたいと思います。
-自身のプレーを振り返って、いかがでしょうか?
シュートタッチについては問題なかったのですが、自分のターンオーバーでイージーに失点してしまう部分があったので、そういうところはしっかり改善していくところだと思います。
(連携というよりは)僕が発信しているパスをカットされたりしているので、チームでというよりは僕が改善するところだと思っています。
-ホームの雰囲気はいかがですか?
雰囲気は最高ですね!皆さんの声がすごく聞けて嬉しいです。
-来週のホーム北海道戦に向けて
連敗発進というところで次節はしっかり2勝をとって立て直していきたいです。そのためにも皆さんの応援が必要不可欠なのでともにガチで頑張っていきましょう!
佐藤賢次
全体的に昨日の反省点を共有して、それをコートで表現できる時間が長かったまたチームがステップアップできたと思っています。
けが人で選手2人を欠いていましたが、他の選手たちがしっかりステップアップできたいい試合でした。
ただ、まだまだ簡単にファストブレイクを許してしまうだとか、ボールが孤立してあまりいいオフェンスでなかったりということがあって、課題をしっかりまとめて成長して来週に向けていきたいです。
フォトギャラリー
愛知トヨタ Presentsオープニングシリーズ「ガチ。」豊田開幕。
試合前には、全国大会でも好成績を残している豊田大谷高校ダンス部がキレのあるダンスを披露。アリーナは大きな歓声に包まれた。
会場外ではグルメフェス「秋のガチ。めし」を開催。スカイホール豊田恒例となった「ツーリズムとよたのふわふわっトランポリン」や「ガチシュート対決!!」などのアトラクション、「ガチアリーナウォークラリー」を楽しむファン・ブースターの姿も多く見られ、近くで行われていた「挙母祭り」と共鳴したかのように会場にはお祭りムードが漂っていた。