スギ薬局・BODY MAINTE Presents シーホース三河ホームゲーム
ハイライト
2021-22シーズン レギュラーシーズン最終戦は、前日の課題であったディフェンスとリバウンドで全員がハードワークし、前半をリードして折り返す。後半突き放されて、76–91で敗戦。CS出場を逃したが、今季最多となる2677人の観客からは、最後まで全力で戦い続けた選手へ温かい拍手が送られた。
三河 14–24 川崎
シュートタッチに苦しみ、二桁ビハインド
スターティング5は、#3柏木、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
川崎#22ファジーカスに先手を取られるが、#32シェーファーがリバウンドを弾いてつなぎ、セカンドチャンスで#9ローレンス Ⅱが3Pシュートを沈める。
#19西田を中心にチームオフェンスを展開するが、シュートタッチが悪く重い出だしとなり、川崎#0藤井の連続3Pシュートで追いかける展開となる。
#9ローレンス Ⅱのカットイン、リバウンド、フリースローの連続得点で追随するが、川崎#0藤井を起点に#35ヒース、#27熊谷らにテンポ良く得点を重ねられ、残り2分半に9-20と引き離される。
#9ローレンス Ⅱ、#32シェーファーが果敢なアタックでチームを鼓舞するが、ターンオーバーから川崎に走られ、14-24で1Qを終える。
三河 35–34 川崎(三河 21–10 川崎)
激しいディフェンスで10失点に抑え、逆転に成功
スタートは、#7長野、#9ローレンス Ⅱ、#14ユトフ、#18角野、#32シェーファー。
#18角野がアグレッシブにインサイドに切り込み、フリースローで先制。2本目のフリースローは外れるが、自らリバウンドを取って3Pシュートを射抜く。会場も熱い青援クラップで選手の背中を押す。
足を使った粘り強いディフェンスで川崎の得点を約4分間止めると、#7長野が#32シェーファーのカットイン、#14ユトフの3Pシュートを立て続けにアシストして、23-24と1点差に迫る。その後も激しいディフェンスの応酬が続き、23-26でオフィシャルタイムアウトを迎える。
川崎#0藤井のボーナススローでリードを広げられるが、#14ユトフのミドルシュート、スティールからのファストブレイクで#54ガードナーがフリースローを獲得。#19西田がスティールからプッシュし#3柏木の逆転の3Pシュートをお膳立てする。
残り1分から#14ユトフが2連続で3Pシュートを射抜いて35-31とリードするが、川崎#0藤井が3Pシュートを入れ返され、1点リードで試合を折り返す。
三河 55–62 川崎(三河 20–28 川崎)
追い上げては突き放され、7点差で最終Qへ
スタートは、#3柏木、#9ローレンス Ⅱ、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。
川崎は#22ファジーカスの連続得点、#0藤井のファストブレイクで突き放しにかかるが、#54ガードナーのフリースロー、#18角野の3Pシュートで40-40と追いつく。しかし川崎#22ファジーカス、#0藤井の得点で引き離されてリードを奪うことができない。
#9ローレンス Ⅱと#54ガードナーのコンビプレーから3連続で得点。#7長野のリバウンドから#9ローレンス Ⅱのファストブレイクで加点し、残り2分に4点差まで追い上げる。
川崎#0藤井、#23ジャニングに連続でアウトサイドシュートを決められて52-62と再びリードを二桁に広げられるが、#14ユトフの3Pシュートのブザービーターで7点差に追い上げて最終Qを迎える。
三河 76–91 川崎(三河 21–29 川崎)
最後まで全力を尽くすも、CS進出叶わず
スタートは、#7長野、#14ユトフ、#18角野、#19西田、#54ガードナー。
#14ユトフのリバウンド、#54ガードナーのアタックで好スタートを切るが、川崎#22ファジーカスの連続得点などにそれ以上のペースで得点され、点差を縮めることができない。
アウトサイドシュートの当たりがこない我慢の時間が続き、川崎#0藤井のスティールから#34アギラールに決められ11点のビハインドを背負う。
それでも#7長野の連続3Pシュートで反撃するが、すぐに川崎#0藤井に決め返され、二桁ビハインドのまま終盤に突入する。
劣勢を強いられる中、最後まで必死にスティールを狙うハードなディフェンスを続け、#18角野、#19西田が果敢にリングアタックしたが、点差を詰められず、76–91で敗戦。秋田が勝利したため、CS出場を逃した。
試合後コメント
鈴木貴美一
選手たちは昨日ダメだったところを修正して、しっかり遂行してくれて競ったゲームになりました。
ただ、勝負どころで藤井選手の個人技にやられ過ぎてしまいました。ディフェンスもしっかりついているんですけど、フェイダウェイのシュートはどうしようもならない状態でした。そういうところは力の差ですし、負けは負けだと思います。
一年を通して、ベテランのスター選手、金丸選手や川村選手が抜けて今年はダメだろうと予想されていたチームが、若い選手が本当に一所懸命頑張って成長してくれて、チャンピオンシップ争いができる昨年と同じくらいのレベルまで来てくれたので、次に繋がるなと思います。
また違う意味で、怪我・人数が足りないだとか、コロナなど今までにない苦しいシーズンでした。ファンの皆さんが、アウェーにも応援に来てくれて、声をかけて励ましてくれて、その言葉が私にとっては一年間モチベーションになりました。
メディアの方にも「選手が大幅に代わったのに、若い選手が伸びているね」とたくさん声かけいただいて、もっともっと彼らが育つ環境を作らなければと考えていました。ファンの皆さん、メディアの皆さん、チーム・スタッフ全員に感謝する一年でした。
川崎さんはバスケットのスタイル・選手層ともに、特に外国籍選手を含めたビッグラインナップなど、日本の中で一番強いと私は思っているので、(CS)優勝候補の筆頭だと思います。ぜひ頑張っていただきたいです。
佐藤賢次
地区優勝の可能性がある中で、今日の勝利のために最善を尽くして戦おうと選手たちと共有しました。
テーマとしては、昨日、17オフェンスリバウンドを許しているということで、チャンピオンシップでは絶対にポゼッションゲームになって、リバウンド・ルーズボールの勝負がシンプルに大事なので、チームとしてやりきりましょうというものでした。
前半は三河さんの勢いが本当にすごくて、何本も取られてしまう・取ったと思っても引っ掛けられてしまうというシーンがたくさんありました。ハーフタイムに、ここで修正しないとチームとして成長できないよという話をして、後半はしっかりアジャストしてファイトしてくれたと思います。
ただ、そういった点が出てしまうということはチームとしての反省点なので、そこはチャンピオンシップまでにもっともっと質を上げてメンタル的なところも上げて最高の状態で来週戦いたいと思います。
今日はこのウィングアリーナ刈谷の雰囲気がすごくて飲まれてしまうかと思ったので、改めて三河のファンの皆さま、選手スタッフの皆さんの思いを感じました。その思いを背負って、チャンピオンシップは皆さんの分まで最善を尽くしたいと思います。
フォトギャラリー
レギュラーシーズン最終戦、スギ薬局・BODY MAINTE Presents シーホース三河ホームゲームは「“全力三河”感謝祭」がテーマ。
試合前のDJ YOU-BoiによるDJ・VDJタイムは今季の総集編をお届け。ハーフタイムのタツヲンtheステージでは第2回「タツデミー賞」授賞式を開催して、今季を振り返った。
試合後にはサンクスセレモニーが行われ、全選手、鈴木HCが共に戦ってくれたファン・ブースターへの感謝の気持ちを伝えた。
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