島根とのGame2は、前日の課題だった試合の入り方とリバウンドをカイゼン。立ち上がりから足を使ったハードなディフェンスとアップテンポなオフェンスで主導権を握り、一度もリードを許すことなく74-80で快勝。リッチマンHC体制初勝利、島根から2021年3月以来の勝利と、新たな歴史の一歩を刻んだ。
島根 13–22 三河
Game1の課題を修正し順調な立ち上がり。9点リード
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#18角野、#43イ、#54ガードナー。
#54ガードナーがミスマッチを活かしたリングアタックから先制点を奪う。#18角野のドライブ、3Pシュートの連続得点で2-7と先行する。
島根#4ケイに3Pシュートで反撃されるが、#11久保田が3Pシュートを射抜き、#0オーガストがスティールからのワンマン速攻を繰り出して流れを渡さない。
島根#3安藤が連続得点でリズムを変えようとするが、#7長野がルーズボールにフロアダイブしてチームを鼓舞。残り3分半に1点差まで迫られるが、#54ガードナーがフェイダウェイで突き放す。
#7長野は絶妙なパスで#10レイマン、#54ガードナーをお膳立て。さらにオフェンスファウルを誘発して島根のラストオフェンスを封じ、#0オーガストのアタックで13-22とリードを9点に広げて1Qを終える。
島根 38–52 三河 (島根 25–30 三河)
課題のリバウンドで上回り、多彩なオフェンスで点差を二桁に
スタートは、#1中村、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#27石井。
#7長野が積極的にドライブを仕掛け、そのリバウンドを#27石井が押し込んで先制。#27石井のスティールから#0オーガストが決めて13-26とダブルスコアに。さらに#27石井との2メンゲームで#0オーガストがダンクを叩き込んで、2Qも主導権を握る。
島根#6北川に3Pシュートを決められるが、リッチマンHCがすかさずタイムアウトで流れを切り、#0オーガストのダンク、#10レイマンの3Pシュートで畳み掛ける。
粘り強いディフェンスで島根にタフな状態でシュートを打たせてはリバウンドを回収し、#1中村の3Pシュート、#11久保田のドライブと多彩な攻撃で点差を縮めさせない。#0オーガストの連続得点で18点リードしてオフィシャルタイムアウトに入る。
島根#3安藤の3Pシュートで12点差まで追い上げられるが、#43イがコーナー3Pシュートを沈め、#54ガードナーのファストブレイクでリードを17点に広げる。その後も#54ガードナーがボーナススローで得点を重ね、ファストブレイクから#10レイマンがダンクをお見舞い。38–52でハーフタイムを迎える。
島根 56–63 三河 (島根 18–11 三河)
粘り強いディフェンスで我慢し、7点リードで最終Qへ
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#18角野、#43イ、#54ガードナー。
島根#3安藤のミドルシュート、#4ケイの連続得点で、開始2分に7点差まで追い上げを許すが、ファストブレイクから#0オーガストが決めて島根の勢いを断ち切る。
アウトサイドシュートが決まらない苦しい時間帯も、#0オーガスト、#54ガードナーがオフェンスリバウンドで粘って二桁リードをキープする。
島根#3安藤が3Pシュート、バスケットカウントの連続得点で点差を一桁に戻されるが、#0オーガストのカットインで踏みとどまる。両者集中したディフェンスでスコアが動かない時間が続くも、残り1分から島根#12マーティンのリバウンド、#15白濱のボーナススローで56-63と詰められて最終Qへ突入した。
島根 74–80 三河 (島根 18–17 三河)
島根の猛追をしのぎ切り、リッチマンHC体制初勝利!
スタートは、#1中村、#11久保田、#10レイマン、#27石井、#54ガードナー。
#1中村のドライブで先制。#54ガードナーの連続3Pシュートでリードを13点に広げる。
足を使ったディフェンスで島根のオフェンスを停滞させ、#0オーガストがリング下での争いで獲得したフリースローを2本とも決めて15点のリードでオフィシャルタイムアウトへ入った。
島根は#4ケイ、#3安藤を中心に反撃のギアを上げるが、#43イがミドルシュートを沈め、#10レイマンと#0オーガストのコンビプレーで対抗する。その後もホームの大声援を受けた島根の猛追に合うも、#27石井がリバウンドでファイトするなど最後までディフェンスの集中力を切らさず、74-80で逃げ切り。リッチマンHC体制初勝利を挙げた。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
-今日の試合を振り返って
今日の試合に臨むにあたって選手たちに2つのカイゼン点を伝えました。
まずは昨日スタートの部分で苦しみましたのでその部分と、もう一つはリバウンド。
その二点をしっかり選手がやってくれたと思います。
アウェーの中で強豪チームに勝つということはやはり簡単なことではありませんが、コートに立った選手全員が40分間ハードにプレーし続けてくれたことが結果につながったと思います。
もちろんこれから向上しなければいけない部分も多々見られましたが、全体的に見れば選手それぞれが昨日の敗戦から学んで、責任を果たし切ってくれたので、改めて選手たちを誇りに思う試合でした。
-#0 オーガスト選手のパフォーマンスが素晴らしかったと思いますがその要因を教えてください
その通りですね。ほぼ完璧と言っていい出来だったのではないでしょうか。
13本のシュートで23得点、という部分もそうですし12リバウンドのうちの7本がオフェンスリバウンドで、自分たちの攻撃回数を増やしてくれたという意味でも素晴らしいパフォーマンスをしてくれました。
それこそが彼が三河というチームでプレーする理由だと思います。
それだけではなくチームにエナジーをもたらし、またピックアンドロールのディフェンスでも活躍してくれました。
それらが彼に求めているものでもありますから、さらに続けていってくれたらと思います。
この場でもファン・ブースターの方にメッセージを伝えさせていただきたいです。
アウェーにも関わらず多くのファンの方々が来てくださって本当に感動し、皆さまのサポートというものを感じることができました。
自分が言い続けている「特別な何かを作り上げよう」ということに手を貸してくれていると思いました。
選手もスタッフも本当に頑張っていますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
改めて今日は遠いアウェーの地まで来ていただき本当にありがとうございます。
この場を借りて皆さまにお礼を申し上げます。
ザック・オーガスト
昨日の結果を受けて、どういった部分を改善して試合に臨みましたか
まずは自分たちは練習を積んでいるので、2連戦を戦えるコンディショニングを持っていると確信していました。
また、メンタル的には昨日に比べてアグレッシブにいこうと決めて試合に臨みました。
-個人としてはリバウンド・得点のダブルダブルを達成しましたが、自分自身の評価を教えてください
コーチからも、チームそして私個人に対して、リバウンドを取らなければならないと求められましたので、リーグの中でのベストリバウンダーになるとチャレンジして試合に臨みました。その結果が表れたのであれば嬉しいです。
-Bリーグ開幕戦2試合を終えた率直な思いを教えてください
本当に素晴らしいチームだなと思いました。素晴らしい選手・コーチ・スタッフが揃っていると改めて感じられました。リッチマンHCが常々「特別なチームを作ろう」と話していますが、その一つの爪痕は残せたかもしれません。ただ、まだまだ改善する余地はありますので、一つ一つ積み上げていけたらと思います。
-川崎戦に向けてファン・ブースターへのメッセージをお願いします
まずはアウェーに多くの方が足を運んでくれてありがとうございました。
皆さんの青援が力になり、勝利をつかむことが出来ましたので、シーズンを通してサポートをお願いします。
改めて皆さんの力が試合に勝つために絶対に必要になりますので、引き続き青援お願いします。