
アサヒ飲料 Presents シーホース三河ホームゲーム
CS進出マジック「2」で迎えた川崎ブレイブサンダースとのナイトゲーム。序盤から一進一退の我慢比べが続いたが、角野が要所で3Pシュートを決めるなど粘り強く戦い、オーバータイムに突入。最後はエース・西田(優)が得点&アシストで試合を決め、105-101で勝利。マジックを「1」に減らした。
1Q 三河 21–24 川崎
川崎の外国籍選手に手を焼くも、オーガストが制空権を握って対抗
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#54ガードナーのアシストで#13須田がオープン3Pシュートを決める幸先の良いスタートを切る。川崎#25アレンの3Pシュート、ファストブレイクの連続得点でリードを許すが、#19西田(優)のカットイン、ファストブレイクの連続得点で主導権を渡さない。
#0オーガストが制空権を掌握。オフェンスリバウンドからバスケットカウントをもぎ取ると、#11久保田との豪快なコンビプレーで連続得点して会場を沸かせるも、川崎#24ジョンソンの個人技から立て続けに失点して逆転される。
さらに川崎#25アレン、#2小針に連続3Pシュートを浴びて17-24と7点のビハインドを背負うが、粘り強いディフェンスから#18角野がファストブレイクで加点。ブザーと同時に#10レイマンがレイアップを決めて、3点差に追い上げて最初の10分を終えた。


2Q 三河 40–41 川崎 (三河 19–17 川崎)
角野の連続得点で逆転。その後は一進一退のクロスゲームに突入
スタートは、#7長野、#10レイマン、#16西田(公)、#18角野、#54ガードナー。
川崎#24ジョンソンのアタックに手を焼くも、#54ガードナーがパワーで押し込み、続くポゼッションでも#54ガードナーがパスカットからワンマン速攻に持ち込んで対抗する。さらに#18角野が連続で3Pシュートを射抜いて31-30と試合をひっくり返す。
川崎も譲らず、#33長谷川のカットイン、#7篠山の3Pシュートで先行されては、三河が#0オーガストの連続得点、#19西田(優)のフリースローなどで追いつくクロスゲームが続き、1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。


3Q 三河 72–68 川崎 (三河 32–27 川崎)
ワンポゼッション差の我慢比べが続くも、角野の連続3Pシュートで4点リード
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#19西田(優)のドライブ、#13須田のカットインで先行するが、その度に川崎#25 アレンに返上される我慢比べの展開に。#54ガードナーの3Pシュート、#0オーガストの合わせで得点を重ねるが、オフェンスリバウンドから川崎#11米須の3Pシュートで49-49の同点に追いつかれる。すぐに#19西田(優)が3Pシュートを決め返すが、 川崎#11米須、#12野﨑の連続3Pシュートで逆転されてしまう。
ワンポゼッション差ながら追いかける展開が続く中、#19西田(優)、#10レイマンが立て続けに3Pシュートを射抜いてリードを得るも、川崎#33長谷川の3Pシュート、#25アレンの連続得点で2ポゼッションのリードを作られる。
#7長野と#32シェーファーの2メンゲームで押し返すと、残り43秒に#7長野がもぎ取ったオフェンスリバウンドを#18角野が3Pシュートで仕留めて逆転。さらに終了間際に#18角野が再び3Pシュートを射抜くと、アリーナ中のブースターが両手を突き上げて歓喜に沸いた。


4Q 三河 91–91 川崎 (三河 19–23 川崎)
終盤川崎の猛追を浴びて追いつかれ、オーバータイムに突入
スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー。
川崎#45山内に先制されるが、#0オーガストがフリースロー、ダンクと6得点を連続マークして78-73とリードを広げる。
川崎#12野﨑の連続得点で1点差に肉薄されるが、慌てることなくチームでボールをシェアし、#16西田(公)のパスに#10レイマンがゴール下で合わせてリードを渡さない。
1点リードで迎えたオフィシャルタイムアウト明け、#10レイマンの3Pシュートで流れを傾けると、残り3分半に#10レイマンのスティールから#18角野が3Pシュートを決めて再びアリーナを揺らす。
しかしタイムアウトで息を吹き返した川崎に、2分弱の間に9-0のランの猛追を浴びて、残り2分に86-88と逆転されてしまう。
#54ガードナーのリバウンドで追いつくと、序盤から苦しめられてきた川崎#24ジョンソンのアタックを止め、そこからファストブレイクに転じて#10レイマンが3Pシュートを射抜いて3点リードするが、川崎#24ジョンソンに3Pシュートを決められ、91-91の同点でオーバータイムに突入した。


OT1 三河 105–101 川崎 (三河 14–10 川崎)
最後はエース・西田(優)が6得点1アシストと試合を決める
スタートは、#7長野、#10レイマン、#19西田(優)、#32シェーファー、#54ガードナー。
#10レイマンのダンクで先制。川崎に圧をかけられてボールを失いかけるも#7長野がルーズボールに飛び込み、それを#19西田(優)がバスケットカウントで得点につなげる。その1分後にも粘り強いディフェンスで相手のミスを誘い、#19西田(優)がディープ3Pシュートを射抜いて99-92と7点のリードを作る。
しかし簡単には終わらない。川崎#24ジョンソンに連続得点を奪われ、残り2分に#11米須の3Pシュートで試合を振り出しに戻される。
それでも崩れることなく、残り39秒に#19西田(優)とのコンビプレーで#54ガードナーがフリースローを獲得して101-99と2点リードすると、ファウルゲームで追いすがる川崎に対して、#11久保田がフリースローをしっかりと決めてリードを4点に広げ、最終スコア105-101で激戦を制した。


試合後コメント
ライアン・リッチマン
川崎さんが本当に素晴らしいプレーをされたと思っています。
スカウティングを担当してくれた松浦VC・津谷VCから"最近の試合がとても良い内容"と聞いていましたが、その通りのプレーをされていたと思います。川崎さんのHCがご病気ということですが、HC代理の勝久コーチがしっかりと良いチームを引き継がれていると感じました。
最終的に勝利を手繰り寄せることができて良かったと思います。
角野亮伍
簡単に勝てるゲームは一つもないと痛感したゲームでした。
僕らはチャンピオンシップ出場が賭かっているのに対して、川崎さんはそういった状況ではないなかで、あれだけハードにやってきたので、これから先の試合でも、今日のようなふわっと入るような展開になってはいけないと、気が引き締まる試合でした。
うまくいった部分、うまくいかなかった部分はどのように感じますか。
点数が100点以上取れたので、オフェンス面でボールが良く回って得点できたのは良かったと思います。
ただ、僕らはディフェンスのチームとしてやっているなかで点をたくさん取られてしまったところと、インサイドをしっかり守ろうと言っているなかで、リバウンドを取られて得点を許してしまったところが、こういった試合になってしまった原因かなと思います。
3Pシュート5本を含む17得点、ご自身のプレーを振り返ってみていかがですか。
シュートは入りましたが、残り1分半で早撃ちして外してしまった場面や、大事なところでターンオーバーしてしまった場面などがありました。
そういったミスはなくしていかないとクロージングの場面で使ってもらえる選手にはなっていかないので、そこは自分で改善していかなければと思っています。
CS出場マジックが1となりました。次節のFE名古屋戦に向けた意気込みをお願いします。
あと1勝すればチャンピオンシップ出場が決まる状況ではありますが、あと4試合のうちの1試合というだけなので、全部勝つつもりで行こうと思います。
勝久 ジェフリー
まず、ブレイブサンダースファミリーの皆さんの声援が本当に心強かったです。アウェーの試合に駆けつけていただきありがとうございます。皆さんのために、もちろん勝利で恩返しをしたかったです。
けれど、我々のミッションとしている"BE BRAVE"、ハードワーク、チームワーク、リスペクトを勝っても負けても体現することが我々の使命です。結果は残念でしたが、選手たちはそういう姿を見せてくれたと思います。
いつもサポートしてくださっているファミリーの皆さんに恩返しできるように、残り4試合となりますが必死に引き続き"BE BRAVE"を貫きます。
フォトギャラリー
アサヒ飲料 Presents シーホース三河ホームゲームのテーマは「ミカワ夜祭」。今季最後のナイターは、先着2400名にプレゼントされた「ワンダ クリアブラック」やビールなどを片手に、提灯に彩られた飲食ブースで「からあげナイト」を楽しむ観客の姿が見られた。 また、この日発売になった「ROAD TO CHAMPIONSHIP」Tシャツ、フェイスタオル、ハチマキを身に纏うファン・ブースターも多く、CSに向けて青く染まったアリーナ一丸で勝利を手にした。