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【ゲームレポート】9/23(土)天皇杯2次ラウンド vs.仙台

試合結果

ゲームレポート

天皇杯2次ラウンドDAY2の仙台89ERS戦。最終Qの残り3分に12点のビハインドを背負う苦しい展開も、そこから14-0のビッグランで猛追。最後は長野のリバウンドで大勝利を飾った。残り8秒に同点のシュートを決めたレイマンが29得点で勝利の立役者となったほか、イが21得点5スティール、石井が3本の3Pシュートを含む13点で苦しい時間帯を支えた。

1Q 三河 23–22 仙台

3連続3Pシュートで好スタートも、追い上げられて接戦に

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#27石井、#43イ、#54ガードナー。 #54ガードナーの連続3Pシュートで幸先の良い立ち上がり。さらに#43イのキックアウトから#27石井が3Pシュートを沈めて9-0と先行する。

仙台は#13阿部の連続得点で反撃に出るが、#0オーガストの連続得点、#43イのファストブレイクで流れを渡さない。

タイムアウトで立て直した仙台に連続3Pシュートで追い上げられ、残り3分に仙台#0小林の3Pシュートで逆転されてしまう。その後は僅差で追いかける時間帯が続いたが、残り6秒に#18角野のアタックで23-22と逆転して1Qを終える。

2Q 三河 48–53 仙台(三河 25–31 仙台)

取っては取り返しのクロスゲームが続く

スタートは、#1中村、#7長野、#10レイマン、#18角野、#54ガードナー。

第2Qも仙台が離しては三河が追随する攻防が続く。仙台は#91片岡を中心に得点を重ねるも、#10レイマンの連続得点で対抗。仙台にリードされるたびに、#27石井のカットイン、#43イのファストブレイクで返上して離されない。

開始5分、仙台#21渡部の3Pシュートでリードを5点に広げられるが、#10レイマンの1on1、#11久保田の3Pシュートで食い下がる。以降もワンポゼッション差以内で試合が推移したが、残り1分から仙台に突き放され、5点のビハインドで試合を折り返す。

3Q 三河 67–78 仙台(三河 19–25 仙台)

中盤以降流れが仙台に傾き、二桁ビハインドで最終Qへ

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#27石井、#43イ、#54ガードナー。

仙台#21渡部の3Pシュートで先制点を取られるも、すぐに#27石井がディープ3Pシュートを決め返す。さらに#27石井はカットイン、ディープ3Pシュートの連続得点をマーク、#43イのファストブレイクで3点差まで押し返す。

残り5分に仙台#91片岡の3Pシュートで再び8点差をつけられるが、#43イがファウルを受けながら3Pシュートを決め切って踏みとどまる。その後もオフェンスにリズムが生まれず我慢の時間が続き、残り1分半に仙台#13阿部のドライブで67-77と二桁点差を作られる。

4Q 三河 92–90 仙台(三河 25–12 仙台)

残り3分から14連続得点で猛追。長野のリバウンドで劇的逆転勝利

スタートは、#1中村、#10レイマン、#11久保田、#18角野、#54ガードナー。

#10レイマンが積極的なアタックでフリースローを獲得。#43イがワンマン速攻でバスケットカウントをもぎ取り反撃の狼煙を上げる。オールコートで激しくプレッシャーをかけて仙台のオフェンスを停滞させると、#54ガードナーのパワーアタック、#10レイマンのアタックで点差を縮める。

しかし仙台も盛り返し、残り3分に仙台#52 ゲルンのアタックで78-90とリードを12点に拡大される。

劣勢を強いられる中、#10レイマンのゴール下、#43イの3Pシュートで追撃のギアを上げると、ハードなディフェンスで相手のミスを誘い、残り41秒#10レイマンの3Pシュートで2点差に迫る。続く仙台の攻撃を#18角野が粘り強いディフェンスで止めると、残り8秒、ラストショットを託された#10レイマンがファウルを受けながら同点のシュートをねじ込む。ボーナスフリースローは外れるも、リバウンドを#7長野がかっさらって逆転。遠くまで応援に駆けつけたファン・ブースターとともに劇的勝利を勝ち取った。

試合後コメント

ライアン・リッチマン ヘッドコーチ

ライアン・リッチマン ヘッドコーチ

--今日のゲームを振り返って
スタッフ・選手が一体感を持って戦った結果だと思いますし、自分のキャリアの中でも思い出に残るような素晴らしい試合の一つと言い切れるような日であることは間違いありません。 仙台さんの素晴らしいパフォーマンスも、ゲームを素晴らしい試合にしてくれました。

-最初のプランはどういったようなものでしたか?
最初に思っていたゲームプランはある程度遂行できたと思います。 ただ仙台さんの強度が強く自分達が後手に回ってしまったと感じています。

-追いかけるシーンでは選手たちに何と声をかけていましたか?
まずは相手よりも自分達がハードにプレーすることにチャレンジしようと伝えて、それをやり切ってくれたと思います。 特に残り3分で14-0のランができ、自分でも正直経験したことがありません。 そんな素晴らしいことができたのも、最後まで戦い続けた結果だと思います。

-今回の試合の改善点はどこでしたか?
いい質問ですね。諦めなければ必ずチャンスはやってくること、 それを自分達で掴み取ることができるということを改めて学べたと思います。 残り3分20秒で#0 ザック・オーガスト選手を投入してチームを修正した場面があったのですが その部分で作戦を忠実に遂行してくれて流れを変えることができましたし、 #18 角野亮伍選手が素晴らしいディフェンスで自分達に勢いをもたらしてくれたことも大きかった、 そういう姿勢を持ち続けることが大事だと改めて学ばさせてもらいました。
あとは、苦しい3Qの時に#27 石井講祐選手がビックショットを決めてくれましたし、 何より今日も#7 長野誠史選手が素晴らしい仕事をしてくれました。 昨日も言ったかもしれませんが、あれほどハードにプレーし続けてくれる選手を今まで見たことがありません。 自分としても本当に彼を誇りに思っています。


そして#10 ジェイク・レイマン選手、#43 イデソン選手が大きな期待を持ってボールを預けた場面で 応えてくれました。今日の1勝はチームにとっても大きな一歩になったと思いますので、そういったところを次に繋げたいと思っています。

 

-明日に向けて、ファンへのメッセージをお願いします。
今日も会場に足を運んでいただいた方々の青援は聞こえましたし、チームとして選手もスタッフもその声が力となって この結果をもぎ取ることができましたし、また明日も会場に足を運んでいただいたり、 画面を通して自分達の後押しをしていただけたらと思います。 相手がどこになるかはまだわかりませんがもう一回皆さんのエナジーが必要になりますので応援をよろしくお願いいたします。

#10 ジェイク・レイマン

-今日のゲームを振り返って
本当にタフな試合でした。仙台さんが素晴らしいパフォーマンスでいい試合にすることができたと思いますし、 ディフェンスでもオフェンスでも苦労させられました。 そんな難しい状況の中でターンオーバーを引き出すことができて勝ちに繋げることができましたし、 そこには#7長野誠史選手の素晴らしいパフォーマンスもあり、勝つことができたので感謝しています。

-追いかける展開の中でどういうマインドで望みましたか?
それぞれ入っていった選手が「自分が流れを変えるんだ」という強い気持ちを持ってゲームに臨むことが必要だと思います。 今日で言えば#18 角野亮伍選手が素晴らしいディフェンスで流れを変えてくれましたし、 終盤では#0 ザック・オーガスト選手のディフェンスも素晴らしかったです。 #43 イデソンの活躍も流れを変えたので選手それぞれが戦ってくれたと思います。

-自身の(4Q)同点に追いついたプレーを振り返って
ライアンHCが自分を信頼してくれて最後にボールを渡すプレーを指示してくれたので それを遂行し切って得点を奪ってやろうと思いました。 エンドワンのフリースローを外してしまったことについては悔しさが残りますが、 #7長野誠史選手が自分を救ってくれました。

-最後の最後までファンの大青援がありました。
今日もホームゲームのような雰囲気で戦い切ることができ、感謝という言葉で表し切れないです。 なんと表現したらいいかわからないくらいファンの皆さまの青援が力になりました。

-3連戦とタフな試合が続きます。
3連戦と身体的にきついことは事実ですが、その中でもチームの中で誰もが立ち上がって戦い続けますし、 何よりもファンの方々のために試合に臨みたいと思います。

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