1/13(水)天皇杯3次ラウンド vs.琉球
ゲームレポート
第96回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会の3次ラウンドは、アウェーで琉球ゴールデンキングスと対戦。1Qから二桁リードを築くと、40分通して集中したディフェンスを継続して25点差で快勝。ファイナルラウンド進出を決めた。
1Q 琉球 12–25 三河
コリンズワースがリバウンドを支配し、好スタートを切る
スターティング5は、#1川村、#5コリンズワース、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。
負けたら終わりの一戦。立ち上がりから#14金丸が積極的にリングに向かい、フリースローで先制すると、#5コリンズワースのリバウンド、#54ガードナーのターンアラウンドで順調に得点を重ねていく。
守備でも、琉球の強みであるリバウンド争いで上回って、開始から約4分間を無失点に抑え、8-0のランで試合の流れを掴む。
その後も#5コリンズワースを中心に、テンポの良いパス回しで息の合ったチームオフェンスを展開。#5コリンズワースのオフェンスリバウンドやアタックから、#54ガードナーと#32シェーファーが加点すると、#21ウィティングトンも3Pシュート、カットインの連続得点で続き、琉球 12–25 三河とダブルスコアを築く。
#54 ダバンテ・ガードナー
2Q 琉球 21–40 三河(琉球 9–15 三河)
ディフェンスで我慢し、リードを19点に広げる
スタートは、#5コリンズワース、#7長野、#8高橋、#15根來、#21ウィティングトン。
#21ウィティングトンのミドルシュート、#8高橋の3Pシュートで1Qの良い流れを継続する。
琉球は#3並里の連続得点で応戦するが、#5コリンズワースのキックアウトから#21ウィティングトンが3Pシュートを沈めて、16-33と点差を広げる。
その後は両チームともにオフェンスが重くなり、我慢の時間が続くが、#11熊谷がキレのあるドライブでこう着状態を打ち破ると、シュートタッチ良好の#21ウィティングトンが3Pシュート、#54ガードナーがアタックで突き放し、19点リードで前半を終える。
#5 カイル・コリンズワース
#11 熊谷航
3Q 琉球 46–65 三河(琉球 25–25 三河)
9点差まで迫られるが、両エースの得点で流れを誘引
スタートは、#1川村、#5コリンズワース、#14金丸、#32シェーファー、#54ガードナー。
開始早々、#32シェーファーのコーナー3Pシュートでリードを20点の大台に乗せる。
しかし琉球も簡単には勝たせてはくれない。#45クーリーがインサイドで強さを発揮して猛反撃。#1川村がスティールから走って対抗するが、残り4分半に琉球#3並里がフローターで9点差まで追い上げられる。
ここで両エースが悪い流れを断ち切る。#14金丸がフェイダウェイを突き刺し、#54ガードナーはバスケットカウントとフックシュートの連続得点。#54ガードナーとのコンビネーションで#14金丸もバスケットカウントをもぎ取って盛り返すと、#5コリンズワース、#14金丸のフリースローで突き放し、#3柏木の3Pシュートで後半開始時の19点差に戻して最終Qを迎えた。
#14 金丸晃輔
#3 柏木真介
4Q 琉球 60–85 三河(琉球 14–20 三河)
25点差で完勝、ファイナルラウンドへ駒を進めた
スタートは、#3柏木、#11 熊谷、#15根來、#21ウィティングトン、#54ガードナー。
#54ガードナー、#3柏木が安定したゲームコントロールで試合を優位に運ぶ。
#54ガードナーのミドルシュート、#21ウィティングトンのゴール下合わせで22点のリードを得るが、ディフェンスの強度を落とすことなく、#3柏木がスティールから絶妙なパスで#21ウィティングトンのバスケットカウントをアシスト。#11熊谷もドライブで切り込んでバスケットカウントを獲得し、反撃の隙を与えない。
その後も#14金丸が1on1からフェイダウェイをねじ込み、#54ガードナーがスティールからユーロステップで得点。#21ウィティングトンが3Pシュート、#11 熊谷がピック&ロールとそれぞれが特徴を発揮し、最終スコア琉球 60–85 三河で快勝。さいたまスーパーアリーナで行われるファイナルラウンド進出を決めた。
#21 シェーン・ウィティングトン
#54 ダバンテ・ガードナー
試合後コメント
鈴木貴美一ヘッドコーチ
オフェンスについてはいつも通りの点数でしたが、ディフェンスの入り方が上手くいったことと、今日は琉球さんのオフェンスの調子が良くなかったこともあって、失点を抑えられたことが勝因だと思います。
実際の点差ほどの力の差はないですが、我々のディフェンスが上手くいったことは紛れもない事実です。琉球さんは非常に良いチームなので、(そんなチームに対して)我々も本当に集中して戦って、良い形で勝つことができて良かったです。
#14 金丸晃輔
今日は出だしから終始三河のリズムで戦えて、1試合通して内容としても素晴らしいゲームでした。相手の得意とすることをやらせないチームとしてのディフェンスのルールを上手く遂行できていたことが一番良かったです。
次は3月のファイナルラウンドで試合が空いてしまうんですが、Bリーグのレギュラーシーズンでもさらにチーム力を高めて、もう一つステップアップした状態で次の天皇杯に挑み、40分間しっかりとディフェンスから入って戦っていきます。