中1日で迎えた今季初のナイトゲームは、ガードナーの古巣・新潟アルビレックスBBと対戦した。前半は拮抗した展開となるが、3Qにオフェンスが爆発。「理想的な試合」でホーム初勝利を飾った。
三河 13–10 新潟
我慢の展開が続くが、ガードナー中心のオフェンスで逆転
スターティング5は、#2岡田、#11熊谷、#14金丸、#42オトゥーレ、#54ガードナー。
両チームともにシュートタッチが悪く重い立ち上がりに。我慢の時間を粘り強いディフェンスで新潟のミスを誘ってもちこらえると、#54ガードナーが挨拶がわりのユーロステップでバスケットカウントを獲得。金丸のカットイン、#54ガードナーのディフェンスリバウンドからの速い攻撃で#2岡田、#14金丸が加点し、3点リードで1Qを終える。
三河 35–32 新潟（三河 22–22 新潟）
長野 3本の3Pシュートで貢献
スタートは、#2岡田、#7長野、#14金丸、#32桜木、#54ガードナー。
立ち上がりに新潟#34ハミルトンの得点で逆転を許すも、#2岡田、#14金丸の得点で逆転。その後も互角の打ち合いが続き、新潟が連続で3Pシュートを決めれば、#7長野が立て続けに3Pシュートを沈めて対抗。ファストブレイクから失点すれば、#2岡田が3Pシュートとドライブを決め返す。残り21秒に同点とされるも、ラストオフェンスで#7長野が３本目となる３Pシュートを射抜いて、３点リードで試合を折り返した。
三河 67–48 新潟（三河 32–16 新潟）
オフェンスが大爆発 20点のリードを奪う
スタートは、#2岡田、#11熊谷、#14金丸、#42オトゥーレ、#54ガードナー。
タフなディフェンスから流れを呼び込むと、エース金丸が1on1からの得点で火がつき、開始5分間で一挙8点を積み上げる。前半シュートタッチに苦しんでいた#11 熊谷がファウルを受けながら3Pシュートを沈めると、アリーナは大歓声に包まれる。
その後も三河の勢いは止まらない。マークを引きつけた#14金丸から絶妙なパスを受けた#42オトゥーレがバスケットカウントなどで加点し、リードを20点に広げる。ボールをシェアしながら#54ガードナー、#14金丸が着実に得点を重ね、計33点を奪うビッグクオーターを作った。
三河 93–74 新潟（三河 26–26 新潟）
6人が二桁得点をマークする快勝で今季ホーム初勝利
スタートは、#7長野、#11 熊谷、#14金丸、#32桜木、#54ガードナー。
新潟#30今村らの猛追で一桁点差に迫られるも、#54ガードナーのアシストで#11熊谷、#14金丸が決めて突き放す。新潟#18森井に連続3Pシュートを浴びるも、#7長野が2連続で3Pシュートを決め返して主導権を渡さない。
#1川村が狙いすましたパスカットから走って2458人の観客を沸かせると、#54 ガードナー、#42オトゥーレが連続でバスケットカウント奪うなど、最後まで理想的なチームオフェンスを展開して、三河 93–74 新潟で快勝した。
13アシストを記録した#54ガードナーは、個人通算500アシストを達成した。
ヒーローインタビュー
金丸 晃輔
-率直に今の気持ちはいかがですか？
疲れました笑。（先日の）勝てるゲームを落とすというのは4Qの締めが甘かったんですが、今日はそこをしっかり徹底できて勝ちにつながったので良かったです。
-チームメイトとはどんな話をしていますか？
僕はスクリーンを使って、味方のパスをもらって、生きる選手なので、まだその部分がかみ合っていないので、その部分についてはしつこく言うようにしています。
-まだまだコミュニケーションも良くなっていきそうですね。
そうですね。練習はもちろん、試合を通じて、もっともっと良くなればいいと思います。
-今後、どんなチームになっていくと思いますか？
今日の93点では終わらず、100点、110点取れるチームだと思うので、もっともっと良くなると期待しています。
長野 誠史
-シーホース三河のホーム初のヒーローインタビューいかがですか？
嬉しい気持ち反面、緊張しています！
-今日はどんなことを注意していましたか？
ディフェンスから入って、速い展開に持ち込むということを意識してやった結果、いい形でシュートも入ったので良かったと思います。
-試合を振り返ってみていかがですか？
最初は点数がなかなか入らずに重たい雰囲気だったんですけど、タイムアウトだったりでベンチ全員で声を出した結果がこういう得点数につながったと思うので、今後も続けていきたいと思います。
-3Pシュートを5/8で決めています！今日は空いたら積極的にという思いはあったんでしょうか？
試合前にネゴさん（#15根來）から「MVP取って来いよ」と言われたので、それでしっかりと積極的に行けて、結果シュートも入って良かったと思います。
試合後コメント
鈴木貴美一
本当に、もったいない試合（琉球戦や千葉戦[GAME1]）など、勝てた試合を自分たちの自滅で負けてしまって、せっかくプレシーズンやアーリーカップがよかったのに、ここに来て選手たちが自信を失ってしまうのではないかということを懸念してました。
しっかり今日は自分たちのいいところ粘り強く出してくれて、第4Qも自滅しないで相手の勢いにちょっと飲まれそうになったんですけれども、自分たちのオフェンスをして逃げ切った理想的な勝ち方ができたと思います。
新潟さんもいいチームですし、#54ガードナー選手もまだ慣れていなくて、今日も（ファールを）3回すぐやってしまって、相手のビックマンも能力はあるのですが、フィットしていない。 そういう状態の中で、日本人の新しく加入した#7長野選手や#11熊谷選手がアグレッシブにやってくれて、#14金丸選手にもミーティングで伝えた通り、しっかりみんなが配球できて我々が目指すことができたと思います。
また今週の土日から試合がありますので、おごることなく、よい時と悪い時が明確になっていますので、しっかりよいところを出すように週末試合をしたいと思います。
今、いろいろなところで自然災害が起きている中で、バスケットをやらせてもらえることが幸せだと思いますし、ちょっとやそっとのことでくよくよしてられない、一生懸命やらなければならないという気持ちになります。精一杯、今まで以上にひとつひとつ積み重ねて、チーム力が上がるようにしていきたいと思います。
庄司 和広
今シーズンもよろしくお願いします。
平日にも関わらずこれだけのお客さまに観戦に来ていただいてありがとうございます。非常に良い会場の中でプレーさせていただきました。
試合については、前半は自分たちが準備したことを遂行してくれたと思います。
その中でも多少ずれはできたのですが、第3Qでどうしてもフィニッシュが決まらなかったときにパニックが起きてしまい、チームがやろうとしたことと違うことを、個人でどうにか打開しようとするプレーが多く続いてしまい、2回タイムアウトをとりましたが、そこを抑えることができず大量失点に繋がりました。
少しずつチームはよくなって、リバウンドのところも戦えました。
三河さんのようなチームには我慢が必要なのですが、我慢できず個でゲームをしようたしたところが大きなビハインドに繋がったと思うので、チームとして遂行能力を高めて戦っていきたいと思います。
フォトギャラリー
今季初のナイトゲームは「からあげナイト」と題し、場外キッチンカーエリアには人気からあげ店が勢揃い。シーホース三河タレントのタツヲがプロデュースしたオリジナルのからあげを2種類も登場し、アツアツでジューシーなからあげを片手にエキサイティングな試合を楽しんだ。
さらに高浜高校SBPによる「タツヲ焼き」も本日より販売開始。高校生が手作りするキュートなスイーツを求めて長い列ができていた。
また今季より平日ナイトゲームが「DISCO NIGHTER」に変貌。チアリーダーSurperGirlsやシーホースくんがディスコバージョンのきらびやかな衣装で登場し、DJ YOU-Boi によるDJ・VDJタイムも70年代のDISCOミュージックやミラーボールで観客を70年代のDISCO空間へと誘った。
