サンロッカーズ渋谷との Game2は、前日よりもさらにアグレッシブなディフェンスを遂行し、三河ペースでゲームを進める。オーバータイムに持ち込まれるも、そこからさらにディフェンスのギアを上げて5分間を3-14と圧倒。激戦を制し、Game1のリベンジを果たした。
SR渋谷 13–21 三河
早々と長野フェスティバル開催。攻守に存在感を示し、ゲームの流れを変える
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
SR渋谷に先行されるが、Game1で苦しんだ3Pシュートを#54ガードナー、#13須田が立て続けに沈めて対抗する。
序盤は一進一退の展開が続いたが、#7長野が試合のリズムを一変させる。鋭いパスで#54ガードナーのアタックをお膳立てすると、ディフェンスリバウンドにも積極的に飛び込み、SR渋谷#5クレモンズに付かれながらもドライブで切り込んで#32シェーファーのゴール下をアシストする。
渋谷のタイムアウト明け、#7長野はアグレッシブなディフェンスで#9ベンドラメからボールを奪取。それを#18角野が3Pシュートで得点につなげる。さらに次の守備でも#7長野はオフェンスファウルを誘発。攻守にゲームを支配する。
残り1分、#10レイマンのドライブで加点してリードを8点に広げ、三河ペースで1Qを終える。
SR渋谷 28–37 三河 (SR渋谷 15–16 三河)
約8分間SR渋谷を沈黙させ、最大16点のリードを築く
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
強度の高いディフェンスを継続し、1Qの終盤から約8分間にわたってSR渋谷に得点を与えない。#10レイマンの3Pシュート、#0オーガストのダンク、#54ガードナーのフリースローで15点のリードを作る。
SR渋谷は#8 ホーキンソン、#22トラビスの得点で巻き返すが、スティールからファストブレイクで#19西田(優)が得点。#19西田(優)と#54ガードナーの2メンゲーム、#11久保田がスピンムーブからフリースローを獲得して、20-36とリードを16点に拡大する。しかし終盤、SR渋谷#22トラビスの3Pシュート、バスケットカウントなどで反撃され、一桁差に押し返される。
SR渋谷 43–48 三河 (SR渋谷 15–11 三河)
ファウルトラブルに苦しむが、再び長野が流れを引き戻す
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
SR渋谷#5クレモンズのフリースローで先手を取られるが、#11久保田が#54ガードナーのスクリーンを使って3Pシュートを射抜く。しかしその後はSR渋谷の執拗なディフェンスを受けて、ターンオーバーから失点。加えて、#0オーガストがファウルトラブルに陥り、我慢の時間が続く。
SR渋谷にボーナススローでじわじわと点差を詰められる中、#7長野が3Pシュートを沈め、ディフェンスでも2度にわたってオフェンスファウルを誘発して踏みとどまる。
終盤はターンオーバーが続き、SR渋谷#9ベンドラメのファストブレイクで41-45と追い上げられるが、#10レイマンの3Pシュートで応戦。5点リードで最終Qを迎えた。
SR渋谷 66–66 三河 (SR渋谷 23–18 三河)
石井のビッグプレーで逆転するも、3連続3Pシュートで追いつかれてオーバータイムに突入
スタートは、#7長野、#10レイマン、#27石井、#32シェーファー、#54ガードナー。
SR渋谷に3連続で3Pシュートを決められて逆転を許す。それでも崩れることなく、#10レイマンがドライブでフリースローを獲得。#19西田(優)の3Pシュートですぐにリードを奪い返す。
ターンオーバーが続いてSR渋谷に再逆転されるが、#54ガードナーの3Pシュートで1点差に詰め寄ると、#27石井がファウルを受けながら3Pシュートを打ち抜く値千金の“4点プレー”で前に出る。
集中したディフェンスでSR渋谷の攻撃を沈黙させ、チームファウル5つの相手を攻め立てて、#11久保田がボーナススローで着実にリードを広げていく。残り1分、#27石井のキックアウトから#10レイマンが3Pシュートを射抜いてリードを7点に。
しかしそこからSR渋谷#5クレモンズの連続3Pシュートで2点差に迫られ、残り0.5秒に#9ベンドラメの3Pシュートで追いつかれて、勝負の行方はオーバータイムへと持ち込まれた。
SR渋谷 69–80 三河 (SR渋谷 3–14 三河)
青援クラップの後押しを受けてSR渋谷を圧倒、激闘を勝ち切った
スタートは、#10レイマン、#11久保田、#19西田(優)、#27石井、#54ガードナー。
#19西田(優)のスキップパスを受けた#27石井のコーナー3Pシュートで先制すると、#27石井のスティールから#54ガードナーがバスケットカウントで得点して一気に波に乗る。
アウェーの地にかけつけたファン・ブースターも力強い青援クラップ&ディフェンスコールでチームを後押し。それに応えるように、粘り強いディフェンスで3秒バイオレーションを誘発すると、#11久保田がフェイクを使いながらゴール下をねじ込む。SR渋谷をわずか3得点に封じ、#54ガードナーがパワーアタック、3Pシュートなどでリードを11点に拡大。最終スコア69–80で激戦を制した。
試合後コメント
ライアン・リッチマン
昨日よりもいいディフェンスができたと思います。
SR渋谷さんは本当にユニークなチームだと思いますし、すごく正確なオフェンスをしてくるチームに対して、自分たちが昨日よりもいいディフェンスをできたというのは大きな収穫でした。
ゲームの終盤に自分たちのミスから追いつかれることはありましたが、オーバータイムでしっかりと勝ちをたぐり寄せることができました。この勝利は自分たちにとって、とても大きいものだと思っています。
石井 講祐
ディフェンスの激しさとかインテンシティで、リバウンドに対する気持ちや、ひとつひとつのプレーに対する気持ちが昨日とは全然違って、出だしからいい流れを作ることができたと思います。
-オーバータイムまで突入するタフなゲームを勝ちきれたポイントは?
4Qの残り5、6分のところで相手に流れが行きかけましたが、そこでしっかりと我慢して流れを取り戻せたことがチームの成長だと思いますし、ポイントかなと思います。
また、追いつかれてからの延長でしたが、もう一度先手をとれた点も大きかったと思います。