【CSゲームレポートVol.4】5月20日(日)アルバルク東京戦
2018年5月20日(日) シーホース三河 VS アルバルク東京 13:05~
@ウィングアリーナ刈谷
シーホース三河 VS アルバルク東京 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
チーム | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | EX1 | TOTAL |
シーホース三河 | 12 | 16 | 13 | 23 | 7 | 71 |
アルバルク東京 | 21 | 12 | 22 | 9 | 9 | 73 |
ファイナル進出をかけた、ウィングアリーナ刈谷での今季ラストゲーム。「私たちの青援で、選手をファイナルへ連れて行きます」と共に戦う強い決意を胸にファン・ブースターが会場前から長い列を作った。
3002人の大青援の中で行なわれたGame2は、Game1と真逆の展開となった。16点リードされるも、終了間際にエース・比江島がクラッチシュートを決めて同点に。延長戦に持ち込む粘りを見せたが、わずかに1本が届かず、2年連続セミファイナルで敗れた。
1Q 三河12–21 A東京
インサイドを強調 シムズが8連続得点の奮闘
スターティング5は、#0橋本、#6比江島、#16松井、#32桜木、#44シムズ。
「インサイドでアドバンテージを取りたかったので、そこを強調した」という#0橋本が語った通り、#32桜木、#44シムズを起点に攻撃を展開。#32桜木のポストプレーから#16松井のミドルを沈めると、#44シムズがパワープレーなど8連続得点を挙げて先行する。
しかし残り3分に#6馬場にファストブレイクからダンクを決められ12-14と逆転されると、A東京に流れが傾く。#6馬場のミドル、#1小島の3Pシュートで畳み掛けられ、三河12–21 A東京で最初の10分を終えた。
2Q 三河28–33 A東京(三河16–12 A東京)
金丸 8得点も、5点のビハインドで折り返す
スタートは、#4狩俣、#5バッツ、#12西川、#14金丸、#44シムズ。
#14金丸のフリースローで先制すると、#44シムズがアタックからキックアウトし#12西川が3Pシュートを射抜く。3分には#12西川のスティールから#14金丸がファストブレイクを沈めて21-22の1点差に迫る。一進一退の攻防が続く中、残り4分に#14金丸のボーナススローで逆転するも、A東京は#1小島のリバウンド、#24田中の3Pシュートでひっくり返し、5点ビハインドで前半を折り返した。
3Q 三河41–55 A東京(三河13–22 A東京)
A東京の守備に苦しみ、14点ビハインドを背負う
スタートは#0橋本、#6比江島、#14金丸、#32桜木、#44シムズ。
ハーフタイム中も鳴り止まない大青援を力に波に乗りたい三河だったが、序盤の4分間を#14金丸のフリースローによる3得点のみと我慢の時間を強いられる。#14金丸の3Pシュートや#16松井のバスケットカウントで加点するが、A東京#24田中にこのQだけで12得点を許し、点差を14点に広げられる。
4Q 三河64–64 A東京(三河23–9 A東京)
16点差を追いつき、2試合連続のオーバータイムへ
スタートは、#0橋本、#5バッツ、#6比江島、#14金丸、#44シムズ。
A東京#6馬場にファストブレイクからダンクを叩き込まれてリードを16点に広げられるが、あきらめない三河はここから気迫のプレーを見せる。#0橋本を中心に激しいディフェンスでA東京を封じると、#14金丸のジャンパー、#44シムズのフリースローで得点。4分には#6比江島がワンマン速攻を繰り出してチームを勢いづける。
その後も#6比江島が鋭くリングにアタック。ファウルをもらいフリースローで追い上げる。残り2分半には#5バッツのスティールから#6比江島がドリブルで素早く運び、最後は#44シムズがダンクを叩き込んで6点差に詰め寄ると、会場全体が追い上げムードに。「選手をファイナルに連れて行く」というファン・ブースターの決意が伝わる地鳴りのような青援がウィングアリーナ刈谷を揺らす。すると同48秒に#5バッツのバスケットカウントでワンゴール差に迫ると、残り10秒にエース・比江島がクォーターファイナルの再演となるビッグショットを撃ち抜いて64-64の同点に。今季最高の盛り上がりの中、ファイナルの行方は2試合連続で延長戦に委ねられた。
OT1 三河71–73 A東京(三河7–9 A東京)
1本が届かず、ファイナルを逃す
スタートは、#4狩俣、#5バッツ、#6比江島、#14金丸、#44シムズ。
#6比江島、#14金丸のフリースローで先行するも、東京も#31ウィリアムズ、#1小島の得点で反撃。再び#14金丸の3Pシュートで突き放すも、残り1分半A東京#53カークのダンクで逆転されてしまう。#6比江島が逆転の3Pシュートを狙うも、わずかにリングを捉えられず。選手とファン・ブースターが共に死力を尽くして戦ったが、最終スコア三河71–73 A東京で2連敗を喫した。惜しくもファイナル進出を逃したが、最後まで戦う姿勢を見せ続けた選手を讃える「Let's go SEAHORSES!!」の青援と拍手が続いた。