東海テレビ Presents シーホース三河ホームゲーム
ハイライト
茨城ロボッツをスカイホール豊田に迎えたGame1。最大16点差を許すなど、序盤からビハインドの時間帯が続いたが、4Qで追いつき一時は逆転。オーバータイムにもつれた大接戦は、残り2.1秒で逆転のシュートを決められてしまい、94-95で悔しい敗戦となった。
三河 14–25 茨城
茨城のトランジションオフェンスからリードを許す展開に
スターティング5は、#7長野、#10オルストン、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
茨城のシュートタッチが良く、開始早々に0-6のランを許してしまう。
タイムアウト後に#19西田がジャンプシュートから得点。その後もブロックショットを見せるなど、徐々にテンポを取り戻していく。
開始4分半には、#54ガードナーが難しい体勢からフェイダウェイを決める。ここまで得点ランキング4位の#54ガードナーはこの日も好調で、オフェンスの起点となって得点を重ねていく。
しかし、ディフェンスリバウンドを拾われてからのトランジションオフェンスに苦しめられ、11点のランを許すなど、少しずつ点差が開いてしまう。
3Pシュートも決まらず我慢の時間帯が続いたが、#54ガードナーが10得点を上げるなど粘り強く食らいつき、14-25の11点ビハインドで1Qを終える。
三河 37–48 茨城(三河 23-23 茨城)
ガードナーが奮闘し、前半だけで19得点を記録
スタートは、#1中村、#7長野、#19西田、#30ミラー、#54ガードナー。
#30ミラーと#54ガードナー、2人のビッグマンを中心に攻め、少しずつペースを呼び込む。開始3分には、#30ミラーが元NBAプレイヤーらしい豪快なワンハンドダンクを決めて23-30に。
途中でコートに入った#3柏木がディフェンスでファイトし、#30ミラーもハードなディフェンスを継続。#18角野がサインプレーからドライブで得点するなど、加入して間もない外国籍選手も多い中、連携した攻撃も徐々に生まれてくる。
前半だけで#54ガードナーが19得点、#30ミラーが12得点を記録するが、茨城のシュートが1Qに引き続き好調で、点差を詰めるまでには至らず37-48で2Qを終える。
三河 57–67 茨城(三河 20-19 茨城)
ガードナーがベンチに下がるも全員リバウンドで食らいつく
スタートは、#7長野、#10オルストン、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
後半に入っても茨城のシュートは好調で、この日の最大得点差となる16点のビハインドを背負ってしまう。さらに開始2分半、相手選手との接触から#54ガードナーがベンチに下がることに。
オフェンスの柱が不在の中、全員が体を張ってオフェンスリバウンドを獲得し、セカンドチャンスを生み出していく。
そのチャンスを決め切れずスコアを伸ばすのに苦しむが、その分ディフェンスでファイトし、これ以上のリードを許さない。
残り3分半には、#7長野がディフェンスから相手のミスを誘い、流れは少しずつ三河へ。#19西田のアシストから#30ミラーにダンクが生まれ、さらに速攻から#10オルストンが得点し、残り1分半で一桁得点差に戻す。最終的に57-67で3Qを終える。
三河 80–80 茨城(三河 23-13 茨城)
ジャワトが値千金のオフェンスリバウンド。試合はオーバータイムへ
スタートは、#3柏木、#10オルストン、#18角野、#30ミラー、#32シェーファー。
開始早々に#30ミラーが得点し、点差は再び一桁に。#32シェーファーが体を張って茨城の攻撃を防ぎ、#18角野がアタックして得点。その後もいい形を作るが、シュートがリングに嫌われて点差を詰められない。
オフィシャルタイムアウト直前、茨城#21ジェイコブセンに痛恨の3Pシュートを許してしまい再び10点差に。
タイムアウト後に#19西田や#30ミラーが得点を重ね、2ポゼッション差に詰め寄る。ホームアリーナの雰囲気が後押ししたのか、茨城のシュートも落ち始め、残り2分半で74-75とついに1点差に。
残り1分半、#54ガードナーのシュートは外れるも、#13ジャワトがゴール下に飛び込み値千金のオフェンスリバウンド。セカンドチャンスで#30ミラーが3Pシュートを決めて77-75と逆転。
残り時間は1分を切り、緊張した時間が続く。残り8.5秒で78-80。最後のチャンスで、#30ミラーがドライブから得点し、スコアは80-80。最大16点差を追いつき、試合はオーバータイム突入となった。
三河 94–95 茨城(三河 14-15 茨城)
残り2.1秒で逆転を許してしまい、悔しい敗戦
スタートは、#7長野、#13ジャワト、#19西田、#30ミラー、#54ガードナー。
開始早々に茨城#1ケネディに3Pシュートを決められるなど、反撃を食らってしまい、7点のビハインドを追う。
#54ガードナー、#7長野の連続得点で追い上げ、残り56秒で#30ミラーが3Pシュートを決めて、92-90とこの日2度目の逆転。しかし、すぐさま茨城#8多嶋に3Pシュートを許してしまい、92-93と再び1点ビハインドに。
残り16秒、リバウンド争いから#19西田がフリースローを獲得。緊張した空気の中、見事に2本とも決めて、3度目の逆転。
茨城のラストプレーを必死で守ったが、残り2.1秒で茨城#11タプスコットに得点を許し、94-95で試合終了。苦しい時間帯を耐えて脅威の追い上げを見せたが、悔しい敗戦となった。
試合後コメント
鈴木貴美一
少し噛み合わないところはありますが、出だしが良くない中、カムバックして選手たちはよく頑張ったと思います。
シュートが入らなかったのですが、リバウンドに対しての執着がありました。負けたのは残念ですが、色々なところで良い部分が出てきたので、これからが楽しみです。
明日も試合があるので頑張りたいと思います。
リチャード・グレスマン
シーズンの中でも、かなりワイルドなゲームのひとつだったと思います。
出だしは良かったのですが、三河さんのすごいところは、そこから追い上げてきたところです。率直に申し上げて、ミラー選手が入ってからの三河さんはまったく違うチームでした。#30ミラー選手は、まだ来日まもなくチームに合流したばかりで、今日はプレータイムも多く32点と素晴らしい選手だと思います。
もちろん三河は良いチームですので、ここでクロスゲームに持ち込むことができたチームを誇りに思います。
明日勝つためには、リバウンドが大きなカギになり、リバウンドをより高いレベルでやる必要があります。今日は三河さんにオフェンスリバウンドを20本やられてしまいました。これはセカンド・チャンスに繋がりますので、このような形ですと明日は非常に難しいです。
また、この勝利は選手たちにとって、とても良かったと思います。#8多嶋選手は、茨城ロボッツでのキャリアの中で一番のビッグショットを決めてくれたと思います。あの時2点差で負けていたのですが、しっかり3Pシュートを決めてくれました。
#11タプスコット選手も同様ですし、他の選手も戦い続けてくれました。明日はリバウンドのところも含めて、ディフェンスの面を改善しなければならないと考えています。
フォトギャラリー
今節は「ガールズフェス」を開催し、女性ファンに向けた企画・サービスが行われた。大好評だったのが、ファン参加型企画「シーホース三河 モテ男No.1決定戦」。アリーナ内に等身大の選手のパネルが登場。ほかにも女性に嬉しいイベントが盛りだくさんで、いつも以上に賑わいを見せた。試合前にはSKE48がパフォーマンスも行い、ハーフタイムも「タツヲンtheステージ」で会場を盛り上げてくれた。
この日は天候にも恵まれ、屋外のグルメブースも大賑わい。「スイーツフェス」も共催され、華やかな1日となった。