天皇杯明けの初戦は、中地区2位の座を懸けて富山グラウジーズと直接対決。立ち上がりから積極的なバスケットを展開して、前半を二桁リードで終える。3Qに逆転され、最後まで1点を争うシーソーゲームとなるが、2点差で振り切って7連勝。中地区2位をキープした。
富山 20–26 三河
川村6得点4アシスト、金丸9得点で打ち合いを制す
スターティング5は、#1川村、#11熊谷、#14金丸、#32桜木、#54ガードナー。
#1川村の3Pシュートで幸先良く先制すると、#11熊谷が速いボールプッシュからミドルシュートを射抜いて主導権を握る。
開始3分半に富山#7阿部の3Pシュートで逆転を許すが、すぐに#54ガードナーの得点で追いつき、そこからは激しいスコアリングバトルに突入。富山が#7阿部、#0ライオンズの3Pシュート攻勢で引き離しにかかれば、三河は#1川村、#11熊谷、#14金丸の3Pシュートで渡り合う。
残り3分、#14金丸がリバースレイアップを沈めて18-18の同点とすると、ディフェンスをクルッとかわしてフェイダウェイ、ドライブで切り裂いてジャンプシュートと一挙9得点を挙げる“金丸タイム”で勝ち越し。さらに終了間際に、リーグ戦初出場となる#21ジョンソン、#11熊谷がスティールから立て続けにスコアして20-26と抜け出す。
富山 35–47 三河(富山 15–21 三河)
新加入のジョンソン10得点、多彩なスコアリングスキルを披露
スタートは、#1川村、#7長野、#14金丸、#21ジョンソン、#32桜木。
1Q終盤のタフなディフェンスを継続して、オフィシャルタイムアウトまでの約5分間、富山をわずか3得点に抑え込む。
オフェンスでは新加入の#21ジョンソンが躍動。リバウンドと3Pシュートの連続得点でリードを二桁に広げると、#54ガードナーとのホットラインでワンハンドダンクを炸裂させ、この10分で10得点をマークする。
#54ガードナーの力強いアタック、#7長野の3Pシュートなどで一時は19点のリードを築くが、富山に#10菅澤や#13前田の3Pシュート、#0ライオンズの連続得点で追い上げられ、12点のリードで前半を終えた。
富山 59–59 三河(富山 24–12 三河)
オフェンスが失速し、同点で最終Qヘ
スタートは、#1川村、#11熊谷、#14金丸、#32桜木、#54ガードナー。
後半は一転して富山ペースになり、#0ライオンズ、#22ペッパーズの連続3Pシュートで6点差に迫られる。タイムアウトで修正を図るも、オープンシュートがリングに嫌われる重い時間が続き、富山#22ペッパーズにさらに2本の3Pシュートを献上して、一気にリードを吐き出してしまう。
富山#0ライオンズ、#25葛原の得点でリードを許すも、#54ガードナーのリバウンド、#9森川のカットインで食らいつき、59-59の同点で最終Qを迎えた。
富山 76–78 三河(富山 17–19 三河)
勝負強さを発揮して僅差で逃げ切り、7連勝を飾る
スタートは、#9森川、#11熊谷、#21ジョンソン、#24加藤、#32桜木。
富山#0ライオンズに先制されるが、#21ジョンソンのロング2Pシュート、#9森川の連続3Pシュートでリードを奪い返す。富山も#22ペッパーズの3Pシュートですぐさま返上し、富山の1点リードでオフィシャルタイムアウトを迎える。
その後もリードチェンジを繰り返す激しい攻防が続き、76-76の同点で迎えた残り7秒、#14金丸が仕掛けてシュートファウルを獲得。フリースローを2本ともきっちり沈めて、貴重な2点を積み上げる。最後は#15根來、#24加藤を投入してリードを守り切り、76–78で富山を振り切った。
試合後コメント
鈴木貴美一
出だしは三河のペースだったんですけど、富山さんはさすが、3Qの爆発がすごいなと思いました。
最後は4Q、同点の中で、なんとか2点差で勝つことができましたけれども、本当にどっちに転ぶか分からない好ゲームだったと思います。
まだまだ試合が続くので、また次のゲームからしっかり頑張りたいと思います。