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【ゲームレポート】9/8(日)「AICHI CENTRAL CUP 2024」決勝戦vs.三遠

試合結果

ゲームレポート

AICHI CENTRAL CUP 2024の決勝戦は、昨季の中地区王者・三遠ネオフェニックス。序盤に二桁ビハインドを背負うがディフェンスを修正し立て直す。しかし、三遠の高確率な3Pシュートを止められず敗戦、AICHI CENTRAL CUP 2024は準優勝で幕を閉じた。

1Q 三河 18–23 三遠

一時は二桁リードを奪われるが、長野と石井を起点に立て直す

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

序盤から三遠の強固なディフェンスの前に得点できない時間が続き、三遠#2ヌワバを中心に得点を重ねられ、2-12と出鼻をくじかれる。

#10レイマンのレイバックで一桁差に押し戻すが、三遠のアウトサイドを中心したオフェンスを止められず4-20と突き放される。

残り3分半、#7長野が3Pシュートを射抜くと、#7長野と#27石井のダブルチームで三遠のミスを誘発し徐々にリズムを掴み始める。

残り1分半には#10レイマンがドライブで切り込むと、直後のディフェンスで#27石井のスティールから#10レイマンが得点を重ね16-20と一気に流れを手繰り寄せる。

三遠のタイムアウト明け、三遠#24佐々木に3Pシュートを決められるが、#7長野が鋭いドライブでやり返し、18-23と5点ビハインドで1Qを終える。

2Q 三河 32–44 三遠 (三河 14–21 三遠)

要所で三遠の3Pシュートを許しリードを拡大される

スタートは、#0オーガスト、#7長野、#10レイマン、#19西田(優)、#27石井。

強度の高いディフェンスで三遠のターンオーバーを誘うと、#0オーガストがゴール下で強さを見せフリースローを獲得する。

三遠に3Pシュートを中心に得点を重ねられ0-8のランを許すが、#54ガードナーの力強いペイントアタックで踏み止まる。

残り4分には#54ガードナーが2人に囲まれながらゴール下でねじ込みチームを鼓舞する。直後に三遠#5大浦に3Pシュートを射抜かれるが、#13須田と#19西田(優)のコンビプレーで27-36と一桁差に押し返す。

しかし、三遠のタイムアウト明け、三遠#2ヌワバに3Pシュートを沈められ三遠を捉えられない。#19西田(優)の3Pシュート、#54ガードナーの力強いドライブで対抗するが、三遠#23ダジンスキーのブザービーターを許し、32-44とリードを二桁差に広げられハーフタイムを迎える。

3Q 三河 50–61 三遠 (三河 18–17 三遠)

ターンオーバーから流れを掴みきれない

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

#54ガードナーのゴール下のアタックで先制すると、#0オーガストのスティールから#11久保田が得点を重ね、40-48と一桁差に押し返す。

しかし、三遠#2ヌワバの個人技が止められず苦しい展開が続く。開始4分には三遠#24佐々木に3Pシュートを決められ40-55と再びリードを拡大される。

三河のタイムアウト明け、#7長野と#0オーガストのホットラインで得点すると、#10レイマンの強烈なブロックショットが炸裂する。

開始5分半、#7長野と#0オーガストのコンビプレーで再び得点するが、要所でのターンオーバーが響き流れに乗り切れない。終盤にはオフェンスを立て直し、#7長野と#54ガードナーが3Pシュートを沈め、50-61で4Qに突入する。

4Q 三河 69–93 三遠 (三河 19–32 三遠)

三遠の高確率なアウトサイドシュートを止められず敗戦

スタートは、#7長野、#10レイマン、#27石井、#32シェーファー、#54ガードナー。

三遠#5大浦の3Pシュートで先制されるが、#7長野、#27石井の粘り強いディフェンスからスティールすると、#10レイマンがフリースローを獲得する。しかし、三遠の高確率な3Pシュートを止められず、56-73と徐々に点差が拡大する。

三河はタイムアウトで修正を図るが、三遠#24佐々木を起点としたオフェンスを止められず、悪い流れを断ち切れない。それでも激しいオールコートディフェンスを全員で続け、最後まで喰らいつく。

#16西田(公)が果敢なアタックからフリースローをもぎ取ると、残り1分には#9平と#15モッチが足を使ったディフェンスで三遠からボールを奪い取り、#9平がアーリーオフェンスを成功させる。

さらには#9平がスピードのミスマッチを活かしたアタックで加点すると、ラストプレーで#7長野が3Pシュートを決め切り試合終了。最終スコア69-93で敗退し、AICHI CENTRAL CUP 2024は準優勝で幕を閉じた。

試合後コメント

ライアン・リッチマンHC

ライアン・リッチマン ヘッドコーチ

今日のゲームはタレントがあり、しっかりコーチングをされた良いチームとのタフな戦いだったと思います。

スタートは自分たちがあまり良くなく、スローに入ってしまって、その後ゲームを戻すことはできたんですけど、最終的には点差が離れてしまいました。

負けはしましたし、優勝という私たちが求めていたところには届かなかったんですけど、チームとしては成長したと思っています。

昨シーズンもこの時期に川崎さんと天皇杯であたって、30点差近くで負けて、それが自分たちにとっては良いきっかけになって、もう一度ちゃんと集中していかなくてはならないということだったり、課題を見つけたり、そういうことができたので、今回もこのゲームを振り返り、自分たちが成長するためにやっていきたいと思います。

-ホーム開幕戦が同じ三遠戦ですが、次の対戦に向けて
どのようにアジャストしていくかは、今具体的にお伝えすることはできませんが、頭の中で考えていることはあります。

ただ、今から三遠さんの対策に多くの時間を割くこともできますが、まだ1ヶ月以上先のゲームなので、今は自分たちに標準を合わせて、オフェンスでもディフェンスでも調整していくのかが重要になってくると思います。

自分たちの成長のために必要なことを、この時期にはやっていきたいと思います。

-終盤にプレータイムのあった#9 平寿哉選手について
まず初めに、#9 平選手だけではなく、最後に出ていた選手全員が、あの状況の中でしっかりプレーをしてくれていたことをお伝えさせてください。

その中でも、平選手が一番若く、リーグ全体を見ても若い選手です。将来的には彼が斎藤選手(名古屋D)や佐々木選手(三遠)のような選手になっていくことを自分たちは期待しています。

ただまだその域には入っていませんし、これから可能性のところで、彼が掴み取っていかなくてはならないと思っているので、それを自分たちはサポートして、彼の成長を見ていきたいです。

#7 長野誠史

出だしのところで、三遠さんの方がエナジーを出してきたのもあって点差が広がったんですけど、セカンドチームでしっかりカムバックできたので、そこは良かった部分ではあります。

ただ、そこからもう一段階上がるためにはもっともっとチームでやっていかなくていけないという、良い課題を見つけることができました。

-ホーム開幕戦での再戦(三遠)に向けて
レギュラーシーズンでは、お互いに全開でいかないといけないので、その2戦をしっかりと自分たちのものにできるように、これから調整していきたいと思います。

#19 西田優大

出だしから相手のプレッシャーに飲まれてしまったのもあって、後手に回ってしまった印象です。

立て直しできそうな時間帯もありましたけど、そこで3ポイントを決められてしまったり、自分たちのターンオーバーだったり、ちょっと違うところにフォーカスしてしまいました。

三遠さんの方がコンディションが良かったとはいえ、ここまで大差になる要因は自分たちにあったと思うので、しっかり修正して、また天皇杯がすぐあるので、そこに向けて準備したいと思います。

-現時点でのチームの課題は
今日のゲームを見てもらったら分かる通り、途中点差が離れたタイミングは審判や相手に目がいったり、自分たちのことに全然フォーカスできていなかったです。

自分たちで立て直せるところは自分たちで立て直さないと、去年の土台がすごくもったいなくなってしまうので、そういったところが課題だと思います。

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